ゼッタイ泣いちゃう片思い…切ないけど甘い！実写版『ここさけ』

　好きな人に「好き」って言えますか？　簡単なことではないですよね。それが片思いだとしたら、なおさら難しいはず。ここでご紹介する『心が叫びたがってるんだ。』は、誰もが経験したことのある片思いを描いた映画なんです。泣いちゃうくらい切ない思いもするけれど、苦しんだからこそ自分が一回り成長できる片思い。共感しまくりのラブストーリーに告白する勇気をもらってみませんか？（編集部・小山美咲）

そんな風にされたら好きになっちゃう…！優しい彼の本音とは

　恋するきっかけといえば、“助けてもらう”シチュエーションが鉄板。学校の友達、バイトの先輩、会社の上司……つらいときや困っているときに手を差し伸べてくれた人は、特別な存在になりますよね。『ここさけ』のヒロイン・順にも、傷を負った心を少しずつ溶かしてくれるクラスメイトの存在が。なぜかいつも自分を気にかけてくれる優しいあの人。そんなの絶対恋に落ちちゃうけど、そういう人って実際、誰にでも優しいのでは？　その予感通り、彼にはほかの女性の影が……。自分だけに優しくしてほしいけど、彼女でもないのにそんなこと言えない。ハッキリしてほしいけど、こわくて本当のことは聞けない。彼の気持ちがわからないことも、思い切れない自分自身もイヤになる。典型的な片思い状態。

元彼が忘れられない…だけど彼にはもう新しい子がいる？

　新しい恋がある一方で、過去の恋愛って忘れられないもの。中途半端のまま終わってしまった恋なら、なおさらです。ほかの誰かに目を向けようと思っても元彼が気になってしかたなかったり、新しい子の出現にヤキモキしたり。そんな女の子が『ここさけ』にも！　優等生の菜月は、人気者で恋に不自由なんてしていなそうなのに、かつて付き合っていた彼が忘れられないんです。恋愛には、片思いの頃はよかったのに両思いになった途端に何もかもうまくいかなくなるなんてこともしばしば。いまも元彼が気になるけれど、彼にはもう新しい相手がいるかもしれない。もう別の子に気持ちが移ってしまったかもしれない。そんな不安を抱えているのに、自分の方が気のない素振りを見せちゃう。しっかり者に見える菜月もそんな一面がある普通の女の子なんです。

片思いは苦しいだけじゃない！失恋してもハッピーってどういうこと!?

　すれ違う恋心は一筋縄ではいかない！　青春時代の恋愛は特にそう。「誰とくっつく？」なんてそんな単純なものではなかった学生時代の恋の経験。苦しくて、切なくて……だけど、思春期だからこそできる、素直に泣いたり笑ったり大声で叫んだりする本気の恋は、良い意味で自分を変えてくれるものでした。そして実は……順と菜月の矢印の先にいるのは同じ男の子・拓実。その拓実にも、人付き合いが下手で本音で話すことができないという悩みがあります。『ここさけ』のキャッチコピーは「“最高の失恋”は、あなたをきっと強くする」。そんな失恋っていったい？……と思うけど、順や菜月が行きつく答えは本当にハッピーなんです。誰かが失恋することになるのは避けられませんが、最後には笑顔になれる、このあったかい青春ラブストーリー。泣いて笑った後には必ず前向きですがすがしい気分になれます！

映画『心が叫びたがってるんだ。』は7月22日より全国公開

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