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イケメン調査隊

ライダー俳優・犬飼貴丈は骨太な心のギャップ男子!

イケメン発掘調査隊

『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』犬飼貴丈(いぬかい・あつひろ)【第126回:イケメン調査隊】

犬飼貴丈

インタビュー INTERVIEW

Q:最初に『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』の台本を読んだ印象は?

正直な感想を言うと、「大丈夫かな?」と思ったんです。というのも、これまでのテレビシリーズで戦兎としての人格が形成され、へこみながらもなんとかやってきて。そこからまた今回、精神的にどん底のところまで落ちてしまうので、戦兎ってそんなことで落ちちゃうくらいの覚悟でやっていたの? シリーズとしてこれで大丈夫? と思ってしまって。それで「戦兎はそれだけの人間ではないと思います」という話を上堀内(佳寿也)監督とさせていただきました。撮影ではその戦兎が精神的に落ちる過程を丁寧に描いてくださったので、いろいろと意見交換をさせていただいて本当によかったなと。

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『劇場版 仮面ライダービルド Be The One(ビー・ザ・ワン)』より

Q:今回、戦兎の見せ場は?

見せ場というか……とりあえずずっと出ています(笑)。テレビシリーズと並行して撮影するので、北九州へ行って撮って、泊まってまた撮って。撮り終えたらすぐその日に羽田空港から現場へ直行して撮って……などとあちこちを行き来しながら映画とテレビシリーズを撮っていたので、わけがわからなくなりました(笑)。混同しないようにするのが大変でしたね。

Q:戦兎は天才的な物理学者でもあって、セリフを覚えるのが大変そうですが?

毎回、「これは過去最高のセリフ量じゃないか?」と思いながら覚えています。それで新しい台本がくるといつもそれを上回っているので「マジか!」と……これも毎回思っています(笑)。自分のセリフ覚えがいいのかどうか、他の人と比べることができないのでわかりませんが、とにかく必死に覚えた1年間でした。

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Q:映画の完成に、どのような手応えを感じていますか?

連日の撮影で疲れていたときのことです。カットがかかり、次のテイクにいくときに僕がボーッとしていたんです。すると監督が近くまで来てくださって、「頑張れ。大丈夫、面白いから!」と言ってくれたんです。その言葉を信じて最後まで突っ走りました。1年もの間ずっと一緒にやってきた監督がそう言うのだから、それを全面的に信用しよう! そう思ったんです。

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一問一答 PRIVATE

Q:学生時代の得意科目は?

理系文系でいうと文系で、得意科目は英語と国語。英語が得意といっても海外にいたわけではなく、流暢に話せるわけではありませんけど(笑)。

Q:スポーツは野球と陸上をやっていたとか。ポジションや種目は?

野球はキャッチャー以外のポジションをすべてやりました。一番長くやったのはセンターです。陸上では高1まで110mハードルをやっていました。高1の夏で陸上をやめ、そのあとにバンドを始めたのです。

Q:いま一日お休みがあったら?

オンラインゲーム、漫画、アニメ。あとギターもそうですが、趣味は家でできることが多いので、必然的に家にいることが多く、完全にインドア派です。地元の友達が何人か東京に出てきているので、一緒に遊んだりしています。

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Q:ギターを始めたきっかけは?

学生時代に BUMP OF CHICKEN を好きになって、曲をコピーするのが目的でやり始めました。ネットで動画を見たりして、頑張って独学で覚えて。高校時代にはバンドも組みました。基本的にコピーをやっています。みんなが知っている曲のほうが盛り上がりますしね。

Q:どんなバンドでした?

僕はギターだったりボーカルを兼ねたり、3つのバンドを掛け持ちしていました。AKB48のカバーをロックテイストでやったり、学園祭でライブもやりましたが、バンドによってテイストはいろいろ。今も趣味で、当時バンドを組んでいたメンバーと曲を作ったりしています。

Q:映画を観るのは好きですか?

好きです。最近ハマっているのが『アベンジャーズ』とか、マーベルコミックスが原作のものです。自分がライダーを演じているからではなく、マネージャーさんの影響です。

Q:好きな映画を1本挙げるなら?

難しいな……観た回数が多いものでいいですか? 『インディ・ジョーンズ』シリーズと『エクソシスト』ですね。これは母親の影響です。『インディ・ジョーンズ』を観て考古学者に憧れましたが、中学生くらいで、特別な分野を学ばないと無理だと気づいて諦めました(笑)。

Q:好きな俳優は?

窪塚洋介さん。当時中学生でしたが『GO』が好きで、カッコイイなと憧れました。

Q:デビューのきっかけであるコンテストに応募した動機は?

就活です(笑)。俳優になろうと考えたこともなかったのですが、母親の勧めで、先のことも考えずになんとなく応募しました。

Q:俳優になりたいと決意した時期は?

JUNONの誌面に、ファイナリストとして顔が載ってしまったんです。それで周りがちょっとした騒ぎになって、これ落ちたら「コンテストに落選したヤツ」になるので、それって格好悪いなと。「自分でイケメンと思って応募したヤツ」と思われるのが嫌で、そこから頑張りました。負けず嫌いなんですかね。

Q:俳優の仕事はすぐに面白く思えたのでしょうか?

学ぶことが多く、いろいろな方とお話ができます。俳優って、日常生活と仕事が密接な職業だと思うんです。街中のポスターでもテレビをつけても、そこに自分と同じ職種の人が仕事をする姿に触れられます。芸人さんなどもそうでしょうが、日常生活の中で俳優という仕事に関する情報が自然と得られる、不思議な仕事だなと。

Q:演じることそのものの楽しさはどのように感じますか?

楽しむより、必死という感覚のほうがまだ大きいです。考えたり悩んだりする時間のほうが多く、もっと演技ができるようになってから楽しめるようになるのかなと。毎日必死です。

Q:俳優としての野望は?

事務所の先輩に三浦翔平さんと小池徹平さんがいて、マルチに活躍される背中をずっと密に見てきました。二人の背中を追いかけ、いずれは並ぶような存在になりたいです。

Q:英語が得意なら、ハリウッド進出も?

もちろん、ライトセーバーを振り回してみたいですし!

Q:好きな女性のタイプは?

年上より年下が好きかも。僕自身の精神年齢が幼いので、年下の方が合う気がします。年上の人だと、ならではの余裕を見せられるのがちょっと嫌かな(笑)。どちらかというと、自分が引っ張っていきたいのかもしれません。それでキレイな顔立ちより、可愛いほうが好きですね。

Q:女の子をいいなと思う瞬間は?

電車で隣に座ったときや街中ですれ違ったとき、不意にいい匂いがする瞬間。男性からは絶対に匂わないタイプの香りに触れると、ちょっと気になります(笑)。

Q:理想のデートは?

犬を飼いたいと思っているので、一緒に散歩したいです。犬と猫だと完全に犬派。子供の頃から実家でずっと柴犬を飼っていたので。

Q:料理も趣味だそうですが、好きになったきっかけは?

美味しいお店で食べたいけど行くのが面倒というとき、じゃあ家で作ろうと思って料理をするようになりました。得意料理は餃子。よく作ります。あとつみれ鍋とか、一人鍋が多いです。夕方に仕事が終わり、気分が乗ったときは鍋を作ってビールを飲んでいます。

Q:以前好きなアニメとして「いぬやしき」と「干物妹!うまるちゃん」を挙げていましたね?

その当時、よく観ていたんです。「いぬやしき」はもともと漫画を読んでいて、その延長線上で。「干物妹!うまるちゃん」は癒やしでした。かなり幅広い作品を観ます。最近はNetflixで先行配信されている「バキ」を観ています。

Q:テレビシリーズがクランクアップしたらやりたいことは?

2年ほど前から計画している北海道旅行を実現させたいです。学生時代に修学旅行で北海道に行ったのですが、そのときに仲の良かった地元のメンバー10人と、同じコースをたどろうと思っているんです。友達の家にあった当時の「修学旅行のしおり」を持って。楽しそうですよね!

取材・文:浅見祥子 撮影:高野広美

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インフォメーション MOVIE INFO

『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』

劇場版 仮面ライダービルド Be The One

平成仮面ライダーのシリーズ第19弾「仮面ライダービルド」の劇場版。分断された日本を舞台に、新たな戦いに挑むビルドたちの姿を活写する。テレビ版に続いて、犬飼貴丈赤楚衛二が仮面ライダービルドと仮面ライダークローズを演じる。ゲストキャストとしてドラマシリーズ「ドクターX」などの勝村政信、芸人の藤井隆、元SKE48の松井玲奈らが出演。

犬飼貴丈プロフィール PROFILE

profile

生年月日:1994年6月13日
出身地:徳島県
身長:176cm
血液型:O型
趣味・特技:音楽鑑賞、DVD鑑賞、ギター、ハードル

芸歴:2012年ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得してキャリアをスタート。2014年「碧の海(あおのうみ)~LONG SUMMER~」で俳優デビュー。その後数々のドラマに出演し、「仮面ライダービルド」でテレビドラマ初主演を果たす。最新作は『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』。

『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』は8月4日より全国公開

劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会 (C) 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 (C) 2018テレビ朝日・東映AG・東映

公式サイトはコチラ>

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