キャストに直撃！三谷監督にもの申す！
『ギャラクシー街道』恋のあるある大特集
三谷幸喜監督の最新作『ギャラクシー街道』でユニークなキャラクターを演じたキャスト陣。撮影時にはどんなことがあったのか？三谷監督との知られざるエピソードや、監督にここぞと言っておきたいことを直撃しました！
香取慎吾さん
『ギャラクシー街道』は観たこのとない三谷ワールド。「初めての三谷幸喜」を世に送り出すときに僕を選んでくれてうれしいです。ただ、これまでは中心にいるストーリーテラーのような役が多かったので、次は濃くて弾けた役もお願いします！
綾瀬はるかさん
撮影は楽しかったので、もの申したいことはないんです。ただ、『ザ・マジックアワー』でご一緒させていただいたとき、最初に三谷さんが教えてくださった「演技とは何か」のお話。三角形があって、何かと何かと何かが大事、ということは覚えているんですけど、それぞれが何だったのか忘れちゃったんですよ。新しい作品に入る前にはいつも三角形を描いて思い出そうとするんですけど……次回作のために、改めてレクチャーお願いします！
小栗旬さん
現場で三谷さんが新しくやる大河ドラマ「真田丸」に出してくださいよと言ったら、「やりたい役はありますか？」と聞いてくださったのに一向にオファーがありません。どうなりましたか（笑）？
優香さん
舞台あいさつで三谷さんが出演者全員に「宇宙一◯◯」というキャッチフレーズを付けたとき、わたしは「宇宙一、肉が好き」だったんです。確かに事実だから何も言い返せなかったけど、もっといいこと言ってほしかったです（笑）！
西川貴教さん
撮影現場で「ズズ良かったので、ぜひスピンオフを」と三谷監督自身がおっしゃっていたのを覚えていますか？ 信じて待っていますよ！ 何ならほかの役でも構わないので（笑）。
遠藤憲一さん
脚本は全ての第一歩。ゼロから始めるものなので、役者が演じるよりも何倍も苦しいと思う。そんな中で、きらめくような作品を作り続けている三谷さん。そのまま突き進み、いっぱい傑作を生み出すことと思います。またご一緒できたらうれしいです！
段田安則さん
普段からマジメなおじさん役が多いのですが、三谷さんの中にも僕はおカタイ地球人というイメージがあったのかな？ せっかくなら変な宇宙人役をやりたかったなぁ。たまには僕も弾けたいですね。パート2があったらぜひ。
石丸幹二さん
こういう人間くさい役をやったことがなかったので、台本を読んだときは非常に恥ずかしかったのですが、そういう恥ずかしい姿を撮っていただいてありがとうございます（笑）。結果的に自分の新しい可能性が広がりました。
秋元才加さん
三谷さんが「秋元さんの女性らしさを出したい」と言って、胸にもお尻にもあんなにいっぱい詰め物をしたのに、映像では“ボンキュッボン”があんまり伝わらなかったみたいです。わたしを初めて見た人が、わたしを巨乳だと思っていただけるチャンスだったのに（笑）！
田村梨果さん
もっと叱ってほしかった！ わたしが何度NGを出そうが絶対に怒らないのですが、本音では「バカヤロー！」とぶん殴りたかったのではないかと。あと、エロティックなシーンでの注文もいろいろ頂きたかったです（笑）。
山本耕史さん
ゼットは生活が荒んでいるという裏設定があって、首筋のデキモノに絆創膏を貼っている。そこをかなり掻いているんですけど、伝わっていないと思うんです。この設定、もしかして要らなかったんじゃないですか（笑）。
大竹しのぶさん
昔は大人も子供も一緒に楽しめるドラマや映画がたくさんあった。今はほとんどないですよね。三谷さんには日曜の夜30分でいいから、家族みんながそろって観られる番組を作ってほしい。面白いものなら、家族だんらんは不可能じゃない！
西田敏行さん
あなたは独特の「制作ルーム」みたいなものが、心の中にあるお方なのですね。一人でずーっとイメージをかき立てて、一人で口角上げてニタニタ笑いながら、「こんな作品、作ったら楽しいだろうな」といつも考えられる、またネタがいつも湧き上がってくる「部屋」が。だから、その「部屋」を大事にしてほしいなと思います。あなたはいい意味で、“偉大なオタク”です。そのオタク性は今後も大事にしてほしいです。