ADVERTISEMENT

仲良し俳優コンビ、愛の軌跡

今週のクローズアップ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
仲良し俳優コンビ、愛の軌跡

 3月末に友達のレオナルド・ディカプリオに付いて来日し、レオが念願のオスカーを受賞した映画『レヴェナント:蘇えりし者』のジャパンプレミアにひっそりと参加していたことが話題になった『心霊ドクターと消された記憶』(14日から公開)のエイドリアン・ブロディ。短い東京滞在を楽しんだ後は、二人で象とオラウータンを救うためにスマトラの熱帯雨林に向かったそうです。遊び仲間にして環境保護活動まで共にするレオ&ブロディですが、映画界には二人を上回る仲良し俳優コンビが! 彼らの愛の軌跡をまとめました。(編集部・市川遥)

ADVERTISEMENT

マット・デイモン&ベン・アフレック

マット・デイモン&ベン・アフレック
Jason LaVeris / FilmMagic / Getty Images

出会い~10歳のマットと8歳のベン~

 ハリウッドを代表する仲良しコンビといえば、マット・デイモンベン・アフレックでしょう。二人の出会いは、マット10歳、ベン8歳のとき。マサチューセッツ州ケンブリッジのご近所さんだった二人は、教職に就く母親同士が知り合いだったことから一緒に遊ぶようになり、それ以来の親友です(2012年には再びご近所さんに。ベンはマットが自分の近くに越してくるように何年も働きかけてきたそう)。高校に入ってからも、ランチの時間に俳優になるためのプランを話し合ったり、俳優という仕事を不安に思う母親たちを説得したり、新しい友達がやって来ては出ていっても、二人はいつでも一緒でした。

共同作業~『グッド・ウィル・ハンティング』でオスカー受賞~

 マットが地元のハーバード大学に進学し、ベンはロサンゼルスに出た後も交流は続き、ベンがクリスマスに地元に戻ってきたときにマットが見せたのが『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)の草稿です。「これを一緒に形にしよう」と二人で脚本を執筆し、親友役で出演もしました。狭い社会から踏み出せない主人公ウィル(マット)と、親友だからこそ彼を送り出したいと考えているチャッキー(ベン)。二人が演じたのはまさに“真の友情”で、それが何かを知る二人だからこそ涙を誘うのでしょう。同作はアカデミー賞脚本賞も受賞し、二人の名を一躍広めることになりました。

もはや恋人!? ~ベンに抱き付きマット登場~

 米ABCのトーク番組「ジミー・キンメル・ライブ!」でも仲良しぶりを発揮している二人。司会のジミー・キンメルが当時交際していたコメディアンのサラ・シルヴァーマンがゲスト出演した際、彼女は、実はマットと浮気していた……というネタミュージックビデオを公開しました(同番組ではジミーとマットは宿敵という設定)。そこまではいいとしても、後日ジミーが公開したのは、自分もベンと浮気していたというミュージックビデオ。マットへの仕返しに、彼の一番大切な人=ベンを奪うという発想がもう……。

 また、ベンがゲストとして呼ばれたのは自分だけなのにマットをコートの下に隠して「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演したり(コートのボタンを外すと、何とそこには抱き合う形でベンにしがみつくマットが居た……! という衝撃的な展開)、SNSをしていないことをベンにTwitterでからかわれたマットが、ベンに自分のお尻をスキャンしてファックスを送ったりと(同じファックスが送られてきたジミー・キンメルがTwitterで即公開してしまい話題に)、大人になっても少年同士のような仲睦まじさを見せています。

ベンの不倫とバットマン~マットはいつでもベンの味方~

 ベンの不倫が報じられた後のゴールデン・グローブ賞では、司会のリッキー・ジャーヴェイスから「ベンが裏切らない唯一の人間」と紹介されて困り顔を浮かべていたマット。授賞式の雰囲気を悪くしたくないしベンのことも大切だから、何も言えずそんな顔になっちゃうんですよね。新たなバットマン役にベンが決まって批判の声が上がった際も、「『アルゴ』や『ザ・タウン』など彼がしてきた仕事を見ればわかるはず。バットマンよりも多くの感情を含んだ、はるかに難しい役を務めてきている。ベンは最高のバットマンになるはずだ」とすぐにベンの援護射撃をしていました。

マットとキスしたマイケル・ダグラスに嫉妬

マット・デイモン&ベン・アフレック
Michael Kovac / WireImage / Getty Images

 ベンのマットへの愛も負けてはいません。『恋するリベラーチェ』でマットの恋人役を務めたマイケル・ダグラスについて E! Online に聞かれた際には「とってもジェラシーを感じたよ! とってもジェラシーを感じたよ!」と2度繰り返したベン。「マットもマイケル・ダグラスも(監督のスティーヴン・)ソダーバーグも素晴らしかった」と作品を絶賛した上で、二人のキスシーンについても「頭にきた。ねたみが湧き上がってくるのを感じたよ。耐えられなかった」と冗談めかして語っていました。

今後の二人のプロジェクト

 マットとベンがエグゼクティブプロデューサーを務めるテレビドラマ「インコーポレーテッド(原題) / Incorporated」が待機中のほか、ヒュー・ジャックマンが主演を務めるとうわさされている映画『アポストル・パウロ(原題) / Apostle Paul』も一緒にプロデュースする予定。楽しみです!

ADVERTISEMENT

サイモン・ペッグ&ニック・フロスト

サイモン・ペッグ&ニック・フロスト
Kevin Winter / Getty Images

出会い~恋に落ちるときのようにスローモーションになった~

 一方、イギリスの仲良しコンビといえば、サイモン・ペッグニック・フロストでしょう。ニックは、サイモンの当時の彼女と同じレストランでウエイターをしており、彼女から「絶対気が合うから」とサイモンを紹介されました。

 しかし、二人の人生を一変させたのはそれから少したったある日、レストランの仲間たち+サイモンでインド料理屋に行ったときのことでした。ニックと向かい合わせで座っていたサイモンが調味料入れを動かしながら不意に発したのは、「Birbirbigitt Birbirbigitt bigitt」という『スター・ウォーズ』のマウスドロイドの音(チューバッカが怖がってうなったやつです)。誰もわからないだろうと思っていたサイモンですが、ニックは完全にそれを理解。ニックはこの特別な瞬間のことを自伝の中で「僕らのまわりの時間はスローになり、サイモンしか目に入らなかった」「まるでこの世界に二人だけしかいないかのようだった。僕は彼を完全に理解し、彼は僕を理解した」と恋に落ちた二人のごとく表現しています。

 サイモンもニックと出会ってから遊んだ最初の2週間のことを、「僕は本当に、本当に、彼のことが好きだと気付いた。まるで二人の間にロマンスが花開くようだった」と The Guardian に語っています。相思相愛の二人は、駆け出し時代、9か月間一緒のベッドで寝ていたとも公言しています。

ADVERTISEMENT

共同作業~「SPACED ~俺たちルームシェアリング~」で俳優の道へ~

サイモン・ペッグ&ニック・フロスト
Mary Sledd / Getty Images

 中産階級で俳優を目指していたサイモンと、労働者階級で将来何するかわからずウエイターをしていたニック。ニックに出会ってそのおもしろさにほれ込んだサイモンは何とかして彼をコメディーの道に進ませようとし、ジェシカ・スティーヴンソン(現ハインズ)と執筆していたテレビドラマに、ニックが友達を楽しませるために作り上げた軍オタクのマイクというキャラクターを入れるから演じてみないかと誘い、大ヒットコメディー「SPACED ~俺たちルームシェアリング~」(エドガー・ライト監督)が誕生しました。

サイモン・ペッグ&ニック・フロスト
Focus Features/Photofest/ゲッティ イメージズ

 その後も、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』の「ブラッド・アンド・アイスクリーム」3部作や『宇宙人ポール』で共演した二人。サイモンは、クエンティン・タランティーノ監督(サイモンによると、ニックと初めて一緒に映画館で観た映画はタランティーノ監督の『パルプ・フィクション』で、その年のクリスマスにはサイモンは同作の脚本を、ニックは同作のTシャツを互いにプレゼントしたそう)が自宅のシアターにニックの写真を飾っており、ニックのことを「地上で最も面白い男」と評したのを聞いて、ニックのことを誇りに思うあまり泣きそうになったと打ち明けています。

サイモン・ペッグ&ニック・フロスト
Albert L. Ortega / Getty Images

 サイモンはニックのことが本当に大好きなようで、彼と話しているときは他の人と話しているときと比べて声が1オクターブ高いんじゃないかと思えるほどうれしそうで楽しそう。二人の共演作のNGシーンやメイキング映像では、ニックのアドリブに大笑いし、いちゃつきまくるサイモンの姿も収められています。

二人の今後のプロジェクト

 サイモン、ニック、エドガー・ライト監督の「ブラッド・アンド・アイスクリーム」3部作は完結したものの、再びタッグを組む新作企画が進行中です。サイモンは BBC 6 Music に「僕らは10年で3本の映画を作った。だから願わくば、次の10年でもう3本作れればいいけど」と明かしており、同作は新たな3部作の1作目となるようです。ニックによると「3人いつも一緒だよ。サイモンとエドガーが脚本を書いて、サイモンと僕が出演して、3人でプロデュースする」そうで、今後も彼らの仲良しぶりをスクリーンで見続けることができそうです!

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT