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『8年越しの花嫁 奇跡の実話』~漫画連載:憑依系女子、夢野映子の1日

憑依系女子夢野映子の1日

 鑑賞前から泣いてしまうであろうことは覚悟していましたが、思わず「うっ」と声をあげてしまうほど号泣してしまった『8年越しの花嫁 奇跡の実話』。この原稿を書きながらも、また涙が止まらなくなりました。

《あらすじ》 結婚の約束をした尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)。しかし式の3か月前、300万人に1人の確率で発症すると言われている病が麻衣を襲う。尚志は懸命に看病を続けるが、長い昏睡状態から目覚めた麻衣は記憶を失っていた。20代カップルに起こった奇跡の実話。

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 まず衝撃だったのが闘病の描写が美化されすぎていないこと。いわゆる美しい記憶喪失ではなく、目を背けたくなってしまう部分も土屋さんが熱演しています。

 そして『8年越しの花嫁 奇跡の実話』というタイトルの通り、闘病生活を含めた8年分の愛の物語なのですが、もし自分だったら昏睡状態の恋人をそんなに長い間待つことができるでしょうか。もしかしたら一生目覚めない可能性もある中で懸命に看病を続けることは、決して簡単なことではありません。

 特別派手な演出があるわけではないからこそ、現実的で心に響く本作。ひとり身の私でさえ声をあげて泣くほどなので、デートなどで観るとより気持ちが盛り上がることでしょう。

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ヤナマリ的見どころ

・幸せいっぱいのプロポーズ

・体当たりの闘病シーン

・ウエディングプランナーさんの粋なはからい

柳本マリエ プロフィール

柳本

 17歳で渡米したことをキッカケに人生の歯車が崩れ出す。まったく紳士ではないイギリス人と4年間も付き合ったり、フランス郊外の知らない街で迷子になったり、色んな夢を追いかけていたら絵日記ブロガーになっていました。現在は肩に乗るネコと暮らしています。ブログ「肩乗りネコと三十路の勇者」毎日更新中!

ブログ http://marieyanamoto.blog.jp

Twitter https://mobile.twitter.com/marieyanamoto

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