アカデミー賞直前!ベストドレッサー予想
今週のクローズアップ
今年も映画界最大のイベント、アカデミー賞授賞式まで約2週間となりました。歴史に名を刻む名作や名優たちの誕生の瞬間であり、その結果もさることながら、トップスターの華やかなドレス姿が拝めるレッドカーペットもやっぱり楽しみ! そこで一足お先に、授賞式に来場するであろうセレブたちの“勝手にベストドレッサー予想”をお届けします。(編集部・浅野麗)
エマ・ストーン
前回『ラ・ラ・ランド』で主演女優賞を受賞したエマ・ストーン。これまでもベストドレッサーに名が挙がることも多く、そのファッションセンスはトップクラス。昨年は、全体にゴールドの刺繍とビーズを施し、裾に向かってフリンジの層を重ねたゴージャスなジバンシイのオートクチュールドレスで登場。オスカー像を手にした自身の輝きも相まってか、当然ながら高評価。その他、主演女優賞を席巻した昨年は様々な授賞式でベストドレッサーの栄誉も手に。よって、プレゼンターで登場する今年も大本命はやっぱりエマなのです!
ニコール・キッドマン
その美貌とスタイルにはなんといってもレッドカーペットがよく似合う! というわけで、これまでに幾度となくベストドレッサーに選ばれてきたニコール・キッドマン。昨年は、アカデミー賞でのヌーディーなアルマーニ・プリヴェも好評でしたが、同じくアルマーニ・プリヴェのドレスを着た英国アカデミー賞でのプランジネックの細身のロングドレスが「授賞式の主役」とまで称されベストドレッサーに。他にも、放送映画批評家協会賞でのブランドン・マックスウェルの黒の大胆スリットドレスが様々な媒体からベストドレッサーに選ばれており、今年も手堅い存在といえそう。
ケイト・ブランシェット
第88回アカデミー賞授賞式では、スワロフスキーのクリスタルが施され、花と白い羽があしらわれたフェミニンかつエレガントな、アルマーニ・プリヴェのシーフォームグリーンのドレスで、「全てにおいてパーフェクト!」という高評価を受けたケイトさま。第86回の授賞式でも、同じくアルマーニ・プリヴェのヌードカラーのドレスで高い評価を受け、登場すれば、「オスカーで見たいのはこれ!」というツボを押さえたハイセンスなドレス姿を披露してくれる彼女。そう、ベストドレッサーうんぬん以前にケイトさまの場合はドレス姿を拝みたいのです。
ジェニファー・ローレンス
ジェニファー・ローレンスといえば、授賞式やレッドカーペットでつまずき、愛すべきドジっ娘として、ついつい違う方向に期待しがちですが、すらりとした長身と抜群のスタイルで着こなすドレス姿は、ベストドレッサーの常連でもあります。中でも主演女優賞を受賞した第85回授賞式でのペールピンクと白のストラップレスドレス、そして翌第86回のバッサリと切ったショートヘアーにもピッタリだった真っ赤なドレスは高評価。とはいえ、第88回ではかわいらしいイメージから一転した黒のシースルードレスが賛否両論だったりも。ドレスはどれも広告塔を務めるディオールのオートクチュールです。
シャーリーズ・セロン
同じく広告塔を務めているディオール・クチュールのドレスで毎年登場し、こちらも必ずといっていいほど高評価を得るのがシャーリーズ・セロン。昨年はマリリン・モンローを彷彿させる、深いVネック&ハイスリットがセクシーなシルバー&ブラックのドレス、一昨年はウエストまでの深いプランジネックの真っ赤なドレスと、どれもその完璧すぎるスタイルを最大限に生かした彼女にしか着こなせないドレス姿を、貫禄たっぷりに堪能させてくれます。今年は一体どんな姿を見せてくれるのか、毎回楽しみでならない、絶対に外せないセレブの一人です。
シアーシャ・ローナン
『レディ・バード』が好評なシアーシャ・ローナン。第88回アカデミー賞授賞式では、大人セクシーな濃いグリーンが印象的なカルバン・クライン・コレクションのプランジネック&マーメイドドレスで登場し、高評価を得ました。黒一色になった第75回ゴールデン・グローブ賞では、左側だけノースリーブで、左肩と右ウエストにシルバーを利かせたアトリエ・ヴェルサーチのドレスで個性も。子役からのシフトチェンジが順調な彼女だけに、ドレス選びのセンスも間違いない!?
マーゴット・ロビー
第88回アカデミー賞授賞式では、ゴールドのスネークスキンが印象的なトム・フォードのプランジネックのドレスで登場し、「まさにゴージャス!」と高評価を得たマーゴット・ロビー。『アイ、トーニャ(原題)』で女優賞にノミネートされた先日の第75回ゴールデン・グローブ賞授賞式では、おへそあたりまでぱっくりといったプランジネックと、その下に続く大きなクリスタルの刺繍が印象的な1930年代風のグッチのドレスで、黒一色の中でもゴージャスさを演出することに成功。ゴージャスがお似合いのマーゴットは無難に攻めると評価が厳しい傾向があるので、華やかさに期待!
ダイアン・クルーガー
レッドカーペットでもスタイリストを雇わず、自らスタイリングしたいという強いこだわりがあることでも知られるダイアン・クルーガー。その高いファッションセンスは、本人は眼中にないというものの、これまでにも度々ベストドレッサーに選ばれているだけに、アカデミー賞のレッドカーペットという大舞台でのチョイスに期待が高まります。自身初のドイツ映画主演作『女は二度決断する』が外国語映画賞を見事受賞した、先日の第75回ゴールデン・グローブ賞では、シースルーのケープがエレガントさを演出したプラダのドレス姿が高評価。
アリシア・ヴィキャンデル
助演女優賞を手にした第88回の授賞式では、広告塔を務めるルイ・ヴィトンのダストイエローのベアトップドレスで登場したアリシア・ヴィキャンデル。若さあふれる華やかさとさわやかさは『美女と野獣』のベルさながらと大好評でした。そして、前年の受賞者としてプレゼンターで登場した昨年は、同じくルイ・ヴィトンながら全体にレースがあしらわれた黒のドレス姿、先日のゴールデン・グローブ賞でも、同じく黒のヴィクトリアンスタイルのハイネックのドレスと続いているので、ここは一つ華やかなアリシアちゃんが見たいところ!
メリル・ストリープ
アカデミー賞といえばメリル大先生! もはやミセス・アカデミーといっても過言ではないでしょう。ノミネーション最多数は毎度更新され、もはや鉄板ジョークにもなってしまう大女優の彼女。昨年の第89回授賞式ではエリー・サーブのビジューが美しいオフショルダードレス、第87回の授賞式では黒のランバンのタキシードドレスと、そのエレガントなドレス姿もこれまた毎回高評価です。醸し出されるベテランならではの魅力は思わず「さすが……!」の一言。
ヴィオラ・デイヴィス
昨年の助演女優賞ウィナーのヴィオラ・デイヴィスは、ヴィヴィッドな赤が印象的なシンプルかつエレガントなアルマーニ・プリヴェのドレスでベストドレッサーに。昨年はこの他にもイエローやピンク、ブルーとどれもヴィヴィッドな色のチョイスで華やかさが際立っていた彼女。今年も前年受賞者としてプレゼンターで登場するのは確実だけに、どんなドレスで登場するのか気になります。