殺りすぎ!バカすぎ!ハチャメチャ刑事コンビ復活!新ドラマはまんま「リーサル・ウェポン」!
提供:AXN海外ドラマ
悪人は全員殺す! 爆発、銃撃、カーチェイス……やりすぎな犯罪捜査のせいで「1日1殺」な日々を送り、“人間兵器”と呼ばれるアブない刑事と、家族思いの優しいベテラン黒人刑事の凸凹コンビが、ロサンゼルスに巣食う犯罪組織をたたきのめすという、世界中で大ヒットを記録したバディムービーの決定版『リーサル・ウェポン』が海外ドラマで復活した。ハードコアなアクションとオフビートな笑い、刑事コンビの熱い友情はそのままに、リアル指向が幅を利かせるアクションドラマ界に新風を吹き込むシリーズの魅力に迫る!(編集部・入倉功一)
■自殺志願者と一緒にダイブ!これが「リーサル・ウェポン」だ!
犯罪者の根城の支柱をぶっこ抜いて倒壊させる、ビルのど真ん中を突き破って高速道路と高速道路の間を渡る、巨大コンテナで犯罪者をぶっ潰すなど、ハードなアクションの連続で大ヒットを記録した『リーサル・ウェポン』。1987年公開の1作目から、1998年の『リーサル・ウェポン4』まで全4作が製作された大ヒットシリーズだ。
主演は、当時オーストラリアで活動し、『マッドマックス』シリーズで国際的な知名度を獲得していたメル・ギブソン。常に皮肉めいたジョークを飛ばす明るい性格の一方、妻を亡くしたショックで自殺願望を抱えるアブない刑事マーティン・リッグスを好演し、自身をハリウッドのスターダムに押し上げる当たり役になった。
特殊部隊仕込みの格闘術を駆使し射撃の腕前も一流。だけど自暴自棄で自分の命を投げ出すようなリッグスの捜査は、今観ても「なんでそうなるの?」な展開が連続。飛び降り自殺の説得にいったのになぜか自殺志願者と一緒にビルからダイブ! 重要証人を狙う暗殺者を止めようと、その証人もろとも高層ホテルの窓からダイブ! 爆弾を止めにいったはずが逆に作動させて高層ビルを全壊(ネコ1匹救出)! ……など、現在に至るまで、並ぶ者のない、常識破りのヒーロー像は今も新鮮だ。
そんな、自分の命を屁とも思わないリッグスを相棒として支えるのが、家族思いのベテラン刑事ロジャー・マータフ(ダニー・グローヴァー)。自殺用の弾丸を常に持ち歩くリッグスに反目しながらも根気よく付き合い、シリーズを重ねるごとに家族ぐるみの付き合いで、リッグスの心の傷を癒やしていった。
反発し合いながら、ここぞという時に熱い友情を発揮する二人のオフビートな掛け合いは、数々の名作アクションで描かれてきた“黒人&白人コンビ”の中でもダントツ。大ヒットゲーム「メタルギア ソリッド」シリーズで知られる小島秀夫監督の伝説的アドベンチャーゲーム「ポリスノーツ」の主人公コンビの下敷きになるなど、日本でも大きな影響を与えた。そして、そんな傑作アクションの魅力をそのまま復活させたのが、今回のドラマ版だ。
■やっぱり爆発!ムチャなアクションもそのまんま!
今回のドラマ版でリッグス役を務めるのは、数多くの海外ドラマでキャリアを築いてきたクレイン・クロフォード。一方のマータフは、『ラスト・ボーイスカウト』でブルース・ウィリスの相棒役を務めたデイモン・ウェイアンズが演じる。その見た目は、スマートでスタイリッシュな現代風……しかし、ところがどっこいこの二人、まさしくオリジナルのリッグスとマータフそのまんまなのだ!
妻とおなかの子供を同時に失ったリッグス刑事が、軽い心臓発作を起こしストレスフリーな生活を送らなくてはならないマータフ刑事とコンビを組むという、映画から一捻り加えた設定を採用。妻だけでなく子供の喪失も重くのしかかるリッグスや、リッグスのムチャに付き合わされる度に心拍数がハネ上がるマータフを気づかう家族の心情など、よりツイストの効いた人間ドラマが楽しめる点も大きな魅力だ。
また、キャストが変わっても二人のムチャは健在。一度出動すれば、ロスのど真ん中でカーチェイスを繰り広げ、街中でタンクローリーが大爆発! もちろん高いビルから飛び降りるお約束もしっかりと用意されており、リアル志向のアクションが幅を利かせるアクションドラマ界において、むしろ新鮮な驚きと爽快感を提供してくれる。毎週、犯人を生かしたまま逮捕することはまずなく、一人残らず銃弾を叩き込むゴキゲンなドラマに期待!
すでに放送がスタートしているアメリカでも評判を呼び、当初13話を予定していたエピソードに5話分を追加することが急きょ決定。フルエピソードの18話が製作されることとなり、往年のファンだけでなく、新たな刺激を求める視聴者の支持を獲得したことがうかがえる。
■マックGがここまでやった!納得の再現度!
いまだに根強いファンを持つヒット作『リーサル・ウェポン』をファンの期待どおりに蘇らせたのは、『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのマックG。「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」「NIKITA/ニキータ」など、息の長い海外ドラマをプロデュースしてきた彼が、本作では、映画の魅力をそのまま再現している。
例えば、すすけたジーンズにミリタリージャケットやシャツ、ブーツというリッグス(テレビ版)のいでたちは映画版のリッグスのイメージそのまま。さらに、海岸近くのトレーラーハウスに住み、ピックアップトラックを運転し、飲いつぶれて素っ裸で寝る毎日を送るなど、2016年とは思えないけど、男なら一度は憧れるワイルドなライフスタイルも再現されている。
今回リッグスが使用する拳銃も映画版と同じベレッタ92FS。本作や『ダイ・ハード』をきっかけに、今やメジャーすぎてアクション映画で見ない日はないほどの銃だが、マーティン・リッグスといえばこれしかない! メルとは一味違った、クレインが演じるリッグスの銃さばきにも注目だ。
さらに、マータフが愛する家族と住む邸宅も、立地から間取りまで映画を思い出す仕上がり。映画では、パトカーが突っ込んできたり、爆弾でトイレの便器が吹っ飛ばされたり、中国マフィアに全焼させられたりと、さんざんな目に遭ってきたマータフ家だが、ドラマではどんな目に遭うのか? 往年のファンにとっても、今後の展開が楽しみになる。
だが、何より本作が映画版と最も変わらない点は、ドラマ全体を包むオフビートでクールな空気感。リッグスとマータフの軽妙なトーク、マータフとの家族ぐるみの付き合いを通じて過去の傷を癒やしていくリッグスなど、シリーズのもうひとつの魅力だった「人間ドラマ」もしっかりと継承した作りは好感度バツグン。話数を重ねることでキャラクターの魅力を浮き彫りにしていく、ドラマ版ならではの味付けにも期待したいところだ。
また、『ワイルド・スピード』シリーズでおなじみのジョーダナ・ブリュースターが、自殺願望を持ったリッグスを診察する精神科医役で出演。映画でも端役として登場していた精神科医だが、ジョーダナほどのスターの起用とあって、ドラマではがっつり物語に絡んでいくことは必至。
ジョー・ペシが演じた情報屋レオ・ゲッツの登場や、リッグスの妻の死にまつわる復讐劇など、映画で描かれた物語がどこまで生かされていくのかも気になるところ。あのころを思い出しながら爽快なドラマを堪能する、毎週の放送が待ち遠しいドラマが誕生した。
海外ドラマ「リーサル・ウェポン」は海外ドラマ専門チャンネルAXNにて11月6日(日)12:00より第1話無料放送
※リモコンのCSボタンを押して311チャンネルで視聴可能・110度CS対応デジタルテレビまたはレコーダー、BS/110度CS対応アンテナが必要。
レギュラー放送は11月21日(月)22:00よりスタート
字幕版:11月21日(月)22:00スタート 毎週月曜・二カ国語版:11月22日(火)23:00スタート 毎週火曜
第1話無料放送の詳細はこちら
「リーサル・ウェポン」AXNオフィシャルサイト