『バーフバリ 王の凱旋』~漫画連載:憑依系女子、夢野映子の1日
憑依系女子夢野映子の1日
もはや映画ファンのみならず、老若男女が狂喜乱舞し、今もなお話題となっているインド映画『バーフバリ 王の凱旋』。私は今年の2月に劇場で鑑賞したのですが、2017年4月に『バーフバリ 伝説誕生』が公開され、2017年12月に完結編となる『バーフバリ 王の凱旋』が公開されました。そして、2018年6月1日より新たに『バーフバリ 王の凱旋<完全版>』が公開されるほど根強い人気がある作品です。
《あらすじ》国母シヴァガミの実の息子バラーラデーヴァが、王位承継争いに敗れ激怒する父ピッジャラデーヴァ。一方シヴァガミはバーフバリに対し、載冠式までカッタッパとともに旅に出るように命じる。そこでバーフバリが出会ったのが将来の妻、デーヴァセーナである。
このあらすじ、頭に入ってきましたか? 正直なところ私はまったく入ってこなかったのですが、頭で理解する必要は一切ありません。本編開始10分もすれば「あぁ、これがバーフバリか!!!」とストンと腑に落ちるかと思います。
私が異変に気がついたのは今から半年近く前の、2018年1月のことでした。“バーフバリ”という聞き慣れない単語がSNSのタイムライン上に現れたのです。 そのとき、 噂を聞いた人が次々と映画館に足を運び、どんどん“バーフバリブーム”が起きているのを感じました。
しかしここまでハードルが上がってしまうと、実際に観たときに肩透かしを食らうのではないか。周りが盛り上がっていると途端に冷静になってしまう自分に不安を覚えながら劇場に足を運んだ私は、開始10分ほどで悟ります。「あぁ、これがバーフバリだ!!!」と。 監督も俳優も、なんならストーリーさえも知らずに観たインド映画の圧倒的熱量に私は涙が止まりませんでした。細かいことは気にせず、とにかく劇場に行ってバーフバリを感じてみてください!
ヤナマリ的見どころ
・冒頭の超丁寧なあらすじ説明
・どんな状況下でもあふれ出てしまうバーフバリのカリスマ性
・エンドロールの潔さ
柳本マリエ プロフィール
17歳で渡米したことをキッカケに人生の歯車が崩れ出す。まったく紳士ではないイギリス人と4年間も付き合ったり、フランス郊外の知らない街で迷子になったり、色んな夢を追いかけていたら絵日記ブロガーになっていました。現在は肩に乗るネコと暮らしています。ブログ「肩乗りネコと三十路の勇者」毎日更新中!