少年たちが森で自給自足!キングコング監督デビュー作が『スタンド・バイ・ミー』みたいにピュアだった!
提供:デジタルスクリーン
親たちに隠れて作り上げた森の中の秘密基地に、気の合う仲間たち、そしてひと夏の冒険……傑作『スタンド・バイ・ミー』を思わせる青春映画が公開されました。『キングス・オブ・サマー』というタイトルのこの映画は、映画ファンを熱狂させ、日本でも興行収入20億円を記録した『キングコング:髑髏島の巨神』のジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督の長編デビュー作です。さすがの映像センスで見せる甘く切ない少年たちの青春の1コマをピックアップしてみました。(編集部・市川遥)
【ここが青春】圧倒的大自然!森に建てた一軒家で自給自足
親たちへの不満から家出を計画した高校生のジョーと親友のパトリック、なぜか彼らに付いてきた風変りな少年ビアジオという愛すべき3人組のひと夏の冒険を描く本作。『スタンド・バイ・ミー』でも木の上の秘密基地が印象的でしたが、本作ではそれが一段階も二段階もパワーアップ! 少年たちは案内なしでは誰もたどり着けないような森の奥深くに、間取りまできっちり決めて“マイホーム”を建ててしまいます。
清流の川に飛び込んで泳ぎ、黄金色の草原で駆け回り、木洩れ日の美しい森で果実を摘み、焚き火を囲んで食事をし、楽器を演奏して踊り……。ロバーツ監督はその卓越したビジュアルセンスで、少年たちのそんなきらめく日々を切り取っていきます。誰もが一度は思い描いたに違いない夢を実現させてしまった彼らの姿に、胸の高鳴りを抑えることなどどうしてできるでしょうか!
【ここが青春】こんな友達二度とできない!まぶしい少年たちの友情
親への反発も青春時代ならでは。ジョーとパトリックの家出もそれが原因で、最初は二人のイライラにも「わかるわかる!」となりますが、本作には彼らを思う親たちの気持ちも押しつけがましくなくそっと描かれており、いつの間にか親目線で少年たちを見つめてしまっている人たちもいるはず。
そして、森の中の手作りの一軒家で自由気ままな日々を送る3人ですが、ジョーが思いを寄せるクラスメイトをこの家へ招いたことで暗雲が。親との関係、友を取るか・恋を取るかという問題に対処しようともがき、ジョーが導き出す答えがもう最高! 『スタンド・バイ・ミー』でもそうでしたが、こんなにピュアでかけがえのない友情ってこの時代ならではのもの。少年たちの互いを思い合うさまにグッときちゃってください!
ちなみに主人公ジョーを演じたのは、ハリウッドの次代を担う正統派イケメン俳優ニック・ロビンソンです。往年の美形俳優を彷彿させるルックスと188センチという高身長、そして確かな演技力に熱視線が注がれている注目株で、大ヒット作『ジュラシック・ワールド』で演じた弟思いのお兄ちゃん役で女子をキュンキュンさせたことも記憶に新しいはず。『ジュラシック・ワールド』でブレイクする直前に出演した本作では、甘いマスクはそのままに、少年特有の儚さが同居したナイーブな魅力を爆発させています。
そんな青春映画の新たな秀作『キングス・オブ・サマー』は劇場公開中ながら早くもオンライン上映を開始しており、アップリンクによるオンライン映画館「アップリンククラウド」と、国内初公開作品を中心に上映を行うオンライン上の映画館「デジタルスクリーン」にて期間限定上映中です。近くに上映館がない……と涙を呑んできた映画ファンに朗報といえるでしょう。
【こっちも青春】『スタンド・バイ・ミー』監督の日本初公開作も!
さらに「デジタルスクリーン」では、『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー監督と『キングス・オブ・サマー』の主演ニック・ロビンソンがタッグを組んだ『ビーイング・チャーリー』もこのたび日本初上映! 思春期の少年がドラッグ問題から成長していく過程をつづった青春ドラマで、凛々しさを増したニックにほれぼれ。息子の実体験が基になっているとあって、ライナー監督にとっても思い入れの深い一作となっています。
■鑑賞の仕方
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