『ゼロ・グラビティ』特集：宇宙の脅威を91分で疑似体験！あなたはこの極限状況に耐えられるか？
第86回アカデミー賞で監督賞、撮影賞、視覚効果賞など最多7部門で受賞したSFサスペンス『ゼロ・グラビティ』。『アバター』（2009）のジェームズ・キャメロン監督も絶賛した宇宙のパニック映像のほか、オスカー女優サンドラ・ブロックが体現する、宇宙をたった一人でさまようヒロインの恐怖、孤独には誰もが息をのむはず。絶望的な状況下で、地球に帰還しようと奮闘するヒロインの壮絶なサバイバルを体感しよう！
ストーン博士（サンドラ・ブロック）がスペースシャトルの船外でミッションを遂行する中、人工衛星の爆破で生じた大量の破片群が飛来。それらがシャトルに衝突して大破し、ストーンは体を固定する作業用アームごと宇宙へ。アームを外しても体の回転は止まらず、自身のいる場所を割り出すGPS装置も停止。一人、果てしない漆黒の宇宙空間を漂う恐怖に心拍数は急上昇……！
対処方法：仲間のコワルスキーに救助されロープでつながれる
ストーンがパニックに陥る中、クルーの一人であるコワルスキー（ジョージ・クルーニー）からの無線で、宇宙服のライトを点灯するよう指示が。即座に従うも、回転と漂流は止まらず、恐怖が引き起こす過呼吸が宇宙服の酸素量を急速に減らしていく。諦めかけたその時、ジェットパックを背負った彼がライトを目印に彼女をキャッチ！ ロープでつながれ、間一髪で宇宙漂流の危機を回避することに成功！
ストーンとコワルスキーは、地球帰還が可能な宇宙船「ソユーズ」がドッキングされたISS（国際宇宙ステーション）を目指す。だが、コワルスキーのジェットパックが、まさかの燃料切れに！ 態勢や速度を制御できぬままISSに激突し、ロープを結ぶ留め具も解除。すんでのところでストーンがロープをつかむが、少しでも手を緩めれば離れ離れに！ 仲間もろとも死ぬか、一人生き残るか、アナタだったら……？
対処方法：コワルスキーがつかんでいたロープを離す
衝突の反動により、ロープでつながっている状態は非常に不安定。このままでは2人とも死んでしまうため、コワルスキーはロープを離そうとする。ロープを離すまいとするストーン。しかし、衝突の強い反動を受けて身動きできない体勢に陥り、宇宙服の酸素もついに0％に。2人して宇宙に流されると危惧したコワルスキーは、ついにロープを外してしまう。遠く離れるコワルスキーの姿に、ぼうぜんとするストーンの耳に、無線を通して地球帰還の手順を説明する彼の声が響く……。果たしてコワルスキーは奇跡的に生還できるのか……？
酸素切れで意識が遠のく中、ストーンは気絶寸前でISSの内部へ。が、今度は肝心のソユーズが機体損傷と着陸用パラシュートの船外噴出で帰還には使えないことが発覚する上に、ISS内部で火災が発生！ 消火にあたるも壁に頭を強打して昏倒（こんとう）。そのわずかな間にも火炎は爆炎となり、彼女は火の海に囲まれてしまう。爆炎が迫りくる中、ストーンはソユーズに急ぐが……。
対処方法：ISSからソユーズの離脱を試みる
炎に包まれる寸前でソユーズに乗り、ドッキングを解除。中国の宇宙ステーション「天宮」へ向かうも、飛び出したパラシュートのワイヤーがISSに絡まって離脱不可能に……。推進システムを操縦してISSとの接触を防ぎ、ワイヤーを外そうと焦るストーン。そんな中、後ろを振り返ると、地球を周回して再飛来する破片群が！ まさに万事休す！
テレビリモコンのdボタンを押すと、ストーリーに合わせて映画の撮影裏話などの解説が表示され、さまざまな角度から分析された情報を知ることで作品をより深く楽しめるシーンガイド。案内人を、映画評論家の町山智浩が担当。WOWOWメンバーズオンデマンド（WMOD）では特別動画も視聴可能。
『ゼロ・グラビティ』11/22（土）夜7:45～【WOWOWシネマ】
©Warner Bros. Entertainment Inc.