ダンディでエレガント、そしてちょっとシニカル!イギリス的新しい人生の始め方の極意
提供:20世紀FOX
今までの住み慣れた場所から思い切って環境を一転、インドで新たな人生を歩み始めたイギリス人たちの姿を英国流のユーモアとともに描いた映画『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の続編『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』。ダンディでエレガント、そしてちょっとシニカルな彼らの生き方には、刺激的で自分の可能性を広げることができる新しい人生の始め方の極意が隠されていました。その5つのポイントを検証してみました。
その1. 住む場所を変えてみる
てっとり早く新しい人生を踏み出すためには、住む場所を変えてしまうのが一番の方法。新しい土地、新しい人々との出会いで人生は開けていきます。
『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』のイヴリン(ジュディ・デンチ)、ミュリエル(マギー・スミス)、ダグラス(ビル・ナイ)たちが新たな人生を始める場所として選んだのは、長期滞在プランを売りにしているインドのマリーゴールド・ホテルです。「神秘の国インドの高級リゾートでエレガントな時を」といううたい文句に惹かれてイギリスを飛び出した彼らですが、現地で思い知らされたのはそこが高級ホテルになる“予定”のボロホテルだということ! それでもエネルギーに満ちたジャイプールの街や底抜けに前向きなホテルの若きオーナー・ソニー(デヴ・パテル)ら地元の人々に感化され、マリーゴールド・ホテルは彼らのお気に入りの場所に変わっていきます。通じない電話や水漏れする水道など不便な点にも騒がず、ユーモラスなジョークにしてしまうダンディさがイギリス流です。
その2. やったことのない仕事に挑戦してみる
新たな仕事に挑戦してみることで、自分の可能性はぐんと広がります。まだ天職に巡り合えていないかもしれないからです。
前作でもインドに着くなり自分にできることを探し、若きテレフォンオペレーターたちの教育という職に就いたイヴリンでしたが、本作では新たな仕事にチャレンジ。カラフルで美しいマーケットでこれぞという生地を買い付ける仕事で才能を発揮し、責任者のポジションをオファーされるまでになりました。ストールを使ったエレガントなスタイルでおなじみの彼女だけに、好きなことを仕事にした結果の成功といえるでしょう。また、毒舌家のミュリエルも帳簿管理の能力を生かし、マリーゴールド・ホテルの宿泊客から共同マネージャーへと転身して大活躍。仕事のチャンスは意外と身近なところにころがっています。
その3. 未知の文化に飛び込んでみる
“郷に入っては郷に従え”ということわざがあるように、未知の文化であっても思い切って身を委ねてみるのが吉。きっと新たな発見があるはずです。
本作でイギリス人宿泊客たちの愉快な毎日と共に全編にわたって描かれるのは、ホテルのオーナーであるソニーのウエディングパーティーとその準備の様子。1週間も続くという、インドならではの贅を尽くしたウエディングパーティーは、古風なホテルを貸し切って行われ、ライトアップされた木々がきらめいて花びらが舞い、薄く繊細な布で作られた赤やオレンジの花嫁衣裳は美しく、ボリウッドダンスは熱気に満ち……。列席したイヴリンらと同様に、活力に満ちた異文化に胸が躍り、明日を頑張るためのエネルギーをもらえることは請け合いです。
その4. 新たな出会いを探してみる
新たな人間関係を築くことに億劫になっていたら、刺激的な人生を送ることなど望めません。
マリーゴールド・ホテルの宿泊客たちは、外国人クラブへ出かけてお酒を飲んだり、遺跡や宮殿に出かけたり、気心知れた従業員の家に招かれたりと、積極的に外へ繰り出し、新しい人々と知り合いになっていきます。前作では、ホテルにこもってばかりのジーン(ペネロープ・ウィルトン)が環境になじめず、この生活から脱落していただけに、怖がらずに新たな人間関係を築くことは人生を豊かなものにするために必要不可欠といえるでしょう。
ちなみに本作では、ホテルにもリチャード・ギアふんする新たな宿泊客ガイがチェックイン。ハンサムなガイの登場に女性陣は色めき立ちます。しかし、オーナーのソニーは、ガイがホテル拡充の成否を見極めるために投資会社から派遣された鑑定人だと決めつけ、融資を取り付けるためにいいところを見せようとして空回り。ウエディングパーティーの準備もおろそかになり、婚約者との関係にも亀裂が入りはじめます……。
その5. 自分に正直になってみる
豊かな人生を送るにあたって一番大切なのは、何といっても自分の心に正直に行動することです。
いつも穏やかで自分のことは後回しにしがちのダグラスは、娘からの「幸せになってほしい」という言葉を受け、ついに自分の幸せのために動き出します。
また、仕事もプライベートも大きな変化が続いたイヴリンは「考える時間がほしい」とこぼして変化を拒もうとしますが、友人から返ってきたのは「考える時間なんか残っているの?」というシニカルな言葉。変化に戸惑っても、自分が本当に求めるものを見失ってはいけません。自分の気持ちに正直になったイヴリンのラストの選択、そしてダグラスのウエディングパーティーでのスピーチには、新しい人生を始めたいと望む誰もが勇気づけられることでしょう。
映画『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』は3月4日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開 公式サイト
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