『信長協奏曲』がアツくて泣ける!胸キュンポイント5連発
提供:ポニーキャニオン
『信長協奏曲(のぶながコンツェルト)』が大ヒットした要因は、男子も女子も思わずキュンとしてしまう、その“アツさ”にありました! 『信長協奏曲』の魅力を胸キュンポイント5連発として、松山博昭監督の解説付きでご紹介しちゃいます。(編集部・市川遥)
【ココに胸キュン1】一人二役の小栗旬がアツい!
戦国時代にタイムスリップした高校生サブローが、自分とうり二つの織田信長と遭遇したところから始まる『信長協奏曲』。自分は武将に向いていないと考えていた信長はサブローに入れ替わりを提案し、自分は明智光秀と名乗ることに……。小栗旬さんは「誰にでも愛され、周りの人々を動かしていくサブロー」と「そんなサブローに嫉妬する信長」を大熱演で演じ分けています。サブローと信長が二人きりで胸の内を明かすシーンには心揺さぶられてしまうハズ!
<教えて監督!> まずリハーサルで小栗さんが両方の芝居をやって吹き替えの人がそれを覚え、「サブローの日」「光秀の日」と分けて撮っていったそう。演じ分けについて監督が何かを言ったことはサブローと信長が木の下で初めて出会うシーン以外はないほど、小栗さんはキャラクターを作り上げていたといいます。「一番すごいのは、映画を見終わった後に、同じ顔が二人居ることが気にならないというか、二人の別の人格が居るように見えることだと思うんですよね。すごいことをすごいと思わせない、すごいことを簡単にサラッとやっちゃって、普通に見えちゃう。本当に彼の力量を思い知ったというのが正直なところです」。
【ココに胸キュン2】泣きのガチンコバトルがアツい!
信長を恨み、暗殺の機をうかがってきた豊臣秀吉(山田孝之)。燃え盛る本能寺でついに対峙することになった二人のシーンは圧巻です。信長、秀吉それぞれが抱える思いがぶつかり合い、歴史好きならずとものめり込んでしまいます。
<教えて監督!> 台本では秀吉が本能寺で信長をメッタ刺しにし、その後、本能寺の表に出てきて涙を流す、という流れでしたが、撮影現場で変更になったそうです。「現場で山田さんに『表に出てきて涙って出るもんですかね?』と相談したら、『いや、刺しながら泣くと思うんですよね』と。だったら、本能寺から出てきたらキッと顔を上げ、中での姿は家臣には見せないようにしようということになったんです。泣きながら刺すというのは素晴らしい芝居だったし、素晴らしいアイデアだったと思います」。
【ココに胸キュン3】仲間に対する思いがアツい!
秀吉のように命を狙う者もいるものの、家臣たちに対等に接し、その天真爛漫な性格で信頼を勝ち得ていく“サブロー信長”。戦国時代という騒乱の世にありながら、家臣のピンチとなれば身の危険も顧みずに自ら駆けつけるサブロー、そしてそんなサブローの思いに応えようとする家臣たちの関係はまさに“仲間”! 絆で結ばれた彼らの姿には胸をアツくするものがあります。
<教えて監督!> 「物語の大きなテーマのひとつは、光秀(=信長)とサブローの差は何かというところでした。家臣とのつながり、関わり合い方みたいなところをなるべくちゃんと描けるといいなと思っていました」。合戦というよりも、登場人物たちの感情の揺れをメインにしようとしたという監督の言葉通り、しっかりとした人間ドラマになっているからこそ心震わす感動作となったのですね!
【ココに胸キュン4】余命わずか…愛する人への思いがアツい!
本作のラブ要素となっている、信長の妻・帰蝶(柴咲コウ)とサブローの関係。歴史オンチのサブローでしたが、ひょんなことから手にした歴史の教科書で自分(=織田信長)がもうすぐ死ぬ運命にあることを知ってしまいます。別れが近づいていることを知る二人が下す決断に、ただただ涙……!
<教えて監督!> サブローが帰蝶を置いて山崎の戦いに向かう、明け方の別れのシーン。そこが一番大切なものになるとわかっていたという監督は、最も神経を使ったといいます。そのシーンで帰蝶が泣くか否かはなかなか決められなかったそうですが、「結果、柴咲さんが泣かないけれども思いがあふれるいい芝居をしてくれたので、『あ、これでよかったんだ』と」。信長を見送る帰蝶の強い眼差しに、思わずキュン!
【ココに胸キュン5】細かいアイテムが凝っててアツい!
「あの織田信長が、実は現代からタイムスリップした高校生だったら……?」という突飛なアイデアに基づいた本作ですが、なんだかんだ史実に沿うように進んでいくのが面白いところ。終盤、カッパと呼ばれる人物が収容されている牢獄のシーンが出てきますが、いろんな物が置かれたその中にこっそりとあるものが……。それは後のシーンにつながる物で、じっくり見れば、製作陣のアツいこだわりを感じることができますよ!
天下統一間近で夢破れた男。彼の思いは後の世代へどうつながっていったのか、アツい感動作の結末をお見逃しなく!
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