『ジグソウ:ソウ・レガシー』~漫画連載:憑依系女子、夢野映子の1日
憑依系女子夢野映子の1日
シリーズ8作目、7年ぶりとなる新作『ジグソウ:ソウ・レガシー』。わたしにとって、2004年の1作目からナンバリングタイトルすべてを逃さず映画館で観ることができている唯一のシリーズで、公開を待ち望んでおりました。
《あらすじ》密室に鎖でつながれ閉じ込められている男女5人。頭にはバケツが被せられ、視界の先にあるのは丸鋸刃(まるのこは)。すると彼らにあるメッセージが告げられる。「罪を告白せよ、真実のみがお前たちを自由にする」無情にも開始した死のゲーム。これは死んだはずの連続殺人鬼ジョン・クレイマー(トビン・ベル)のしわざなのか。また、なぜ彼らだったのか。
前作から7年も経っているため、正直なところ記憶が曖昧な部分もありました。わたしはシリーズのファンではありますが、みなさんご存知の通り『SAW』シリーズって1回観るとおなかいっぱいになるじゃないですか。本作は集大成感が強いため、予習をして挑めばよかったと少し後悔しています。(しかし1~7をひとり自宅で予習するのはそれなりに覚悟が必要となりまして……)
そんなうっすらとした記憶の中で観た本作ですが、今回のゲーム内容はマイルドなほうかもしれません。しかしながらファンを満足させるには十分な演出がところどころに散りばめられており、満足度は高め! またこういうときの自分の勘の鈍さが良い方向に働き、最後まで振り回されながら鑑賞できました。もう1回観たいけど、今はまだおなかいっぱいです。
ヤナマリ的見どころ
・マイルドながらもやっぱりエグいトラップの数々
・お決まりの伏線回収
・シリーズファンを満足させる演出
柳本マリエ プロフィール
17歳で渡米したことをキッカケに人生の歯車が崩れ出す。まったく紳士ではないイギリス人と4年間も付き合ったり、フランス郊外の知らない街で迷子になったり、色んな夢を追いかけていたら絵日記ブロガーになっていました。現在は肩に乗るネコと暮らしています。ブログ「肩乗りネコと三十路の勇者」毎日更新中!