竹野内豊、スーツで川にドボン!【竹野内豊、江口洋介、西田敏行、ビートたけし豪華キャストの漢気メイキング動画特集】
竹野内豊を主演に迎え、江口洋介、西田敏行、ビートたけしらそうそうたるスターが集結した映画『人生の約束』。「池中玄太」シリーズなど数多くの名ドラマを生み出してきたテレビドラマ界の巨匠・石橋冠監督が、「映画を1本だけ撮りたい」という強い衝動から79歳にして映画監督デビューを果たした本作は、富山県射水市で江戸時代から続く「新湊曳山まつり」を題材に、曳山をひく(=つながる)ことで絆を深め、再生していく男の姿を活写した人間ドラマ。そのメイキング映像から、俳優陣の熱い思いと漢気を垣間見ることができた。
寒さに負けず川に飛びこんだ!竹野内豊
本作でIT関連企業のCEO中原祐馬を演じた主演の竹野内豊。劇中ではスーツ姿がいかにもCEOらしくキマっている竹野内だが、江口洋介と共に川に落ちるシーンではその衣装があだに……。「スーツに水が染み込んでいくと、だんだん沈んでいくっていう……。一生懸命沈まないように頑張って泳いでました」。リハーサルができない緊張の場面、寒さが身に染みる中笑顔で川に落ちた潔さ、男らしい!
人生初の角刈り!江口洋介
その性格ゆえに祐馬と対峙する地元の漁師・渡辺鉄也にふんした江口洋介は、この役のために髪を短くし、実際の祭りや漁師の生活を見学するほどの熱の入れよう。富山ロケの合間に釣りに行った際には、竹野内に地元の漁師に間違われるほど馴染んでいたという。人生初となる角刈りがかっこいい。
「7トンくらいあるらしいのよ、あの提灯山っていうのは。それがゴロゴロと来ると笛吹いてここで止めるって言っても止まるかな……とかね。経験がないからぶっつけでやってたんだけど、やっぱり迫力あったよね」としみじみ語った江口。そんな心配もなんのその、見どころとなる曳山まつりのシーンでは、提灯を片手に笛を吹き、しっかりと大勢の曳き手を先導する勇姿を披露している。
プロフィール
竹野内豊
1971年生まれ。1994年にドラマ「ボクの就職」(TBS)で俳優デビュー。『冷静と情熱のあいだ』(2001)で第25回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』(2011)で第54回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。主な出演作は『あの空をおぼえてる』(2008)、『ニシノユキヒコの恋と冒険』(2014)、『at Home アットホーム』(2015)。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が総監督、樋口真嗣が監督&特技監督を務める出演作『シン・ゴジラ』(2016年7月29日公開)が待機している。石橋監督とは本作で初タッグ。
江口洋介
1968年生まれ。1987年『湘南爆走族』で本格的に映画デビュー。1993年のテレビドラマ「ひとつ屋根の下」(フジテレビ)で人気を博し、「救命病棟24時」シリーズ(フジテレビ)や2003年10月~2004年3月放送の「白い巨塔」(フジテレビ)、2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」(NHK)などで活躍。映画では『闇の子供たち』(2008)、『GOEMON』(2009)、『パーマネント野ばら』(2010)、『るろうに剣心』シリーズ(2012、2014)、『天空の蜂』(2015)など多数の作品に出演。石橋監督とは2010年「なぜ君は絶望と闘えたのか」(WOWOW)以来のタッグ。
石橋冠
1936年生まれ。1960年に日本テレビに入社。1972年の「冬物語」をはじめ、「池中玄太」シリーズや「昨日、悲別で」(1984)など数々の名作ドラマを手掛け、1996年に日本テレビを退社し、フリーとして活躍。2003年に「ラブ・レター」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、2007年に「点と線」で、2010年に「なぜ君は絶望と闘えたのか」でそれぞれ文化庁芸術祭賞のテレビ部門、テレビ・ドラマ部門大賞に輝く。2011年旭日小綬章を受章。『人生の約束』で映画初監督。
映画『人生の約束』は2016年1月9日より全国公開