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アニメイヤー2016年は劇場版モンストで締めろ!

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 今年もさまざまなアニメを見てきたが、正直このアニメを知った時「なぜ自分は今までこの作品をスルーしていたのか」と自分に全力ボディーブローを打ち込みたくなった。それが「モンスターストライク」だ。(編集部・井本早紀)

■モンストアニメがヤバい

 まずYouTubeアニメ「モンスターストライク」第1話で主人公・レンが映っているシーンを見ていただきたい。

 さわやかな顔してるだろ。視聴者に向けて「俺には特別な設定がある」とメタ語りしてる最中なんだぜ。それ……。しかも第1話・開始40秒後のことである。初回からフルスロットルすぎる。

 だが彼が語る“特別な設定”とは、主人公の軽いテンションとは裏腹に、幼少期に過ごしたときの記憶がないという若干重ためなもの。さらに登校中には女の子の泣き顔がフラッシュバックしたり……と、今年大ヒットした『君の名は。』含め良作に多い記憶喪失要素もバッチリ完備しているのだ。第1話で思いっきりハメを外し(すぎ)ながらも、しっかりと王道を押さえてきたアニメ「モンスターストライク」。でも油断してはいけない。

 なぜならばシリーズ構成・脚本を担当しているのは加藤陽一なのだから。アイドルが斧を持って木を伐採する「アイカツ!」シリーズや、かわいい妖怪たちがメタ&ネタをスッ……とぶっこんでくる「妖怪ウォッチ」シリーズの加藤氏だぞ。「モンスターが現れる→主人公修行orパワーアップ→倒す」だけで終わるアニメなはずがなかった。

  ( ゜д゜) 
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 ジョジョってる……、フォントもジョジョってるよ……!
 この女の子、やれやれだぜって言うよ……!(※劇場版にも登場する主要キャラクターです)
 しかも有名野球・バスケ漫画だけでなく、セクシーコマンドーまで網羅されていた。設定年齢を問いただしたい。

 だがひとたびバトルシーンに入れば、ゲーム版のワープシステムを取り入れたバトル演出などゲームファンでなくてもそのかっこよさにシビれる戦いが展開。しかも序盤で最も熱くなる13話では、「お前とは仲間にならない!」と言っていた少年が主人公のピンチに助けにきたり、総力戦でやっと倒したと思った敵が復活したりと胸アツ具合は天井知らず! そして今までで最大のピンチを迎えて、さあ、主人公どうなる!? と思っていたときに来た14話のタイトルは、「イザナミ死す」。待って。イザナミさん(敵)、ようやく本気でデュエルスタンバったところなの。

ラストバトルには、超人気声優・石田彰が声を担当する新たな敵が現れる……

 そんなこんなで気付けばもう50話。1話約7分ということでペロリといけちゃう日常系だと思っていたら、物理には物理を、数には数でぶつかり合う熱いバトルや少年漫画展開に心が持っていかれる、恐ろしいアニメだったでござる。しかし最近、それを上回る存在を公式が生み出してしまったんだな、これが。

■劇場版モンストはさらにヤバイ

 それが映画『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』。ひとまず予告編をどうぞ。

 そう、過去編である。主人公のレンが記憶を失う直前の物語が、ついに明かされるのだ。少年たちの冒険、劇場版になったことでさらに広がった表現の幅……。

『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』より

 そして僕らのモンストは、映画ならではの壮大な冒険物語となってスクリーンにやってきた。

『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』より

 大丈夫、これちゃんと劇場版モンストの画像です。間違ってないです。ということで劇場版モンストには、モンスターだけではなく、ドラゴン、謎の研究所、旅の最中の出会い……など誰もが子供のようにわくわくする要素がハンパなく出てくる。

キュン!とくる、かわいいキャラクターもいっぱい登場します

 しかもバトルシーンもかなり豊富。どれほどかと言えば、最初の10分でCGを豪勢に使ったスピード感あふれるアクションシーンが2回も登場するほど。

 YouTubeアニメ版には登場しなかった携帯電話に代わる新ガジェットを使い、モンスターと立ち向かう主人公たち。バトルルールは理解していなくても大丈夫。主人公の指の動きに合わせて弓矢のように飛び出していく味方モンスター、さらに彼らのこのポーズ。かっこいいでしょう? 熱さ=燃えは、頭だけで理解するものではない。心で感じるのだ。

 そのほかにもドラゴンの背中に乗って旅をしたりとファンタジー感満載の本作。しかし、もちろんいつものテンションも最後まで続いているのでご安心を。謎すぎる不審者も登場するし、物語の主人公でも交通違反をすれば警察が取り締まりにやってくる。ネタバレできないから、これ以上はもう言えないけれども、とにかく劇場版モンストは想像以上に熱いパトスにまみれている。率直にいうと、この作品を観た後に筆者の頭は「モンストはいいぞ」という思いでいっぱいになった。そのときは、まだほとんど「モンスト」を理解していなかったというのに! とにかくもう一度、大きなスクリーンでモンスト体験をしてみたい、そう思わせる熱さを劇場版モンストは秘めている。

■劇場版モンストとは

 人気スマホアプリ「モンスターストライク」を長編アニメ化したファンタジーアドベンチャー。「モンスト」と呼ばれる秘密の実験に参加している小学4年生の焔レン(声・坂本真綾)は、ある日研究所の地下で、現実世界にいるはずのないドラゴンを目撃する。ドラゴンに興奮するレンと仲間たち。そして未来からレンたちの前に現われたある青年。大人たちの陰謀からドラゴンを救うべく、仲間とぶつかり合いながらレンたちは冒険の旅に出る。

映画『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』は12月10日より新宿ピカデリーほかにて全国公開
公式サイト

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