『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』~漫画連載:憑依系女子、 夢野映子の1日
憑依系女子夢野映子の1日
「EXILEの映画が公開された」と言われたら、おそらく反応は二極化するのではないでしょうか。急いで劇場に向かう人と、まったく興味を持たない人。わたしは完全に後者……でした。『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』を観るまでは。
《あらすじ》 五つのチームがしのぎを削るSWORD地区を襲う新たな脅威、極悪スカウト集団「DOUBT」と監獄からの刺客「PRISON GANG」。「SWORD」と未来をかけた最大の決戦や、闇の勢力・九龍グループと琥珀&九十九・雨宮兄弟の激闘が繰り広げられる。
ネットで拾った100文字程度のあらすじを読んだものの、鑑賞前にはすっかり頭から抜け落ちており、もちろん前作やテレビシリーズの情報なども皆無。そんな状態で挑んだ私は冒頭およそ10分で、これまでのEXILEに対する固定概念が音を立てて崩れ落ちました。
「これはただのEXILE映画じゃない!」
いまだかつてこんなに釘付けになった映画はあったでしょうか。開始直後からものすごいテンポで最低限のストーリー説明が入り、ものの10分ほどで100人くらい? の主要登場人物が登場。すごいのは、その信じがたい数の登場人物それぞれに背景があることがすぐにわかったこと! 世界観の完成度があまりにも高く、ひとりニヤついちゃいました。
しかしながら、これだけの登場人物が引っ切りなしに出てきても不思議と置いてけぼりになることはなく、「この人の過去には一体何があったんだ?」と推測しながら見る楽しさもアリ! 初見の人もまったく問題なく観られるかと。むしろ、まっさらな状態で見ることは最初の1回目でしか体験できないので、わたしのようにシリーズを観たことがなくても、そのまま劇場に向かってほしいです。ほら、お肉とかも最初は何もつけないで食べてください的なこと言われるときあるでしょう?(ありますよね?)それと同じです、えぇ。
最後に、初見あるあるを貼っておきますね(ネタバレなし)
ヤナマリ的『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』見どころ
・パンフレットの8割を人物紹介で占めるほどの濃すぎる登場人物
・チームごとに統一された個人名
・ハリウッド並みのド派手なカーアクション
わたしにとって新境地となった本作。アクションも本格的なのでぜひ劇場で観ることをオススメします!
柳本マリエ プロフィール
17歳で渡米したことをキッカケに人生の歯車が崩れ出す。まったく紳士ではないイギリス人と4年間も付き合ったり、フランス郊外の知らない街で迷子になったり、色んな夢を追いかけていたら絵日記ブロガーになっていました。現在は肩に乗るネコと暮らしています。ブログ「肩乗りネコと三十路の勇者」毎日更新中!