『君の名は。』の“バルス”的シーンを探してみた!
提供:WOWOW
『君の名は。』がついにテレビで初放送されます!(11月4日、WOWOWにて放送)何度か観たという人も映画館のように多くの人が同じ時間に同じ体験をするというテレビでの放送は、ネット配信やレンタルとはまた違って特別な意味があるはず。映画のテレビ放送では、『天空の城ラピュタ』における“バルス”のようなアツいシーンで心を一つにして盛り上がりたい! そこで、『君の名は。』のテレビ初放送をより楽しむべく、“バルス”的なポイントを探してみました!(編集部・小山美咲)
そもそもバルスって…?
「バルス」とは、『天空の城ラピュタ』劇中に登場する滅びの言葉。物語のクライマックスで、主人公のパズーとヒロインのシータが手を取り合って唱えるのが「バルス」です。“滅びの言葉”という物理的パワーと、物語最大の盛り上がりシーンが組み合わさったことで、人々の心をつかみ、テレビ放送されるたびにネットは大盛り上がりで視聴者が楽しみにするセリフになっています。
レベル1「来世は東京のイケメン男子に」
さて、先ほど紹介したように、「バルス」は滅びの言葉。よって「呪文→発動」というパターンとすると、映画が始まってすぐに気になる場面が。田舎町の伝統やしがらみに嫌気がさしたヒロインの三葉が都会にあこがれをつのらせ、「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!」と叫ぶところです。地方出身の者としては、切実さが痛いくらい伝わってくるセリフ。
この三葉の叫びは、都会の男子高校生・瀧と関わっていく物語の展開を思えば象徴的でもあります。地方暮らしに不満のある方、東京のイケメン男子に生まれていたらもっとモテていたかも……と思う方、ネット上でも、家族でテレビを囲むリビング(ちょっと家族がびっくりするかもしれませんが)でもよし、このシーンがきたら、心の叫びをぶつけるチャンス!
レベル2「たまごコロッケサンド」
もう一つ、現代の世で破壊力を持つのが“飯テロ”。おいしそうな食べ物の描写はたまりませんが、ダイエット中や夜中に食欲をそそられちゃうのは困りものです。『君の名は。』も、お腹が空いているときに観るのは危険かもしれない、ひそかな飯テロ映画。
三葉が夢見た都会のおしゃれカフェで食べるフルーツたっぷりのパンケーキはよく注目されていますが、ほかにも瀧の友だち二人がそれぞれのランチのたまごサンドイッチとコロッケで作ってくれるたまごコロッケサンドや、瀧たちが三葉に会いに向かった飛騨で味わうご当地の五平餅に高山ラーメン……と目に鮮やかな飯テロシーンがいっぱい! 各シーンでの「たまごコロッケサンドにしようぜ」「高山ラーメンひとつ」というセリフも、一部ファンの間では人気が高いのです。よだれが出そうなおいしそうな食べ物が画面いっぱいに映し出されたら思いっきり「たまごコロッケサンド~」などとその名を連呼しましょう。
レベル3「すきだ」
三葉と瀧、本来であれば出会うはずのなかった二人がつながり、引き合わされていくさまを描く『君の名は。』。物語の後半は、とある運命に立ち向かう二人の関係の核心に迫っていき、思わず涙してしまうシーンが続きます。最も心を揺さぶられるのは「すきだ」のシーン!
ネタバレになるので詳しくは書けませんが……視聴者に一体感が生まれ、隣で観ているお父さんも目頭を押さえているでしょう。映画館と違い、周囲を気にすることなく号泣できるのもテレビ放送の醍醐味。放送を観ているみんなと一緒に「すきだーーー」と叫んで思う存分、涙を流しちゃいましょう!
『君の名は。』はWOWOWシネマにて11月4日よる8:00よりテレビ初放送
(C) 2016「君の名は。」製作委員会