四肢切断、虫地獄…エグすぎる連続殺人犯の手口「クリミナル・マインド」新シーズンの犯行がヤバイ
提供:WOWOW
常人には理解しがたいシリアルキラー(連続殺人犯)の異常すぎる犯行。その恐怖ゆえ、人は映画やドラマで殺人鬼の想像を超えた行動から目が離せなくなってしまう。有名なシリアルキラー映画やドラマは多々あるものの、群を抜いているのは今回10シーズンを迎えるほど安定の人気ぶりを見せている海外ドラマ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」だ。ときにアメリカで起きた実際の凶悪事件などを絡めつつ製作されている本作では、心をえぐるような精神的にキツい事件も描かれている。おぞましすぎるシリアルキラーの世界を、同ドラマの新シーズンにあたる10から一部まとめてみた。
■心かき乱される連続殺人事件簿
・48時間生かしたまま被害者の手足を切断する“解体魔”
・上あごに刃物でローマ字を刻む“地獄の再現者”
・生き残った副操縦士の証言とかみ合わない事実から浮かぶ“正体不明の第3者”
・生かしたまま大量の虫を体に這わせる“虫地獄”
・1年ごとに少年をさらう…“性犯罪者を収監中に発生したさらなる犯行”
File.1 48時間生かしたまま被害者の手足を切断する“解体魔”
人間の胴体が、ロサンゼルス地区の砂漠に放置されていたのを少年が発見。1か月で同様のケースがすでに2件発生しており、同遺体は3人目の被害者のものとみられる。被害者は全員、四肢と首から上部分を欠損しているため、身元が特定できず捜査は困難を極める。検死の結果、被害者は生きたまま切断されており、解体中も含め48時間も“生かされ続けていた”ことが判明。犯人は切断する前に血管を縛るなど解剖の知識があること、捜査をかく乱する術を知っていること、手足の切断に性的興奮を感じている可能性がある。
File.2 上あごに刃物でローマ字を刻む“地獄の再現者”
2か月で6人の被害者が出たシアトルで発生した連続殺人。被害者は全て父親、もしくは、子供と関わりのある男性。殺害方法が、絞殺や溺死、ガスによる窒息死、感電死、轢(れき)殺など異なっているが、“上あごに鋭利なものでローマ数字を刻んだ”跡があることから同一犯の犯行であることが判明する。またそれぞれの犯行が、ダンテ・アリギエーリの代表作「神曲」の中の「地獄篇」で描かれている“罪人への罰になぞらえられた”方法であり、犯人の計画性の高さがうかがえる。一方で衝動性も見られ、何かしらの怒りから殺害に至っている可能性あり。
File.3 生き残った副操縦士の証言とかみ合わない事実から浮かぶ“正体不明の第3者”
ピッツバークを13時に出発したフェニックス行きの航空機が、コロラド州の240キロ以上離れた地点で墜落。副操縦士以外の乗客・乗員含めて151人が死亡した。唯一の生き残りとなった副操縦士は、重傷の手術の前に「急に揺れた。ひどい乱気流だ。ものすごくて……やめろと言った。やめろと言ったんだ」と話している。ブラックボックスに残されていた操縦士たちの声を聞く限り、深刻なシステム障害が発生していることは明らかだが、調査の結果、システムや機器にも異常はみられず“事故の可能性は0に近い”。飛行機を何らかの手段で墜落させた第3者がいなければ成り立たない。飛行機墜落の第一報が流れた16時8分の13分前に、飛行機と管制室の交信は途絶えている。
File.4 生かしたまま大量の虫を体に這わせる“虫地獄”
ジョージア州アトランタで、錯乱状態で車道に飛び出した記者が車にはねられ死亡。記者の上司は検死の差し止めを申し立てている。死亡した記者は、死の直前まで手を振り回すなどの奇行を繰り返していた。また記者の体には、自分自身で皮膚をえぐるほどかきむしった跡が見られている。2人目の被害者は、虫について研究していた大学の教授。被害者は2人とも虫にかまれた跡が残っており、“生存中に大量の虫が入った容器の中に入れられた”とみられている。
File.5 1年ごとに少年をさらう…“性犯罪者を収監中に発生したさらなる犯行”
ハロウィーンの日に失踪した11歳の少年ジョシュアくんが、1年後のハロウィーンの日に失踪場所の16キロ先の場所で発見された。2年前にも同様に誘拐され、1年後に発見された少年が搬送された病院で数時間後に死亡した事件が発生している。この2件に関して、小児性愛の性犯罪者ロドニー・タナーが、“自分が犯人だと自供するも、その自供がウソであった”ことが判明。なおタナーが州刑務所に収監されている期間中、12歳の少年ハンターくんが行方不明になっている。
■シリアルキラーを「プロファイリング」で追い詰めるFBI
おぞましい犯罪を繰り返すシリアルキラーたちを追い詰めるのが、FBIに実在する行動分析課(BAU)チームだ。ドラマでは、遺留品や関係者の話からどのような状況で、どう行動したのかなどを分析し、犯人像を割り出していく手法「プロファイリング」を駆使して、シリアルキラーの人物像を暴きだす。プロファイリングの手腕は鮮やかで、胴体だけの遺体が見つかれば四肢愛好家の存在があると判断し、すぐさま四肢を保存できる保存料を販売している業者をリスト化するほど。
メンバーは、優れた統率力を持つリーダーのホッチ(トーマス・ギブソン)をはじめ、BAU創設メンバーで伝説的プロファイラーのロッシ(ジョー・マンテーニャ)、危険な現場にも率先して乗り込む行動派の元刑事モーガン(シェマー・ムーア)、ママさんFBIで関係者から話を聞き出す天才のJJ(A・J・クック) 、IQ187のイケメン天才若手捜査官リード(マシュー・グレイ・ガブラー)、元天才ハッカーでIT担当のガルシア(カーステン・ヴァングスネス)。このメンバーが、頭脳を駆使して犯人をプロファイリング。アメリカのどこにでもすぐに自家用ジェットで駆けつけるほどの行動力で犯人を追い詰めていく。
またシーズン10では、FBIの元潜入捜査官ケイト・キャラハン(ジェニファー・ラヴ・ヒューイット)がBAUの新メンバーに。元捜査官という経歴を生かし積極的に現場に出ていく彼女の心の支えは、家で待つ10代のめいっ子。明るく振る舞う彼女が抱える過去も気になるところだ。そのほかに事件時にはいつもBAU本部にいるガルシアが外に出て、シーズン9の最終回に出てきたキャラクターと対面するなど、前シーズンから観ていたファンにとっても新たな展開が待ち受けている。
「クリミナル・マインド10 FBI行動分析課」はWOWOWプライムにて1月12日スタート[第1話無料放送]
毎週火曜夜10:00[二カ国語版] 毎週水曜深夜0:00[字幕版]
<オフィシャルサイト>
そのほか2016年1月には、同ドラマの傑作選も放送開始。BAUのメンバーが、過去にどんなシリアルキラーと対峙(たいじ)してきたかを、ファン一押しのエピソードで振り返ることもできる。
「最新シーズン明日スタート!あなたが選んだ「クリミナル・マインド傑作選」/「クリミナル・マインド」ナビVol.1~10[無料放送]」 [二カ国語版] WOWOWプライムにて1月11日午前11時より放送
(C)ABC Studios