女子が求める理想の王子様はジャングルにいた!気品あふれる美しいターザンに胸キュン!
提供:ワーナー
「いま、乙女を一番胸キュンさせる王子様は絶対的にターザン!」
ええっ? お待ちください、編集長(しかも乙女って何)。猛り狂うゴリラと共にジャングルを疾走するターザンのポスターがインパクト大の映画『ターザン:REBORN』ですが、本編を観た編集長(女性)の「女性が観るべき映画だった!」という第一声。ゴ、ゴリラを……? と若干疑ってしまったものの、気になりすぎるので実際に情報を集めてみると、同作は女性からの評判がよく、観客も女性の割合が日を重ねるごとに増えてきているとのこと。一体『ターザン:REBORN』の何が世の女性たちを惹きつけているのか、イケメンには結構辛口な編集部のわたくしめが映画を観て検証してみました。(編集部・市川遥)
こんなのズルい!ターザンが顔も、体も、心も美しい!
真っ先に目がくぎ付けになってしまったのは、これまでのイメージを覆すターザンのイケメンぶりです。そして、実は由緒正しい英国貴族の血を引いていたという激萌えなバックグラウンド。演じているのは“北欧の至宝”と言っても過言ではないスウェーデン出身の俳優アレキサンダー・スカルスガルドで、ノーブルな顔立ち、194センチの長身に鍛え上げられバランスの取れたマッチョな肉体、そして愛する人を命懸けで守り抜くその心意気……何年たってもジェーン(マーゴット・ロビー)一筋の愛妻家って最高すぎやしませんか。
ジャングルで生活しているようなワイルドすぎる男性はちょっと……というアナタもご心配なく。本作でのターザンは、アフリカ・コンゴのジャングルでゴリラに育てられたものの、現在はジェーンと共にイギリスに戻り、ビクトリア朝のロンドンにすでに10年住んでいるという設定です。故郷のピンチに再びコンゴの地を踏み、内なる野生を呼び覚ますことになるものの、あふれ出る気品を隠すことなどできません。ライオンと戯れていても、ゴリラと拳を突き合わせていても、全力疾走するバッファローにまたがっていても、その姿はとにかく美しい!
ただ守られるだけじゃない!強く現代的なジェーン
ただ、いくらヒーローがかっこよくても、ヒロインが彼の助けを待つことしかできない女性として描かれていたら一気に興ざめしてしまうもの。しかし、本作のヒロイン=ジェーンはキュートで可憐なのにもかかわらず、名声を得るためにターザンを罠にはめようとする悪党レオン・ロム(クリストフ・ヴァルツ)に捕まっても堂々と対峙し、隙あらば唾を吐きかけ、パンチを食らわせ、ナイフを奪い、危険な川にもためらうことなく飛び込んでしまうという強さと現代性を兼ね備えています。
演じているのは『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン役で日本でも人気急上昇中のマーゴット・ロビーで、彼女自身、オファーを受けた際には「『捕らわれの乙女』はやりたくない」とジェーン役に気乗りしなかったそう。しかし、脚本を読むや新たな解釈で描かれたジェーンにほれ込み、出演を即決したと明かしています。「必ず助けに来てくれる」とターザンに絶対の信頼を置きつつも、自立心あふれるジェーンに女性の共感度が高いのも納得です。
対等なカップル!でもピンチとなればすっ飛んできてくれる理想の王子!
そんな魅力的なターザンとジェーンが紡ぐドラマとなれば、女性が夢中になるのも必然でした。物語冒頭、貴族の暮らしをしているロンドンの場面では、コンゴ行きは危険だとターザンに反対され、大きな木の上で落ち込んでいたジェーン(木の上にだって普通に登ってしまうおてんばさんなのです)。ターザンは木の傍にそっとやって来るや、ふわりとジェーンの隣に登り「コンゴに一緒に行こう」と静かに言ってくれます。ジェーンの言葉に真摯に耳を傾け、そして、愛をささやくときに使うのは言葉ではなく、鳥たちの求愛の鳴き声……何てロマンチック!
さらにジャングルでは、怒り狂ったゴリラのパンチの嵐から身を挺してジェーンを守り、普通の男性なら絶対に聞こえないであろう、はるか遠くのジェーンの悲鳴を聞きつけるや、重力などなんのその、超絶高い崖から飛び降り、ツタを駆使して猛スピードでジャングルを渡っていきます。普段は優しくちょっとシャイで、でもいざとなったら危険も顧みず救いに来てくれる……。編集長! 疑ってすみません! そう、女子が求める理想の王子様はジャングルにいたのです。『ターザン:REBORN』恐るべし! まさに、現代の理想の男性像と女性像。女子を惹きつけてやまない理由はそんなところにありました。
映画『ターザン:REBORN』は公開中
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