Amazon新番組「FREEZE」実験的企画の妙！

　出演者に自腹で100万円ずつを出させて笑わせ合うバトル、松本人志プレゼンツの「ドキュメンタル」に続き、「ゼロ=何もしない」から生まれる新たな番組が誕生！　前代未聞の実験企画であるAmazon Prime Videoのオリジナル番組「HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE（フリーズ）」の真相に迫ります！（文：森田真帆）

「何もしない」が面白い!?

　次なる実験企画は、「FREEZE（フリーズ）」。日本語に訳すと、「固まる」。「フリーズ」ボタンが押されると、何が起きても動かずに静止し続けなければなりません。最後までノーリアクションでいることがこの番組のルールです。もしもリアクションしてしまったらアウト！　ステージを勝ち抜いて、最後まで一切フリーズ状態でい続けられた出演者は100万円を獲得できます。

　でも、出演者たちを襲うのは次から次へと起きるビックリ仕掛け。フリーズタイムが解けてリラックスできるのも束の間、すぐに次の挑戦が始まるため出演者たちは一切気が抜けません。「ずっとノーリアクションって何が面白いの？　リアクションを取ってこそじゃない？」と思ってしまいますが、人って頑張れば頑張るほど、面白い！　番組が仕掛ける、エグすぎるいたずらに無表情で耐え続ける姿に思わず笑ってしまうはずです。

地味すぎる神8！

　岩尾望（フットボールアワー）、クロちゃん（安田大サーカス）、しずちゃん（南海キャンディーズ）、鈴木奈々、ダイアモンド☆ユカイ、藤本敏史（FUJIWARA）ボビー・オロゴン、諸星和己の8人。芸人同士で笑わせ合う「ドキュメンタル」と違い、アイドルや歌手、タレントなど様々なジャンルの人々をキャスティングしているのがこの番組の特徴です。実はキャストは、企画の内容を一切知らないまま集められたのだそう。共演者を見て、「めっちゃ地味なんだけど！」と諸星が絶叫したように、たしかにド派手なメンバーではありません。でも、このキャスティングがまさに「神8」だったことは、番組が始まればすぐにわかるはず！

　「世界で一番面白い人は、もしかしたら何もしない人かもしれない」という松本のコメントにもあるように、候補に選ばれた彼らはいい意味で個性的。芸能人として、長い間表面だけを見せながら生きてきた、彼らの奥深くに眠っている「素」の部分がだだ漏れしちゃう瞬間を、数々の仕掛けによって引っ張り出される様子は「さすが！」の一言です。

ミュージシャンがまさかの芸人越え！

　　リアクションを取ることが体に染み付いた芸人は、動きを制限することができるのか!?　ドッキリ番組などで大きなリアクションを取る怖がりのボビーと鈴木は耐えられるのか!?　もはや未知数のミュージシャンとアイドルは一体どうなるのか？　めっちゃくっだらないイタズラに必死に耐えようとする神8は、全員を応援したくなるほどの熱闘を繰り広げます！

　この番組のルールは「リアクションを取らない」者が勝つということ。負けるが勝ち！　じゃないけれど、勝敗に関わらずリアクションが面白いのはやっぱり芸人でしょ！　と思いきや、超ノーマークだったダイアモンド☆ユカイが第1話から大活躍！　リアクションはもちろんですが、次から次に押し寄せる仕掛けに対して、まるで僧侶のように対峙していこうとする姿はちょっと泣けちゃうほどいい画です。

次から次へと仕掛けが押し寄せる！

　この番組では様々なイタズラ装置が登場するのですが、最初に登場したすごいタイミングで爆発する装置は、しょっぱなからインパクトがあり過ぎ！　導火線に煙がつきながらもなかなか爆発せず、すごい爆音で大爆発した後は出演者たちを恐怖のどん底に陥れます。そんなギリギリの精神状態で、何とか静止状態を守るため、めちゃくちゃ我慢しながらも、爆発音に思わず飛び上がってしまった、ある出演者の姿は必見！　そしてそんなリアクションもすごいですが、とんでもない大爆音でも微動だにしない人にも気づけば「あいつすげえな！」と松本も感心するほど。何しろ第1話からこの調子だから、今後一体どんな名シーンが待っているのか楽しみです！

Prime Videoとは？

　世界の200以上の国・地域で視聴可能なPrime Videoは、話題の映画やテレビ番組を視聴者が観たい方法で観ることができるプレミアムなサービスです。アプリを利用することで、対応するテレビ、PlayStation、Wii、モバイルデバイス、Amazon Fire TV、Fire TV Stick、Fireタブレット、オンラインなどで、どこでも視聴することができます。

動いちゃいけない！予告編

「HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE（フリーズ）」は9月19日より毎週1話更新（全5話）にて配信中
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