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『ルパン三世』豪華キャストリレーインタビュー!

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『ルパン三世』豪華キャストリレーインタビュー!

いよいよ8月30日に公開される実写版映画『ルパン三世』小栗旬玉山鉄二綾野剛黒木メイサ浅野忠信といった超豪華キャストへ取材したニュース記事を週1で更新していきます。それぞれの役作りや撮影裏話もここでイッキにまとめ見しちゃいましょう!

【NEW!!】小栗旬さん(ルパン三世)x黒木メイサさん(峰不二子)にインタビュー!(9/1配信)

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『ルパン三世』

小栗旬、ルパン三世の役づくりにシェイクスピア劇の経験生かす

 モンキー・パンチの国民的な人気同名漫画を原作としたオリジナルストーリーを北村龍平監督が実写化した映画『ルパン三世』で、ルパン三世を演じた小栗旬と峰不二子を演じた黒木メイサが、プレッシャーの中で挑んだ役づくりについて語った。

『ルパン三世』

 昨年の11月に本作のキャストが発表されたとき、日本中でキャスティングへの賛否両論が巻き起こった。そのプレッシャーを一番感じていたであろう小栗は「どの役も、プレッシャーがあったと思うんです。でもだからこそ、僕も僕でいろんな方に助けてもらった。助け合いが多かった現場だったと思います」と撮影を振り返る。

 中でも小栗が「一番しんどい役」と話すのが、ルパン三世一味の紅一点である峰不二子。演じた黒木は「アニメの不二子ちゃんを意識することはあまりしないようにしていました。ただ一つ心掛けていたことは、男性にとっても女性にとっても魅力的に映ればいいなと思っていました」と役への思いを語った。そんな黒木を小栗は「りんとして、ひたすら現場で過ごしている姿を見て、この人男らしいなって感心しました」と絶賛する。

 一方、ルパンを演じた小栗はどのようにして役をつくり上げたのか。小栗は「ルパンは無国籍で個性的なキャラクターで、いわば翻訳劇みたいな感じだった」と明かす。これまで、小栗は映画やドラマの仕事の傍ら、2003年の「ハムレット」など数々のシェイクスピア劇を蜷川幸雄の演出のもとで経験してきた。

『ルパン三世』

 「ルパンをつくる上で、これまで自分がやってきた翻訳劇が役立ったと思うんです。本来、普通の生活をしていてウインクなんてしないじゃないですか。だけどそれができてしまうのも、これまでの芝居の積み重ねがあったからなのかな」と小栗は語る。黒木もまた、つかこうへいのもとで舞台経験を積んでおり、体当たりで挑んだアクションはさすがの一言だ。

 「ルパンというキャラクターを形成する上では、僕がこれまでやってきた演劇という土台が生きてくれたのかな思っています」と真っすぐな目で演技論を語る小栗の言葉を聞くと、現代でルパンと不二子を演じられる俳優は二人のほか考えられないように思えてくる。作中では、数々のプレッシャーを感じながらもこれまでの経験を信じて挑んだ役者たちの演技がスクリーンで光っている。(取材・文:森田真帆 写真:高野広美)

石川五ェ門役 綾野剛さんにインタビュー!(8/29配信)

『ルパン三世』

綾野剛、『ルパン三世』五ェ門役は「しまった」と思うくらい大変!?

 映画『ルパン三世』で、斬鉄剣を使いこなす剣の達人、石川五ェ門を演じた綾野剛が、同役を表現することの苦労を語った。「実はセリフも『またつまらぬものを斬ってしまった』だけでいいと思っていたんです」と語る綾野は、あえて五ェ門というキャラクターを記号として演じたそう。

『ルパン三世』

 「誰もが抱いている五ェ門のイメージに近づけるという意味での記号。ほとんどアニメを観たことがない人でも、五ェ門はこういうキャラクターだってことを知っているくらいの国民的キャラクターですから。とにかくそのイメージに近づけることに徹しました」

 そんな綾野は、五ェ門の特技でもある剣のアクションにも果敢に挑戦。「五ェ門が人を殺すことを楽しんでいるイメージってないじゃないですか」と言う綾野。その言葉通り、剣を使ったアクションにおいても原作やアニメの五ェ門のイメージを大切にし、「峰打ちしているつもりで敵を斬っていました」とその苦労を明かした。

『ルパン三世』

 「五ェ門は刀を抜いたら斬れてしまうんです。抜いたら人だって真っ二つになってしまうんです。だから簡単には抜くことができない。抜かないことの強さ。そのニュアンスがすごく難しかった。それと斬鉄剣は普通の刀よりも20センチも長くて、すごく重い。抜刀するだけでも大変で。あと戦っているときに表情を変えられないと思っていました。汗もかかないし、息も乱れない。舞いに近い感覚です。自分でそういうふうにしようと決めておきながら、あとで『しまった』と思うくらいに大変でした」

 現代なのに刀に和服姿という、一人だけ違和感のあるキャラクターでいられたのも原作が持っている力のおかげと言う綾野。「ジャンボ機を斬ったり、車をひっくり返したり、現実にはあり得ない。五ェ門は、生身の人間でいられるルパンたちとは違ってホントにアニメっぽいですから。だからこんなことできるはずがないという考え方を捨てて、『五ェ門だったら当然』という感覚でやっていました。そういう意味では楽しんで演じることができました」という言葉からは役に徹する真摯(しんし)な熱さが感じられた。(文:永野寿彦 写真:山本優実)

銭形警部役 浅野忠信さんにインタビュー!(8/22配信)

浅野忠信、次元役だと思っていた!銭形警部オファーにショック!?

『ルパン三世』

 映画『ルパン三世』で銭形警部を演じた浅野忠信が、役への思いや国際色豊かなスタッフと作り上げた作品について語った。

 小栗旬演じるルパンが率いる怪盗一味を、「待~て~!」と追い掛け回す銭形警部。ベージュのトレンチコートが絵になっていた浅野だが、実は銭形役のオファーは全くの予想外だったそう。「役者仲間で集まると、もしもルパンが映画化されたら……って話をしていたんですよ。若い頃はよく次元って言われていたんだけど、まさかとっつぁんとは! なんか年を感じましたね(笑)!」

 銭形警部という人気キャラクターを演じることに、「みんなの期待に応えられる自信は、最初からなかったです」と話す浅野は、クランクイン前は「俺は俺なりのとっつぁんを演じるしかない」と開き直っていたという。「でも実際に現場で演じると、アニメのイメージがどうしても離れなくて」と苦笑いを浮かべ、「自分では意識していないのに、無意識のうちに“ダミ声”で『ルパ~ン!』って勝手に叫んでいる自分がいるんですよ」と役づくりの苦労を明かした。

『ルパン三世』

 「小栗くんの役どころは、みんなに期待されるから本当に大変だったと思います」と話す通り、ルパンを演じた小栗にかかる周囲からのプレッシャーは、ベテランの浅野でも感じていたという。だからこそ、“小栗ルパン”に感動したという浅野は、「小栗くんは最高に良かった! 完成した作品を観たときも、とにかくルパンがかっこいいなあとほれぼれしましたね」と絶賛する。

『ルパン三世』

 日本のみならず、タイ、韓国などアジア各国のスタッフが集結して完成した本作。ハリウッドでも活躍している浅野は、「これまで僕はいろいろな国の方々とお仕事をさせてもらって、映画の作り方を学んできました。この映画は、タイの撮影スタッフや、韓国のアクションコーディネーター、俳優も韓国や台湾から参加している。これからの映画は、アジアで力を合わせて作っていけば、もっと多くの人を楽しませることができると思います」と熱を込める。浅野の力強い言葉からは、グローバルな映画人たちとの協力によって新たに生まれた実写版『ルパン三世』への自信が伝わってきた。(取材・文:森田真帆 写真:高野広美)

次元役 玉山鉄二さんにインタビュー!(8/15配信)

『ルパン三世』

『ルパン三世』玉山鉄二、ワイヤーでつられる!吹き替えなしで挑んだ次元

 映画『ルパン三世』で、ニヒルでクールなガンマンとして知られる人気キャラクター、次元大介を演じた玉山鉄二が、実写化にあたっての同役への思いとこだわりを語った。

『ルパン三世』

 次元役に決まった玉山から出した条件は「全部自前でやらせてほしい」ということ。「次元の特徴とも言うべき外見が付けひげやエクステだったら見え方が全然違うと思うんです」と言う玉山は、ひげをたくわえ、髪を伸ばして、いかにも次元らしい外見を作っていった。トレードマークのたばこも、原作やアニメと同じように折れ曲がった物をカットごとに用意したという。アクションに関しても「全部僕がやらせてもらいました」と玉山。

 「吹き替えされる方のほうが立ち回りもできるんですけれど、さすがに銃の使い方がうまい人を探すのは難しいじゃないですか。日本では銃はダメですからね。『フリージア』という作品で殺し屋を演じたこともあって、銃さばきみたいなものをある程度わかっていたことが大きかったと思うんですけど、監督から吹き替えの方よりうまいと言われたんですよ。で、結局は全部自分でやることになって。ワイヤーで引っ張られたりして、玉山だってことがわからないようなカットまで僕がやっています(笑)」

『ルパン三世』

 アクションに至るまで徹底して外見的なイメージを大切につくりながらも、演技を原作やアニメに寄せることは考えていなかったという。「キャラクターの特徴全てをすくうことは不可能なので、次元の大事な部分を明確にイメージして臨まないといけないと思っていました。そうすることで違和感を極力少なくしていこうと。僕が感じた次元の魅力というのは、大人の男のカッコよさ。とにかく無駄なことをしないこと。アウトプットの芝居というよりは、何かがあったときのリアクションの積み重ねが次元を形づくっていくんじゃないかと思っていました。だから僕にとってはある意味、引き算の作業でした。言うなれば、ルパンは見せる美学、次元は見せない美学ですね」と役に対しての自信をのぞかせた。(文:永野寿彦 写真:山本優実)

映画『ルパン三世』オフィシャルサイト

映画『ルパン三世』作品情報はコチラ

© 2014 モンキー・パンチ/「ルパン三世」製作委員会

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