映画『テルマエ・ロマエII』短期集中連載1:ルシウス、イタリア・ナポリに降り立つ!『テルマエ・ロマエII』現地直送新聞
映画『テルマエ・ロマエII』のワールドプレミアに出席するため、イタリアを訪れた主演の阿部寛とヒロインを演じた上戸彩に密着! ポンペイ遺跡ツアーやワールドプレミアの舞台裏などなど、盛りだくさんの内容でお伝えするスペシャル新聞をお楽しみください! 取材・文:編集部・森田真帆 構成:山本優実
迫力満点のコロッセオは、映画そのもの!
紀元前80年ごろに建設されたポンぺイのコロッセオ(円形闘技場)は、現存する闘技場としては世界で最も古い建設物。約2万人の観衆を収容できる大きさで、ここではスポーツのほかに、グラディエーターや猛獣の闘いが行われていたそう。映画でもルシウスが「こんな残酷なことに喜ぶとは……」と嘆くシーンがありますが、当時はこの命を懸けた戦いに観客は異様なほど熱狂していたとか。コロッセオのど真ん中に立ったお二人は「めちゃくちゃ広い!」と感激!
映画『テルマエ・ロマエII』では……
剣闘士役の曙や琴欧洲が迫力満点の闘いを繰り広げているコロッセオはなんとCGではなく本物! ブルガリアのロケ地に、50メートルを超えるコロッセオを建設してしまったのです! これには阿部さんも「あそこまででかいと、それだけでギャグ!」と思わず突っ込んでしまった迫力満点のコロッセオは必見です!
至れり尽くせりのポンぺイの浴場は超豪華!
当時の人々は脱衣室で服を脱ぎ、体を拭く布と香油ビンを持って、まずぬるま湯の温浴室で体を温めたあとサウナのような熱浴室に移動。汗を流しながら、大理石の水盤にたまった冷水を飲んでテルマエを満喫していたそう。本当に日本の銭湯と同じような、ちゃんとした作りになっているんです! 今もそのままの形で遺(のこ)っている浴槽に「ここに2,000年前の人たちが入っていたと思うと、ドキドキしますね」とロマンを感じたお二人でした。
映画『テルマエ・ロマエII』では……
浴場設計技師のルシウスは本作でも大忙し! 古代ローマの浴場はお風呂好きのローマ人で満杯。ルシウスは、大はしゃぎしすぎる子供たちのために子供用のテルマエを建設したり、闘いに疲れたグラディエーターたちの体を癒やすためのテルマエを作ったり、戦場にいるケイオニウスのために簡易テルマエを作ったり……。
今回は現代日本から一体どんなアイデアを得ていくのか!? 前作よりもさらにパワーアップしたタイムスリップシーンは、爆笑必至! ウオータースライダーのシーンでは、阿部さんがかなり体を張って滑りまくっております。
世界遺産であるカゼルタ宮殿にある劇場で行われたワールドプレミアには、現地のナポリっ子たちが大集合!
舞台あいさつに登場した阿部さんと上戸さんには大きな拍手が送られ、サプライズで行われた「足湯体験」では、二人が観客に指圧をすると歓声が巻き起こり、ナポリにはないという「足湯」と日本の「指圧」に全員が興味津々の様子でした。
上映が始まると、ナポリの観客は大爆笑! とあるシーンで流れる北島三郎の「与作」に合わせて合唱が始まったり、テルマエ恒例のウォシュレットシーンで大ウケしたりと、最後まで笑い声の絶えない楽しいプレミアとなりました!
上映後の感想を、お二人に聞いてみると……
阿部:皆さんが本当に楽しく過ごしてくださっているのがわかったので、うれしかったですね。ルシウスと真実のラストシーンでものすごい歓声が上がったので何かと思ったらどうも「早くキスしろ! ルシウス」ってことだったそうで(笑)。そういう感想もイタリアならではで、ものすごく面白かったです。
上戸:わたしたちは2階のバルコニー席で鑑賞していたんですが、3階の方の足音が聞こえてくるんです。爆笑するときに皆さんが足をバタバタさせているのが聞こえてきてすごくうれしかったですね。日本で公開する前に大きな自信をもらえました。
上映直後、興奮冷めやらぬ観客に感想を聞いてみると……
「すごく面白かった! 日本の混浴温泉に行ってみたくなったよ。エロチックではなく、とてもアットホームなのがステキだった」
「お相撲さんが出てきたのはすごかった! 本物なの? 彼らはグラディエーターとして立派に闘えただろうね!」
「日本のトイレすごすぎ! イタリアにも欲しいよ」
「ルシウスがギョウザを食べるシーンが面白かった。僕らも日本でギョウザを食べたらきっとあんな顔になるんだろうなあ」
「何でもジョークにできちゃうこの映画は最高だと思いました。阿部さんの肉体もセクシーだったし、ケイオニウス(北村一輝)もすごくイケメン! 彼らは日本の女性からきっとモテモテなんでしょうね!」
などなどさまざまな感想が飛び出しました。
劇場の観客にアンケートを実施!
さらに、劇場の観客の中から約200名を対象に行ったアンケートでは意外な結果が!
アンケート用紙には、お気に入りのキャラクターの近くの余白にハートマークを付けたり、下記のような添え書きも……。ルシウス(阿部)へ「すごい(日本語)」「I love U」、ケイオニウス(北村)へ「この人はケイオニウスだ!」「☆☆☆☆☆!」などなど、古代ローマのプレーボーイ・ケイオニウスを演じた北村一輝さんの女子人気も、かなりのものでした。続いて……。
指圧、たる風呂と接戦の中、僅差でウォシュレットが勝利! 感想にもあったように、ナポリっ子たちはみんなが日本のウォシュレットに感動した様子。ハリウッドスターでさえも感動して購入してしまうウォシュレット! ルシウスが思わず涙を流す心地よさは古代ローマ人も現代のナポリ人も関係なく、共通の感動を呼ぶようです。
映画『テルマエ・ロマエII』は全国公開中
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映画『テルマエ・ロマエII』阿部寛&上戸彩 単独インタビュー全文はこちら
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