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春ドラマ、注目のイケメンたち

今週のクローズアップ

続々と放送が始まる4月クールのドラマ。池松壮亮岩田剛典坂口健太郎佐藤勝利竹内涼真田中圭二宮和也東出昌大平野紫耀三浦翔平……。春ドラマを盛り上げる、注目のイケメンたちをどーんと紹介します!(構成・文:シネマトゥデイ編集部 石井百合子)

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池松壮亮「宮本から君へ」(テレビ東京系で放送中、金曜深夜0時52分~)

宮本から君へ
(C)「宮本から君へ」製作委員会

恋にも仕事にも不器用な営業マン・宮本浩
「ザ・ワールド・イズ・マイン」などで知られる新井英樹の同名漫画をドラマ化。文具メーカー「マルキタ」の新人社員・宮本の成長を描く青春ストーリー。本作のために池松が丸刈りにしたことも話題だが、第1話ではシャウトを連発する姿が印象的。飲みの席では「うるせー! 会社にいたって社長になんてなれねえんだぞー!」と同期につかみかかり、駅のホームでは思いを寄せていた女性に「僕の名前は宮本浩です!」と必死の自己紹介。いつになくアツい池松の姿に驚かされる。

宮本から君へ
(C)「宮本から君へ」製作委員会

★ここに期待!
監督は、映画『ディストラクション・ベイビーズ』(2016)で組んだ真利子哲也。同作では脇役としてキャバクラの店長にふんし“ワルな魅力”を発揮していたが、「宮本から君へ」では主演としてガッツリ真利子監督とタッグを組む。ドラマの放送発表時に寄せたコメントでは「僕自身が宮本浩をやれるだけの器、人間性があるのかどうか、日々自分自身に問い続けた2か月間でした。それくらい難易度の高い役でした」と格闘した様子をうかがわせ、先ごろ行われた記者会見でも撮影中のエピソードを披露。丸刈りになって土下座をしたり、10月下旬の冷たい海に入ったりと「何回か記憶が飛ぶような」ハードな撮影が多かったことを明かしており、体当たりの演技を堪能できそうだ。

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東出昌大「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系で放送中、月曜21時~)

コンフィデンスマンJP
(C)フジテレビ

小心者の信用詐欺師・ボクちゃん
「リーガルハイ」シリーズなどの売れっ子脚本家・古沢良太による痛快エンターテインメントで月9ドラマ初出演を果たす東出。だまし合いの二転三転するストーリーが展開する本作で、長澤まさみ小日向文世とともに信用詐欺師役に挑戦。早く詐欺師稼業から足を洗ってまっとうに生きたいと願っており、長澤演じるヒロイン・ダー子に振り回される役回りだ。

コンフィデンスマンJP
(C)フジテレビ

★ここに期待!
さまざまな職業人に変装し、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取るという設定だけに、何と言ってもその変身ぶりが見もの。9日に放送された第1話ではホストになってダンスも披露。番宣動画では、寿司職人らしき恰好で「へい、らっしゃい!」と粋な挨拶をしていたかと思えば、スポーツウエア姿で円陣を組んでいたり、なぜかアフロヘアでろくろを回していたり。銃口を突き付けられている緊迫の場面もあり、二枚目から三枚目まで、変幻自在に表情、ルックスを変えていく様子が楽しい。

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坂口健太郎「シグナル 長期未解決事件捜査班」(カンテレ・フジテレビ系で放送中、火曜21時~)

シグナル 長期未解決事件捜査班
(C)フジテレビ

独自のプロファイリングで戦う刑事・三枝健人
韓国で「第52回百想芸術大賞」を受賞した大ヒットドラマ「シグナル」に基づくサスペンス。初の連ドラ主演となる本作で坂口が演じるのは、冷静な判断力と観察力、そして独学で身につけたプロファイリングを武器に戦う警察官・三枝。幼いころに起きた女児誘拐殺人事件、兄が自殺する原因となった事件で心に深い傷を負い、警察を全く信用していないという背景がある。……とここまでは、硬派なサスペンスを思わせる設定だが、彼が謎の無線機で過去を生きる刑事・大山剛志(北村一輝)と交信するようになり、互いに協力し合いながら未解決事件に挑んでいくというファンタジックな設定が見ものだ。

シグナル 長期未解決事件捜査班
(C)フジテレビ

★ここに期待!
連続ドラマ初出演作「コウノドリ」(2015・TBS系)から「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(2016・フジテレビ系)、「重版出来!」(2016・TBS系)、「東京タラレバ娘」(2017・日本テレビ系)、「ごめん、愛してる」(2017・TBS系)、「コウノドリ(第2シリーズ)」(2017・TBS系)とラッシュが続き、ついに連ドラ初主演。2014年公開の映画『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』以来、ハイペースで俳優業をこなしてきた彼だが、先に挙げた連ドラではいずれも一度観たら忘れられないインパクトを放ってきた。先ごろ行われた制作発表会見では、連ドラ初主演に「初めて映画やドラマに出させていただいたときと、役に対する気持ちはあまり変わっていない」といたって冷静だったが、脚本を「特命係長 只野仁」シリーズ(テレビ朝日系)や「結婚できない男」(2006・フジテレビ系)、NHKの連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(2012)などのベテラン・尾崎将也が担当していることもあり、さらなる飛躍が期待できそうだ。

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三浦翔平「正義のセ」(日本テレビ系で放送中、水曜22時~)

正義のセ
(C)日本テレビ

自分にも他人にも厳しいエース検事・大塚仁志
阿川佐和子の同タイトルのシリーズ小説を、「東京タラレバ娘」(2017・日本テレビ系)などの松田裕子ほかの脚本、「東京タラレバ娘」「過保護のカホコ」(2017・日本テレビ系)などの南雲聖一らの演出によりドラマ化した本作。2017年に「奪い愛、冬」(テレビ朝日系)、「警視庁いきもの係」(フジテレビ系)、「僕たちがやりました」(カンテレ・フジテレビ系)と3本のドラマに出演した売れっ子の三浦が本作で演じるのは、検事。2年目のひよっ子検事・凛々子(吉高由里子)の先輩で、他人にも自分にもシビアな性格のため、未熟な凛々子に厳しく当たるという設定だ。第1話の予告動画では、さっそく大塚が「甘いんだよ、おまえは」と凛々子をきつく叱る場面が。

正義のセ
(C)日本テレビ

★ここに期待!
出演発表時にコメントによると三浦いわく、仕事はもちろん、人間的にしっかり、そしてきっちりしている「できる奴」。「ただ、その中にも人に見られたくない可愛いらしい部分もあり、回を追うごとに人間味が溢れてくると思います」といい、ギャップ萌えが期待できそうだ。また、ともに29歳で同い年の吉高とは初共演。ドラマの公式SNSでは度々出演者のオフショットがアップされており、Instagramによると「セのポーズどーやるの?」と聞く三浦に吉高がわかりやすく伝授していたといい、仲良くポーズを決めた2ショットも見られた。

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佐藤勝利(Sexy Zone)「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」(日本テレビ系で4月14日スタート、土曜22時~)

Missデビル 人事の悪魔・椿眞子
(C)日本テレビ

上司の無茶ぶりに苦しむ新社会人・斉藤博史
型破りな美しき人事コンサルタントの主人公・眞子(菜々緒)が、とある企業を改革していく痛快エンターテインメント。佐藤は眞子の部下となる新入社員に。心優しい青年に育った博史だが、眞子のもとで行われる新人研修で「退職願を書く」ことを課され、50人の新入社員が10人に絞られるハメに。ランニングや穴掘りのほか、チームの仲間の欠点を挙げるなどの無理難題に苦しむも、博史は事故で足が不自由になった父親のために奮闘。しかし、30人以上の新入社員が「退職願」を提出する事態となり博史は……。ちなみに公式サイトの人物相関図には、眞子が博史を「手先にする」とある。

★ここに期待!
「99.9-刑事専門弁護士- SEASON II」(TBS系)で木村文乃演じる弁護士の弟で、冤罪に陥る悲劇の青年にふんし、胸アツのエピソードを繰り広げたのが記憶に新しい佐藤。連続ドラマ初主演を務めた「49」(2013・日本テレビ系)では高校生役(※49日間、亡くなった父の魂を宿す設定)だったが、本作では初のサラリーマンに。出演発表時のコメントによると「役づくりのために会社員として働く兄からさまざまな話を聞き、名刺の受け渡しの正しい方法も教わりました」と入念なアプローチを積んだという。さらに「髪型も新社会人らしく見えるように工夫したいと考えていますし、新しい僕を見ていただけるよう全力で臨みたいと思っております」と新境地に意気込みを見せている。

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岩田剛典「崖っぷちホテル!」(日本テレビ系で4月15日スタート、日曜22:30~)

崖っぷちホテル!
(C)日本テレビ

自由過ぎる謎の訪問客・宇海直哉
岩田の記念すべき、民放連続ドラマ初主演となる本作。破産寸前の元高級ホテルを舞台にしたシチュエーションコメディーで、岩田はそんなホテルに風穴を開ける謎の訪問客・宇海に。放送発表時のコメントでは「連続ドラマの主演はひとつの目標でもあったので、自分の中では満を持して“挑戦”という気持ちが強いです」と意気込み。第1話のPR動画では、スタッフの面々に「あれ? 何か怒ってます?」などと無邪気な様子で無理難題を言いまくり、ホテルの一室で優雅に靴を磨く姿が。テロップには「大逆転へと導く救世主」とあるが、その正体は……。

崖っぷちホテル!
(C)日本テレビ

★ここに期待!
初の映画単独主演を務めた『去年の冬、きみと別れ』では、猟奇殺人事件の真相を追う記者という超シリアスな役柄を演じていただけに、真逆を行くキャラクターはうれしいところ。今後も『萌の朱雀』などの河瀬直美監督作『Vision』(6月8日公開)、杉咲花とダブル主演を務める純愛ラブストーリー『パーフェクトワールド 君といる奇跡』(10月5日公開)など新作がめじろ押しで、2018年はまさに飛躍の年。戸田恵梨香浜辺美波中村倫也くっきー野性爆弾)ら多彩なキャストたちとのアンサンブルは実力を試されることになりそう。

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平野紫耀(King & Prince)「花のち晴れ~花男 Next Season~」(TBS系で4月17日スタート、火曜22:00~)

花のち晴れ~花男 Next Season~
(C)TBS

実はヘタレな御曹司・神楽木晴
神尾葉子の人気漫画「花より男子」の新章となる「花のち晴れ~花男 Next Season~」に基づく学園ドラマで、「花男」に登場した名門校のセレブグループF4(エフフォー)のリーダー・道明寺に憧れ、C5(シーファイブ)なるグループを結成する神楽木晴にふんする平野。ゴールデン帯(に放送開始される)連続ドラマ初出演となる平野は、学生時代に「花男」を観ていたといい、「原作のファンの方々を裏切らないよう、そして、先輩の松本潤君の名に恥じぬよう精一杯、演じたいと思います」と大役をこなす重責、強い意志をうかがわせる。

★ここに期待!
隠れ庶民のヒロイン・江戸川音(杉咲花)を巡り、英徳学園のライバル校である桃乃園学院で生徒会長を務める馳天馬(中川大志)と繰り広げる三角関係では、「花男」の牧野つくし(井上真央)×道明寺司(松本潤)×花沢類(小栗旬)に続く胸キュンの名シーンが生まれそう。番宣動画では、晴が「死にたいのか、おまえ……」と音のあごに触れる場面も! 一方で、「御曹司」「セレブグループのリーダー」などのワードからは想像つかないが、「実はメンタルが弱い」設定がポイント。同じく少女コミックに基づく初主演映画『honey』(公開中)では、学校中の生徒から恐れられる不良少年にして、実は思いやりにあふれ料理上手な高校生に。ガラリと異なる“王子様”像が観られそうだ。

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田中圭「おっさんずラブ」(テレビ朝日系で4月21日スタート、土曜23時15分~)

おっさんずラブ
(C)テレビ朝日

同性の上司と後輩に告白される非モテ男・春田創一
2016年末の深夜に単発ドラマとして放送され「おっさん同士の恋愛」が話題を呼んだ純愛ラブコメディーを、連続ドラマ化。田中は、不動産会社勤務の33歳の独身サラリーマン・春田役に。全くモテないが、何と営業部長で妻帯者の黒澤(吉田鋼太郎)&後輩のエリート・牧(林遣都)の板挟みに! ピュアな乙女心を秘めた上司と、イケメンでドSな後輩、対照的過ぎる2人の間で迷走する姿が描かれる。連ドラ版には、林のほか内田理央金子大地伊藤修子眞島秀和大塚寧々らの出演が決定している。

おっさんずラブ
(C)テレビ朝日

★ここに期待!
「東京タラレバ娘」(日本テレビ系)の人たらしな不倫男、「恋がヘタでも生きてます」(読売テレビ・日本テレビ系)のニューヨーク帰りのエリート、「警視庁・捜査一課長 season2」(テレビ朝日系)の若手刑事、「伊藤くん A to E」(MBS・TBS系)のテレビドラマプロデューサー、「ドクターX ~外科医・大門未知子~ (第5期)」(テレビ朝日系)の外科医、「民衆の敵 ~世の中、おかしくないですか!?~」(フジテレビ系)のイクメンパパ……。田中は、驚くほど役の幅が広い筋金入りの実力派だ。スペシャルドラマの際にも撮影現場で「続編を作れたらいいな」と話していたというが、連続ドラマになると聞いたときには驚いたよう。「春田という男は皆さんのお芝居を素直に受けて演じた方が、きっと面白い男になるはず。なので、役作りについても敢えて深く考えず、その場その場で思い付いた芝居をやっていこうと考えています」とスタンスを明かしている。

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二宮和也「ブラックペアン」(TBS系で4月22日スタート、日曜21時~)

孤高の天才外科医・渡海征司郎
外科医、病理医の経歴を持つ海堂尊のシリーズ累計115万部突破の小説「新装版 ブラックペアン1988」に基づく医療サスペンス。物語は、とある大学病院に、他大学出身の新任の医師によって「外科医の腕を全く必要としない」手術用最新医療器具が持ち込まれ、新しい手術の形が導入されようとするところから幕を開ける。二宮が演じるのは、手術成功率100%の腕を持ちながら傲慢な性格と言動から“オペ室の悪魔”の異名を取り、出世と無縁の心臓外科医・渡海。これが初の外科医役となる二宮は、放送発表時に「初めての外科医役のため、指導の先生に付きっきりで『今、目の前で起こっている事』の説明を伺いながら、先日、心臓の手術を見学させて頂きました。初めて見る世界だったので、緊張しました」と心境を明かしていた。

★ここに期待!
映画『プラチナデータ』(2013)の科学者、『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』(2017)の絶対味覚を持つ料理人など、これまでも度々“天才”を演じてきた二宮だが、本作はまさに面目躍如といった感。「腕のいい医者は何をやってもいいんだよ」という渡海の言葉から始まる第1話の予告動画では、「これまであの人のせいで何人もの医師がここを出て行った」という異端児ぶりが垣間見られる。「手術はばくちですよ」「1000万でもみ消してやる」など医師らしからぬ暴言が飛び出すが、その真意は? 普段はのらりくらり、ひょうひょうとした雰囲気の渡海だが、時に「未来の話なんかしてねえ。俺は今の話をしてるんだよ!」と声を荒らげる場面もあり、どこか陰のある、つかみどころのないキャラクターが魅力的だ。

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竹内涼真「ブラックペアン」(TBS系で4月22日スタート、日曜21時~)

ブラックペアン
(C)TBS

真っ直ぐで正義感あふれる研修医・世良雅志
「下町ロケット」(2015)、「陸王」(2017)に続いて日曜劇場枠(毎週日曜夜9時~)に出演し、今回は研修医にふんする竹内。出演が発表された際には「実は、医療ドラマに出演したい! と心の中で密かに思っていたのでその願いが叶いとてもうれしく思います」と初の医療ドラマに喜びのコメントを寄せていた。竹内が演じるのは、二宮演じる型破りな天才外科医・渡海に翻弄される世良。真っ直ぐな性格で、常に全力な熱血漢という役どころだ。

★ここに期待!
第1話の予告動画には、“必死”な竹内の姿が収められている。渡海に「あなたみたいな人は医者を辞めた方がいい」と言い放ったかと思えば、渡海の肩をつかんで必死に何かを訴えている様子もあり、走り、叫び、人の命を扱う過酷な現場に伴う激しい感情の起伏がまざまざと伝わってくる。「撮影に向けた準備で、実際に心臓外科医として活躍されている先生の指導やお話に触れたり、手術映像を拝見したのですが、これまで自分が見たことのない新しい世界がそこにはあり、その中にこれから飛び込むんだと思うと気持ちが高まりました」と述べていたが、渡海を通して医療現場のシビアさを知る世良とシンクロしているかのよう。渡海を静とするなら、世良は動のキャラクターで、二宮とのコンビネーションに期待が高まる。

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