<ネタバレあり>あの人も登場していた!『デッドプール2』カメオ出演集
激しいバイオレンスアクションと過激なジョーク満載のマーベル映画『デッドプール2』(公開中)。前作を超えるグロさと笑いが詰まった本作は、日本だけでなく、世界に再び“デップー旋風”を巻き起こしています。破天荒ヒーロー、デッドプールはもちろん、ケーブル(ジョシュ・ブローリン)、ドミノ(ザジー・ビーツ)など、新キャラクターの活躍も見どころの一つ。そんな本作には、観客がアッと驚くほどの豪華キャストがカメオ出演していることでも話題となっています。すぐに見つけられる人物から、本人の面影ゼロの人物まで……。今回は、本作にカメオ出演している俳優たちを紹介します!(この記事は『デッドプール2』のネタバレを含みます)(編集部:倉本拓弥)
ブラッド・ピット
デッドプールが結成する「X-フォース」のメンバー・ヴァニッシャー役で出演しています。特殊能力によって姿は全く見えず、スカイダイビングに失敗して電線に衝突するシーンで姿を一瞬確認できるかどうか……。ブラッドの出演に関して、脚本のポール・ワーニックは、彼の子供たちがデッドプール好きであったこともあり、快く出演を引き受けてくれたと明かしています。カメオシーンの撮影は、本作のポストプロダクション中にアメリカ・ロサンゼルスで行われ、わずか2時間程で撮り終えたそうです。ちなみに、監督のデヴィッド・リーチは、かつて『オーシャンズ11』『Mr.&Mrs.スミス』でブラッドのスタントダブルを演じていた経験も!
マット・デイモン
本作のカメオ出演で、最もわかりづらいのが彼のシーン。マットが演じたのは、ケーブルが現代にタイムスリップしてきたシーンに登場する二人の中年男性のうちの一人。特殊メイクを施しての出演だったため、本人の面影が全くないのです! 主演のライアン・レイノルズが、マット本人に出演依頼を持ちかけたところ、本人は快諾してくれたそう。撮影中も、特殊メイクのせいかマット本人だと気づかないクルーも多かったそうです。ちなみに、マットのアメコミ作品への出演は、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のカメオ出演以来、2度目となります。
ヒュー・ジャックマン
『デッドプール』といえば、この人のネタが定番! 今回は、エンドクレジットで、デッドプールがタイムスリップした『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)のシーンで登場します。Empireによると、この映像は当時公開された映像を編集して使用したとのこと。ライアンは、当時作品を撮影していたフィルムが破損していたため、バックアップを探すのに大変苦労したと語っています。本作では『LOGAN/ローガン』をネタにするジョークも多く、オープニングで登場するローガンのオルゴールをはじめ、デッドプールが死亡するシーンでは、ローガンが死亡するシーンと同じ音楽が使われています。
X-MEN
プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)、ビースト(ニコラス・ホルト)、クイックシルバー(エヴァン・ピータース)、サイクロップス(タイ・シェリダン)、ナイトクローラ(コディ・スミット=マクフィー)、ストーム(アレクサンドラ・シップ)という豪華メンバーが登場。X-MENの屋敷にある一室に、メンバーが集まっている場面が映し出されます。デッドプールが製作会社20世紀フォックスに対して、有名なX-MENメンバーが映画に出てこないと不満を漏らした直後に登場する、何とも絶妙なタイミングでの出演となっています! このシーンは、『X-メン:ダーク・フェニックス(原題) / X-Men: Dark Phoenix』(2019年2月14日公開予定)の撮影現場で撮られたもので、『デッドプール2』の撮影が既に終了していたことから、CG合成でシーンを組み合わせたそうです。
カメオ出演は人間だけではない!
本作でカメオ出演を果たしているのは、人間だけではありません。なんと、歌手のテイラー・スウィフトが飼っている猫のメレディスとオリビアもカメオ出演を果たしています! ウェイドがX-MENの屋敷で着ているTシャツのデザインにテイラーの愛猫が採用されており、彼女は、自身公式Instagramのストーリー(現在は削除)で、猫の登場シーンの画像を投稿。愛猫の出演を祝福していました!
カメオ出演常連のあの人は?
カメオ出演で忘れてはいけないのが、アメコミ界の重鎮スタン・リー。前作では、ウェイドの恋人ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)が働くクラブのDJでカメオ出演していましたが、本作でその姿を探しても中々見つからないという人が多かったかもしれません。実は、スタン・リーの体調不良によって撮影が難しい状況だったため、本作では壁画に描かれた形での出演となっています。現在95歳のスタン・リー、まだまだマーベル映画へのカメオ出演を続けてほしいところです!
数秒のカメオ出演でも全力で演じきった豪華俳優陣。「こんな役をこなしているの?」「ここで登場するのか!」とビックリするような役柄で登場するので、つい見落としてしまった人もいるかもしれません。ストーリーやアクションだけでなく、このような遊び心も提供してくれるのは、デッドプールならではの演出かもしれませんね!