『テルマエ・ロマエ』特集:だからやみつきになる!?『テルマエ・ロマエ』お約束集
テルマエ(古代ローマの公衆浴場)作りに情熱を注ぐ男が、古代ローマから現代日本にタイムスリップ! 第1弾に続き、IIも大ヒットを記録した阿部寛主演のSF(すごい風呂)コメディー『テルマエ・ロマエ』。ファンにはおなじみの「お約束ポイント」をおさらいして、シリーズの魅力を再確認しよう!
「古代ローマの浴場技師・ルシウスが現代日本にタイムスリップし、体験した風呂文化を持ち帰って模倣する」という展開が、最大のお約束となる本作。そのため、ルシウス役の阿部寛を筆頭に、市村正親、北村一輝、宍戸開といった「顔の濃~い」日本人俳優をローマ人のメインキャストに大抜てき! 一方、「平たい顔族」こと日本人の役には、上戸彩ほか「顔の濃くない」役者を起用。なぜか濃厚顔の竹内力が「平たい顔族」に交じっているのも面白ポイントだ。
テルマエの設計に悩むルシウスは、溺れると現代日本にタイプスリップし、涙を流すと古代に戻る。日本人も同様に、溺れると古代ローマへ飛び、泣くと現代に戻るのだ。この劇中ルールのせいなのか、ルシウスは風呂から井戸に至るまで、さまざまな場所でよく溺れる。涙の原因も「感動」「刺激物」などいろいろあるので、いつスリップするのか予断を許さない。タイムスリップ中にオペラ歌手が登場するのも大事なルールといえるだろう。
日本でカルチャーショックを受けるたびに、両目をひんむいて驚がくするルシウス。Iでは「壁の富士山」「ケロヨンの手おけ」などの銭湯アイテムや、「トイレのウォシュレット」に大感動。オートで動く電気製品に遭遇すると、「奴隷たちが頑張っているのだ」と、いちいち妄想してしまうのもお約束だ。
IIでは「温水プールのウォータースライダー」に感銘を受け、ほぼ全裸で大ハシャギ! 心底笑える阿部寛の顔芸&オーバーアクションから、目が離せない!
ルシウスは現代日本から古代に戻るとき、アイテムを持ち帰ってしまうことがある。銭湯で飲んだ「フルーツ牛乳のビン」や熱川バナナワニ園の「バナナ」を持ち帰ってしまい、古代ローマでちゃっかり活用したのがIだった。
IIでは、温泉街のラーメン店から「焼きギョーザ」を故意に持ち帰り、古代ローマ風にアレンジして民に提供する。最初は無自覚だったのに、意図的に何かを持ち帰るようになるルシウスの、したたかな変化にも注目したい。
テルマエの壁にベスビオ火山の絵が描かれ、ケロヨンの文字をまねたロゴ入りおけが置かれる。……なんて模倣はほんの序の口。ジャクジーに感銘して古代に帰ったルシウスは、奴隷たちが地下から空気を吹き込む「アナログな泡風呂」を設計。IIでは温水プールのウォータースライダーを再現するべく、滑り台の階段に並んだ奴隷たちに湯のバケツリレーをさせる。なにしろルシウスは古代人。発想は湧いてもテクノロジーが存在しないので、人力に頼るしかないのだ。
Iでは銭湯にいるおじいちゃん、IIでは炭焼き小屋の老人を演じた昭和の名芸人・いか八朗ほか、懐かしの有名人が多数登場するのも本作の魅力。IIにはさらに、ラーメン屋の店主として往年のスター・白木みのるが現れ、ライオンに首をかまれたことで知られる昭和の大女優・松島トモ子が、「露天風呂で熊に首を甘がみされる」という強烈なギャグをかましてくれる。昭和のスターではないが、IIならではの設定で登場する元力士の曙と琴欧洲も要チェック!
『テルマエ・ロマエ』
【WOWOW シネマ】3/7(土)19:00-21:00
【WOWOW プライム】3/8(日)18:00-20:00/3/12(木)18:00-20:00
『テルマエ・ロマエII』
【WOWOW シネマ】3/7(土)21:00-23:00[初回]/3/15(日)13:30-15:30
【WOWOW プライム】3/8(日)20:00-22:00/3/12(木)20:00-22:00/3/22(日)16:00-18:00
『テルマエ・ロマエ』シリーズ一挙放送のスケジュールはコチラ>
<関連番組>
「テルマエ・ロマエ」シリーズ一挙放送記念!阿部寛特集
【WOWOW プライム】3月8日(日)~10日(火)
≪ラインナップ≫
ステージ:ジュリアス・シーザー
阿部 寛×藤原竜也×横田栄司×吉田鋼太郎
作・W.シェイクスピア 演出・蜷川幸雄
【WOWOW プライム】3/8(日)15:00-[初回]
『チーム・バチスタの栄光』
【WOWOW プライム】3/9(月)18:00-20:00
『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』
【WOWOW プライム】3/9(月)深夜1:30-[R15+]
『ジェネラル・ルージュの凱旋』
【WOWOW プライム】3/10(火)17:45-
©2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会
© 2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会
©2010 井上荒野/新潮社 ©2012 「つやのよる」製作委員会