転職するには死ぬしかない!ベン・アフレック×マット・デイモンが考えた未来の会社がヤバすぎる
提供:NBC
駅の改札を出て会社に向かおうとしている時、なぜか気になってしまう転職サイトの看板。「本当の自分を見つけよう」的なコピーを前にちょっと立ち止まってしまうあなた。「今の会社でよかったぜー!」と思わずガッツポーズをしたくなるくらいヤバイ会社が登場する海外ドラマを紹介します。(編集部・海江田宗)
■ベン・アフレックとマット・デイモンが予測した未来のヤバイ会社
その海外ドラマのタイトルは「インコーポレイテッド」。2074年の近未来という設定で、政府にかわって巨大企業が統治するようになった世界を描いています。世界はその企業に所属できている裕福な人が暮らす「グリーンゾーン」と貧民が暮らす荒廃した「レッドゾーン」に二極化されていて、会社がすべてを支配しています。
ワークライフバランスなんて言葉がまったく存在しないこのドラマの製作総指揮を担ったのは、ハリウッドきっての名コンビ、ベン・アフレックとマット・デイモン。この二人がいれば面白くないわけがないと思わせるベンとマットのおかげで、事実、衝撃のSFサスペンスに仕上がっているのですが、本ドラマの主人公ベンが働く(すべてを捧げている)会社スピーガはマジでヤバイんです……。
■出世争いがシビアすぎる(ヤバ度☆)
「そんなのウチの会社だって一緒だよ。同期のアイツには負けたくないんだ」と思いましたか? ダメです。そんな甘い考えではこの会社では絶対出世できません。むしろスタートラインにすら立てない。会社がすべての「インコーポレイテッド」の世界では出世争いは「勝つ」「負ける」ではなく「弱みの握り合い」。そのためにベンの同期は裏で画策します。「裏で画策」。なんてヤバそうな響き。そしてこれはまだ「ヤバ度」の☆が一つなのをお忘れなく。
■出社&退社時にボディーチェック(ヤバ度☆☆)
「休みの日は休まないと。自宅に仕事持って帰るなよー」と部下思いの上司がいるわけではありません。スピーガ社の社員は出社時と退社時に厳重なボディーチェックを通る必要があるのです。近未来の技術を駆使して、会社の機密を徹底保守するのが目的。もし何かを持ち出そうとして見つかったりでもしたらヤバイ場所に強制連行されます。
■社内にヤバイ部署がある(ヤバ度☆☆☆)
だんだんヤバくなってきました。ベンが働く会社には「スピーガ社保安部」という部署があるのです。その部署の責任者は元軍人で、冷酷な尋問で恐れられている屈強な男。えっ? 冷酷な尋問? 元軍人? 頭の中のクエスチョンマークがとまりません。
■上司に頭の中をのぞかれる(ヤバ度☆☆☆☆)
疑問に思うことが多すぎて頭の中が整理できなくても心配ありません。この会社なら自分から質問をする必要はなく、上司の方が頭の中を強制的にのぞいてくれるのです。しかもチラ見じゃなくてじっくりと時間をかけて……。上司に知られたくなければ記憶を消すしかないというヤバすぎる二択。昨日したミスについて「なんで君はこんなことをしたんだ!?」と声を荒げている部長が、ありがたく思えてきます。
■転職するには死ぬしかない(ヤバ度∞)
はい、きましたヤバ度マックス。「死ぬしかないってどんだけだよ!」ってなりますよね。もし「インコーポレイテッド」の世界に転職サイトの看板があったら、「死にましょう」というコピーが書いてあることでしょう。社員の命まで握っている会社。もはや会社と呼んでいいのかさえ怪しくなってきました。
■人殺ししないと生き残れない(ヤバ度∞)
いや、まだあったのかヤバ度マックス。でも感覚が麻痺してきたのか自分が生き残るためなら人殺ししてもいいんじゃないかと思えてきました。でもダメです! 人を殺して生き残れたとしても、そんな人間に明るい未来が待っているわけがありません。「あの時、逆に殺されておけばよかった」というほどの絶望が待ち受けていることでしょう。人殺しが人生の選択肢に入っているなんて、未来の会社ヤバすぎる。
■明日からも頑張ろう
未来のヤバすぎる会社はどうでしたか。「やっぱり今の目の前の仕事、頑張ってみようかな」と思えますよね。ベンとマットが製作総指揮を務めた「インコーポレイテッド」を観たら、出勤中のガッツポーズが止まらなくなりますよ。
「インコーポレイテッド」は3月7日よりDVD発売&レンタル開始