小説世界と現実世界に登場する不思議な『リトルプリンス』のおじいさん:動画特集第3回
星の王子さまと、大切な10人の仲間たち
『リトルプリンス 星の王子さまと私』に登場する元飛行士のおじいさんは、小説と映画をつなぐ重要なキャラクターで表現の違う二つの世界に登場する。一つは紙を素材に作られたストップモーションで表現される物語の世界。そこで星の王子さまと砂漠で出会う。もう一つは、主人公の少女がいるCGで表現される現実の世界。そこで少女の隣の家に住んでいる彼は一体何者なのか。
原作小説に登場する飛行士は、原作者のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリという解釈で読むこともできた。しかしマーク・オズボーン監督は、本作に登場する元飛行士は作者ではなく、オリジナルキャラクターだと断言する。「今回元飛行士が登場することで作者がまだ生きていると思わせることがないように、フィクションとして創造された彼に近いキャラクターを作ることは、わたしたちがとても気を付けた点でもあります」。
映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』は11月21日より2D / 3D全国公開