ちょろっと流れる番組の収録に行ってきた
提供：WOWOW
番組と番組のあいだにちょろっと流れる番組ってありますよね。「あ～楽しかった」とか「もうすぐ始まるな～」とか思っているときに「ん？ いまなんかやってた？」ってなるアレです。そんな、視聴者としてあまりに失礼な態度で向き合ってしまいがちな番組の収録現場に行ってきました。そしてついでに藤井隆さんにもインタビューしてきました。（←めちゃめちゃ失礼。ごめんなさい。ここから取り戻します）（編集部・海江田宗）
今回、お邪魔したのは藤井さんがMCを務める新番組「休日映画ナビ～ お休みの日は映画を見よう！ ～」の撮影現場。2月4日からWOWOWで10分の番組が計8回放送される予定らしく、「まさにちょろっと番組」と言っても過言ではないでしょう。（←まだ失礼）
カタい映画情報番組を想像したくなるタイトルですが、この番組の実態はなんと「新感覚『映画・大喜利』」バラエティー。都内某所にある「カジノ」というシチュエーションで藤井さんがディーラーとなり、ゲストたちが映画をモチーフにした様々なお題で大喜利に挑戦します。そしてその解答（ボケ）を藤井さんが採点してチップを増減させていくという番組独自のルールが採用されています。なんだか詰め込みすぎて映画×大喜利×カジノのケンカが勃発しそうなのですが、いざ撮影が始まるとそこには予想外の結果が待っていました。その理由は……！
実はこの「ちょろっと番組」は、「ちょろっと番組」であるにもかかわらず出演者がめちゃ豪華なのです。司会が藤井さんであることから「あれ？」と思っていた人もいるかもしれませんが、大喜利の挑戦者たちも粒ぞろいです。藤井さんが「大喜利のトップの方」と評するバッファロー吾郎（バッファロー吾郎A・竹若元博）のお2人が番組を本格大喜利番組たらしめ、様々な番組や雑誌などで活躍する朝比奈彩さんが華を添えます。そして若手お笑い芸人の注目株・ゆりやんレトリィバァさんが予測不能のボケをかまし、4人の答えを藤井さんが優しさキャラ全開でまとめあげます。「いやこれ、『ちょろっと番組』にはもったいないよ」と余計なお世話をしたくなるほど豪華です。
こんな驚きのメンバーが揃っていたので、都内某所にある「カジノ」という設定の場所（またの名をお昼の東京・六本木の一角）には笑いの渦が巻き起こりました。大喜利の答えとかをここで「ちょろっと」発表しちゃうと本当に怒られてしまうので伏せますが、ちょろっとだけ感想を明かしておくとバッファロー吾郎のお2人はまさにバッファロー吾郎というボケを提供し、ゆりやんさんも体やキャラクターをいかした笑い全開。そして予想外だったのは朝比奈さんの「積極的攻めの姿勢」です。その4人の回答に藤井さんがボケとツッコミを使い分けて対応するわけですから、昼下がりの六本木に、人知れず笑いの数々が、炸裂しまくっていたのです。
そんなある意味「予想外」の収録の後にインタビューに答えてくださった藤井さんは、「映画をご覧いただく前にちょっとでも視聴者の方に興味を持ってもらえたら」とこの“豪華ちょろっと番組”に込めた思いを紹介。「大喜利の経験・才能がないので出演者の方にはご迷惑をおかけしたかも……」「番組を観てくださった方に『藤井しっかりして』って思われる」と少しネガティブな発言もありましたが、こちらの質問に丁寧に向き合っていただき、絶妙なタイミングで「良質な映画がたくさんテレビを通して観ることができるWOWOWさんってありがたいですよね」と発言して、スポンサー企業への感謝の言葉さえも笑いにかえていました。
インタビューの中で「僕じゃなくて陣内くん（陣内智則）の方が絶対適任ですよ！」とまで言い放っていた藤井さんでしたが、朝比奈さんのチャレンジングな答えを優しく包み込み、「（自分と朝比奈さんの）2人で力を合わせてなんとかしようとした」と振り返った「笑い」は藤井さんだからこそ生み出せたものだったと思います。そんな「笑い」を目撃するためにも、たまには番組と番組のあいだにちょろっと流れる番組をしっかりと観てみるのも新感覚でいいのかもしれません。そんな感じでこのちょろっと記事を終わります。数々の失礼、どうもすみませんでした。
「休日映画ナビ～ お休みの日は映画を見よう！ ～」は2月4日より毎週土曜午前9時50分（全8回）に放送。（第5回のみ3月3日深夜1時に放送）