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ダークだけど最高にクール!Netflixのマーベルヒーローたち

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Netflixオリジナルシリーズ「Marvel ザ・ディフェンダーズ」独占配信中

 近年、ますます盛り上がりを見せているアメコミ原作の作品たち。中でもマーベルが誇るヒーローたちが活躍する作品は、映画界で爆発的な大ヒットを記録し続けている。しかし、マーベルのヒーローたちが活躍しているのは、スクリーンの中だけではない。2015年にNetflixで配信された「Marvel デアデビル」より、映画とはまるで違うシリアスでダークな作風でありながら、『アベンジャーズ』シリーズなどのマーベル・シネマティック・ユニバースと世界観を共有した、これまでのアメコミドラマとは一線を画す、全く新しいテレビシリーズが誕生したのだ。ここではそんな作品で活躍する、ダークだけど最高にクールな5人のヒーローを紹介しよう。(文:zash)

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ヘルズ・キッチンの悪魔=デアデビル

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Netflixオリジナルシリーズ「Marvel デアデビル」シーズン1~シーズン2独占配信中 - Netflix / Photofest / ゲッティ イメージズ

 マット・マードックは、幼き日に化学薬品を目に浴び、視力を失ってしまった、悲劇の人物だ。ボクシングの八百長試合で稼いでいた父のジャックは、息子に勇気づけるため、負けを約束した試合で勝利してしまう。そのことが原因で、ジャックはマフィアから制裁を受け死亡。やがて成長したマットは親友のフォギー・ネルソンと共に、利益を求めない法律事務所を立ち上げる。弁護士として弱者の拠り所となる一方で、父の死後に出会った謎の老人スティックから、視覚以外の研ぎ澄まされた感覚を自在に操る術と卓越した格闘術を学び、ヘルズ・キッチンをあらゆる犯罪から守るクライムファイターとしても活動し始める。やがて、‘‘ヘルズ・キッチンの悪魔’’と呼ばれるようになったマットは、深紅のスーツを身にまとったデアデビルとして、ヘルズ・キッチンを腐敗させる犯罪王ウィルソン・フィスク/キングピンと対峙するようになっていく。

 幼き日にマフィアの手で父を殺されたことをきっかけに、心に大きな闇を抱くことになったマットは、敬虔(けいけん)なカトリック教徒であるがゆえに、自身が自警団員として犯罪者を痛めつけていることに対しても、常に疑心と罪の心を抱いている。そのため、周囲に危険が及ばないように自身がデアデビルだということを隠し、深い人間関係を築くことができないでいる。シーズン2では恋人だったエレクトラ・ナチオスを失ってしまったことから心を閉ざし、ヒーローを引退することを決意。しかし、弁護士としての表の顔だけでは、真の平和を築くことはできないと悟り、自慢の超感覚と圧倒的格闘技術を駆使して、再びデアデビルとしてヘルズ・キッチンに舞い戻ることになる。

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孤独な女探偵=ジェシカ・ジョーンズ

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Netflixオリジナルシリーズ「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」シーズン1~シーズン2独占配信中

 ニューヨークでエイリアス探偵事務所を構えるジェシカ・ジョーンズは、かつて、驚異的な特殊能力を駆使し、スーパーヒーローとして活躍していたが、あることがきっかけでヒーローを引退。現在は、女性探偵としてひっそりと暮らしている。彼女をヒーロー引退に追い込むほどのトラウマを与えた人物が洗脳能力で人を操る異常者キルグレイブだ。彼の洗脳で恐ろしいことを経験したジェシカは心に闇を抱え、自身の持つ怪力や跳躍力を隠しながら、生きることを決意。だが、ある事件をきっかけに、彼女とキルグレイブの人生が再び交錯することになる。死んだと思われたキルグレイブが現れ、驚きを隠せないジェシカであったが、これ以上自分のような犠牲者を出さないために、一人、戦いに身を投じていく。姉のような存在であるトリッシュや隣人のマルコムに対しては心を開いているが、過去の経験から他人を信じない傾向にある。

鋼の肉体を持つハーレムの守護者=ルーク・ケイジ

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Netflixオリジナルシリーズ「Marvel ルーク・ケイジ」独占配信中

 妻を何者かに殺された過去を持ち、冤罪(えんざい)で刑務所に入所させられたカール・ルーカス。服役中に人体実験を受けたことで、銃弾をも跳ね返す鋼の皮膚と怪力を手に入れ、脱獄する。ニューヨークのハーレムでバーテンダーや床屋の手伝いとして働く彼はルーク・ケイジと名を改め、心に大きな怒りを抱えながらも、ひっそりと暮らしていた。だが次第に、ハーレムに潜む巨大な陰謀に巻き込まれていき、街を牛耳るギャングを潰すことを決意。極悪非道なコットンマウスやのちに異母兄弟であることが明らかになるダイアモンドバックといった強敵たちに素手で戦いを挑むことになる。過去にはジェシカ・ジョーンズと関係を持ったこともあるルークだが、ジェシカが妻の殺害に関与していることを知り、紆余曲折を経て、破局。現在は、デアデビルやジェシカなどと友人関係にあるクレア・テンプルと良い関係を築いている。

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鋼鉄の拳を持った大富豪=アイアン・フィスト

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Netflixオリジナルシリーズ「Marvel アイアン・フィスト」独占配信中

 飛行機の墜落事故で15年前に死んだと思われていたダニー・ランドは、行方不明の間に、ヒマラヤのクン・ルンという寺院で密かに修業を積み、「ヤミノテ」と呼ばれ、世界で暗躍する謎の組織から寺院を守る命を授かっていた。そんな彼は大企業の御曹司であり、のちに自身の名が冠された会社を取り戻すことに成功。社内で暗躍するヤミノテの企みを暴き、組織を壊滅させるため、拳に‘‘気’’と呼ばれるエネルギーを溜め込み、鋼鉄の拳=アイアン・フィストとしての力を発揮させていく。ニューヨークでチカラ道場を営み、過去にヤミノテの一員だった過去を持つコリーン・ウィングとは仲たがいすることもあるが、今ではお互いを支えあう関係にある。

復讐にかられるアンチ・ヒーロー=パニッシャー

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Netflixオリジナルシリーズ「Marvel パニッシャー」独占配信中

 フランク・キャッスルは、海兵隊員であった過去を持ち、家族を愛する正義感の強い男。だが、家族と遊園地に遊びに来ていた際に、ギャングの抗争に巻き込まれ、愛する妻と息子を惨殺されたことで彼の人生はガラリと変わる。彼は自身が海兵時代に培った銃火器の知識と並外れた行動力を駆使して、胸にドクロを刻んだ処刑人=パニッシャーとなり、家族を殺し、悪事に手を染めるギャングを自らの復讐という名のもとに次々と殺害。パニッシャーの歩くところには、血塗られた道が広がっていく。お互いの正義感の違いから、非殺傷を掲げるクライムファイター、デアデビルとも対峙することになるが、次第に彼は家族が殺された本当の理由は自らの過去と関係していることに気づかされる。

 それぞれが胸に強い思いを持ち、ニューヨークの平和のために尽力する、テレビシリーズのマーベルヒーローたち。デアデビル、ジェシカ・ジョーンズ、ルーク・ケイジ、アイアン・フィストの4人は、のちにそれぞれの人生が交わり、「ザ・ディフェンダーズ」というチームを結成。個々の卓越した能力を駆使して、謎の組織ヤミノテの魔の手から、ニューヨークの平和をかけて戦うことになる。映画界で活躍しているヒーローたちとはそのスケールという部分で大きな違いがあり、「アベンジャーズ」のような派手さも兼ね備えていないかもしれない。しかし、その分、彼らには悩みや葛藤を常に抱えた人間臭い魅力があり、等身大のヒーロー像を体現しているのだ。

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