ハリポタ、ジュラシック・パークに新アトラクションが誕生!15周年USJレポート
今週のクローズアップ
今週のクローズアップは、15周年を迎え進化し続けるユニバーサル・スタジオ・ジャパンを大特集。「ジュラシック・パーク」エリアには世界最高のフライング・コースター「ザ・フライング・ダイナソー」が、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアにはゲストが杖で魔法をかけられるアトラクション「ワンド・マジック」が誕生。そのほか、“RE-BOOOOOOOORN(リ・ボーン)! さあ、やり過ぎよう、生き返ろう。”がテーマの15周年記念パレードなど、5月病も吹き飛ばす熱いUSJをレポートします。(取材・文:編集部・高橋典子)
噴き出す大量の泡! “やり過ぎ”演出が熱い15周年パレード
15周年を記念した「ユニバーサル・RE-BOOOOOOOORN(リ・ボーン)・パレード」は、パークのシンボルである地球儀と15周年のロゴがデザインされたフロートが先頭を飾り、ミニオンやエルモ、ハローキティらパークの人気キャラクターがにぎやかに登場!
途中、4カ所の“熱狂エリア”でフロートが停止する間は、ゲストも車道へ下りてパレードに参加できちゃいます! ダンサーたちの「Yes! RE-BORN(リボーン)」の掛け声に合わせて叫んだり踊ったり、会場のテンションは一気にヒートアップ。さらに、エルモの合図で大砲から大量の泡が放たれたり、想像を絶する量の紙吹雪が舞うと大歓声が上がり、ストリートは熱狂の渦に包まれました。
実は超爽快! 全身むき出しでプテラノドンと空中飛行
「ジュラシック・パーク」エリアに3月に新しくオープンしたフライング・コースター「ザ・フライング・ダイナソー」は、プテラノドンに背中をつかまれて360度振り回されながら飛翔するスリル満点のアトラクション。
フライング・コースターは、一般的な座って乗るタイプのジェットコースターとは違って、鳥が大空を飛ぶようにうつぶせの姿勢で上空を飛行する次世代型のコースターで、本アトラクションは世界22か所のフライング・コースターの中でも最長のコース&最大の高低差です!(コース全長1,124m、ファーストドロップにおける落下高度37.8m ユニバーサル・スタジオ・ジャパン調べ)。さらに、「ジュラシック・パーク」エリアを眼下に猛スピードで疾走するだけに、映画『ジュラシック・ワールド』の世界さながらの手に汗にぎる体験となっています。
最初の絶叫ポイントは、頭から真っ逆さまに急降下する、落下高度37.8mのファーストドロップ。コースターが少しずつ上昇していく間にじわりじわりと緊張が高まります。
しかし、頂点から降下し始めると、従来のジェットコースターにはない、鳥になり大空を駆け抜けているかのような抜群の爽快感が全身を包みます……! 上昇中は「こわいこわい」と叫んでいたゲストも下降後は歓声を上げるほどで、大空をプテラノドンスピードで疾走する「超楽しい!」新しい飛行体験に様変わり。
また、日常の平衡感覚も吹っ飛ぶような5回転ターンや、仰向けの姿勢で「ダイナソー・ケーブ(恐竜の洞窟)」に潜るなど、息のつく暇もないほど圧倒的な体験が続きます。乗り終えたゲストの方に感想を伺ったところ、10代の女性は「怖いかなと思っていたけど、めっちゃ楽しくて爽快でした。ゾクゾクしました」と大興奮の様子で、30代の男性は「楽しい。ジェットコースターに乗って面白いなと思ったのは久しぶり」と驚いたように話してくださいました。怒涛のように押し寄せる非日常感覚に、コースターを降りる頃には日頃のストレスも忘れ去っているかもしれません……!
昨年公開された『ジュラシック・ワールド』は、1993年に始まった『ジュラシック・パーク』シリーズ第4弾にして14年ぶりの新作として、世界的大ヒットを記録。昨年末に文化通信社から発表された2015年の洋画作品別興行収入ランキングでは、『ジュラシック・ワールド』が国内興収95億円を記録し年間ベストワン作品に輝きました。また、同作でメガホンを取った新鋭コリン・トレヴォロウと製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグは、第5弾のみならず第6弾に関してもすでに始動していると米ユニバーサル・ピクチャーズの会長ドナ・ラングレーが明かしていることから、『ジュラシック・ワールド』を第4弾とした3部作になると見られており、スケールの大きい冒険が展開すること間違いなしです! 続編の第5弾は2018年6月22日に全米公開予定。
『ハリポタ』エリアに待望の新アトラクションが登場!
『ハリポタ』ワールドを堪能できる「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアには、二つの新アトラクション「ワンド・マジック」と「ワンド・スタディ」が誕生しました。
世界中のファンに愛される魔法の世界『ハリー・ポッター』。映画を観ながら、小説を読みながら、こっそり呪文を唱えてみた方も多いのではないでしょうか? 「ワンド・マジック」では、「ホグズミード村」の地図を手掛かりに、精巧な仕上がりの「マジカル・ワンド」で魔法をかけられるんです!
「ホグズミード村」の路地裏など、地図に記載されたポイントで杖を振りながら呪文を唱えると……インセンディオ!(燃えよ!)
炎が煙突から立ち上がったり、メテオロジンクス!(雪よ、降れ!)と唱えると雪がはらはらと降り出したり! でも、劇中のハリーたちと同じく、杖の振り方が間違っていると魔法がかからないことも。そんな時には近くにいる魔法界の先輩に尋ねてみましょう♪
※「ワンド・マジック」を体験するには、エリア内の「オリバンダーの店」で購入できる専用の杖「マジカル・ワンド」が必要です。
羽を浮かせてみよう! ホグワーツの生徒たちと魔法体験
また、新しいショー「ワンド・スタディ」では、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒たちによる魔法を目の前で見ることができ、ラッキーな人は、ステージ上で実際に羽を浮かす魔法を体験できます! ウィンガーディアム・レビオーサ!(浮遊せよ!)
これからの季節にぴったり! バタービールがアイスに
『ハリー・ポッター』ストーリー内でも象徴的な飲み物として人気となった「バタービール」が、アイスとなって登場。ショートブレッドやバタースコッチを彷彿させる味で、劇中に登場するレストラン・三本の箒で味わうことができます。ダイアゴン横丁の「フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリーム・パーラー」のかわいいカップに入ってくるのも、ファンにはたまりません。「フローズン・バタービール」も期間限定で飲むことができます(バタービール、フローズン・バタービール、バタービールのアイスはいずれもノンアルコール)。
ひげをつけてグビグビ飲むのも楽しい! 「バタービール」の新しいスーベニアカップとして、重厚なデザインのプレミアムマグカップも登場しました。
『ハリポタ』新シリーズが始動! 11月に新作公開
10年にわたって続いた映画シリーズが完結してから4年以上経ちますが、いまだ人気の衰えることを知らない『ハリー・ポッター』。今年の11月23日に公開される『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』から、新シリーズがスタートします。
新シリーズは、ホグワーツ魔法魔術学校の卒業生で魔法学者のニュート・スキャマンダー先生を主役に、シリーズの原作者J・K・ローリングが描く新たな魔法の物語。魔法動物をこよなく愛し、誰よりも優秀だがおっちょこちょいなニュートは、世界中の魔法動物を収集するために、どんなものでも入ってしまう不思議な魔法のトランクをいつも持ち歩いています。魔法動物を求めて世界中を旅する彼がたどり着いたニューヨークを舞台に、逃がしてしまった魔法動物の追跡から始まる新たな冒険にも期待!