映画『銀の匙』広瀬アリスin帯広 酪農体験レポート
北海道の農業高校を舞台に酪農と青春を描いた人気コミックを、Sexy Zoneの中島健人主役で映画化し、現在ヒット中の最新作『銀の匙 Silver Spoon』。中島演じる主人公の八軒勇吾をはじめ、生徒たちが送っている自然いっぱいの酪農生活は魅力に富んでいる。ヒロイン、御影アキ役の広瀬アリスは中島と共に撮影前、約1か月間の酪農生活を体験した。撮影後半年ぶりに同地を訪れた広瀬自身、「人生観がガラリと変わりました!」と振り返る“酪農”な一日をご紹介!
朝は太陽と共に! 4時に起床です!
酪農体験中、中島や広瀬たちは、毎朝4時に起床していたという。「東京では夜型人間で、毎晩遅くまで携帯いじったりして寝るのが夜中過ぎになることもしばしば」だった広瀬だが、「ここにきてからは夜8時には眠たくなっていましたね。だから朝の早起きもあんまりつらくはありませんでした」とニッコリ。
起きて一番にするのが牛舎の掃除。それから牛に牧草を与える仕事。半年ぶりに牛舎を訪れた中島と広瀬は、「おお~~なつかしいね!」と大興奮で牧草を牛に与えていた。記者もトライしたものの……これ、結構重いんです!
懐かしの“ティラミス”に再会! 立派に成長した姿にママは大喜び!
牛たちと戯れていた広瀬はある雌牛の姿にビックリ仰天。酪農体験の時、お乳をあげていた子牛、ティラミスちゃんだった。すっかり大きくなった姿に「え~?! 全然気が付かなかったです! 本当に小さかったんですよ、この子。半年でこんなに大きくなるんですね。立派に成長してくれてうれしいです」と大感激!
映画でも生徒たちが授業の中で豚や牛を育てていくシーンがあるが、自分の手で育てた牛たちだからこそ、「食」への価値観も大いに変化したそうだ。広瀬は「これまでの生活では牛のお肉と言ってもスーパーの切り身しか見たことがなかった。でもこうして酪農を体験してからは命をいただくことの大切さが分かるようになりました」と感慨深げに話していた。
癒しな時間……それは子牛との触れ合いタイム!
久しぶりに訪れた広瀬牧場で、広瀬のテンションがひときわ上がったのは「子牛の牛舎に行きます!」と言われたとき。「やったー!」と瞳をキラキラ輝かせて大喜びで子牛たちの元に駆け寄るとおもむろに袖をまくり上げ、「よおーし、久しぶりにアレやっちゃおうかな」と笑った。一体何がはじまるの!? と周囲がビクビクしていると、突然子牛の口の中に手のひらを思いっきり突っ込んだ! 子牛にチュウチュウ手を吸われながら「は~気持ちいい~!」とウットリ。
広瀬によると、これは子牛がお乳を吸えるようになる訓練なのだそう。「わたしも中島くんも、この仕事が大好きで! もうこの手を吸われる感覚はなんとも表現できないんですよ~」と両手を子牛にチュウチュウされながら語る姿は、主人公の八軒雄吾にカルチャーショックを与える“酪農っ子”のアキちゃんそのものだった。
必見は、ばんえい競馬の雄姿!
映画のなかで一番の見せ場となっているのは、「ばんえい競馬レース」のシーン。広瀬と、黒木華の二人はスタントなしでばんえい競馬に挑戦! さっそうと乗りこなす二人はとにかくかっこいいの一言に尽きる。もともと動物が大好きだったという彼女ですが、今回のロケを通して馬ともとっても仲良くなれたそう。中島と共に馬術部員を演じるため、馬のブラッシングから始まり、馬蹄の掃除などすべてをこなして馬との絆を深めていったという。
長い髪をばっさり切るなど、セブンティーン専属モデルが持つ都会っぽさを封じ役、への準備も完璧だった広瀬。そんな役柄への情熱に加え、自然の中でのびのびと育ったアキを演じられたのは、1か月間の酪農体験あってのものだったに違いない。
映画『銀の匙 Silver Spoon』は公開中
(C) 2014映画「銀の匙 Silver Spoon」製作委員会 (C) 荒川弘 / 小学館.