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平野紫耀、理想のタイプはポジティブな子!

ういらぶ。

 マンションの隣人同士で幼なじみの高校生、凛(平野紫耀)と優羽(桜井日奈子)。ビジュアル最強な二人は両想いなのに、凛は優羽のことが好きすぎて想いを素直に伝えられない。片や優羽も、自分は凛に釣り合わないと考えていて、互いにこじらせまくりだ。そんな二人を軸に6人の恋と友情がつづられる“脱・幼なじみ”ラブストーリー『ういらぶ。』で、King & Prince のエース平野紫耀が堂々の主演。優羽の前ではクールなドS、裏では悶々と彼女を想うギャップ男子・凛のキャラクターや自身の恋愛観、大きな飛躍を遂げた2018年を振り返った。

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不器用な凛が愛おしい

ういらぶ。

Q:少女コミックが原作である、今作の脚本を読んだ感想は?

キュンキュンしました。ただ、主人公の二人がこじらせすぎて、ちゃんと前に進めるのかなと心配でしたね。その後ライバルが現れたり、いろいろハプニングがあったり。早く続きが観たくなる映画だなと思いましたし、すごくワクワクしました。自分も若返っていくような(笑)、こんな高校生活を送りたかったなと、うらやましくもなりました。

Q:凛のキャラクターについては、どう思われますか?

彼の一途さ、男らしいのにそれが出せない不器用さに、愛おしさを感じます。かわいさとカッコよさの両方持っているのは、男として強いですよね。単にカッコいいだけだと、同性としては近寄りがたい気がしますけど。かわいらしさがあると、女性目線でも好きな要素だと思いますし、人間として親近感がわきますね。“優羽に裏の部分を見せてもいいのに”と思いながら、二人の恋をずっと応援してました。こじらせすぎですよね(笑)。

Q:裏表の二つの顔を持つ凛を演じるうえで、特に気をつけたり難しかったことは?

ドSな彼とかわいらしい彼の落差を、いかに表現できるか。やはり彼の二面性を演じ分けることが、いちばん難しかったです。でも監督(の佐藤祐市)さんが「もう1回!」と、僕に芝居をたくさんやらせながら調整してくださって、段々はっちゃけられるようになりました。いかに怖そうに、そしていかにかわいらしくするかが勝負でしたね。気をつけていたのは、常に優羽を意識した芝居をすること。誰と何をしようとも、すべてが彼女につながっているように見せることです。

Q:監督の要求は厳しかったですか?

笑いに関しては、けっこう厳しかったですね。っていうと、ほかは厳しくないみたいに聞こえますけど(笑)。笑いに対するハードルが高かったです。監督が笑っていればOK、みたいなところはありました。

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気持ちの変化がいちばん大きい

ういらぶ。

Q:実際に恋をするなら、自分に自信のない優羽と自信にみちた暦(玉城ティナ)のどちらがいいですか?

もし世界にその二人しかいなかったら、どっちだろう……。暦みたいなしっかりした子もいいですけど、男としては自分がリードしたい気持ちがあるんです。できるかできないかはともかく、願望として。だから暦ではないかな。けど僕、ポジティブな子が好きなんですよ。優羽はめちゃめちゃネガティブじゃないですか。だからどうしようかなって、いま悩んでる最中です。もし優羽がポジティブに変われたら、ですか? 大好き!(笑)

Q:凛のように、好きな女の子をイジメちゃう気持ちはわかりますか?

僕はイジメないからなー。小学生くらいのときには、そういう一面もあったかもしれないですけど。だって僕なんかがイジメたら、すぐに遠くへ行かれちゃう。もし恋をしたら優しくして、離れないようにしたいですね。

Q:初めて映画の主題歌も担当されたわけですが、エンディングに流れたときのお気持ちは?

“キター!!”と思いました。本当に流れた、ってうれしかったです。僕が「ワン、ツー、スリー、フォー」って楽しんでいる映像のあとにかかる「High On Love!」は、『ういらぶ。』のみんなとの幼なじみ感や、恋愛に対する前向き感もあって、映画とすごく合うんです。この曲で良かったという安心感もありました。皆さんもこの曲を聴きながら、映画のわちゃわちゃ感や1シーンを思い出してくれたらうれしいです。

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ライバル役の健太郎には敵わない

ういらぶ。

Q:恋のライバル役である伊藤健太郎さんに、これだけは負けない、あるいは敵わないと思うことはありますか?

“負けない”か。うーん……バカさ? バカさでは負けないですね。ただ健太郎って結構、人見知りなんです。ライバル役として意識したからかもしれないですけど、空気が怖くて。普段はメチャクチャ優しい人なのに。だから最初は話しかけづらかったですね。なので、もし二人が同時に同じ子を好きになったら、たぶん僕の方が先に話しかける自信があります! ただ健太郎は優しいしカッコいいし背も高いし、ほかはないです、勝てるところ。

Q:もし恋のライバルがいたら一層燃えますか? それとも身を引くタイプですか?

一瞬、面倒くさいなと思いますね。ライバル相手と仲が良ければ尚更に。とりあえず僕は全部、裏で駆け引きしたいです。恋愛ドキュメンタリーに最近ハマっているんですけど、観ていると皆さん、結構ガツガツいくんですよ。でも僕はガツガツするのが苦手だから。ズルいのかな? 裏表の顔を使い分けたいわけじゃないんです、素の僕を好きになってくれたらいちばんうれしいから。

Q:佐藤監督も前作『honey』の神徳幸治監督や共演者も、平野さんの素顔を「天然」とコメントされていましたが、自覚はありますか?

自覚はまったくしてないです。“天然”って、なんなんでしょうね。天然記念物の天然ですよね。人間本来の姿、という意味でしょうか。日本語って難しいですよね。天然のお水とか、ピュアな感じ? ああ、そういうことか! 確かにだまされやすいんですよ、僕は。

Q:(笑)気をつけてください。

はい、ありがとうございます!

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キュンキュンを届ける難しさ

ういらぶ。

Q:映画やドラマでラブストーリーへの出演が続きますが、その難しさや楽しさは?

どうすればキュンキュンしてもらえるのか……そこがいちばんの難しさで、考えてもまだわからないですけど。観る方にキュンキュンを届けるためには、まず僕自身が2倍キュンキュンしないとダメなんだろうなと思ってます。

Q:ラブストーリーを観る目は、以前と変わりましたか?

切なくなるので、そんなには観ないんです。ただ自分で演じるようになってから、確かに観方は変わりましたね。以前の僕は、特に少女マンガについては単なる“チュッチュッチュッ、好き好き”系みたいに誤解してたんですよ。ホントに申し訳ないですけど。でも実際に観たら、人間ドラマもリアリティーもちゃんとある。僕がもしこの仕事をしていなかったら、こんな恋愛も経験していたかもしれないなと想像したら、すごくキュンキュンして。一時期、ハマったことはあります。

Q:少し気が早いですが、CDデビューを果たし、出演ドラマも放送された2018年を振り返ると?

デビューした、というのが自分にとって大きいですね。Jr.のときはそれほど“デビュー欲”はなかったんですけど、デビューしたらやっと世間に出られたような、やっとスタートラインに立てた感じがありました。これからは堂々としてもいいな、っていう。去年はすべてが不安で仕方がなかったのに、今年は安心して自分らしさを見つけていけるような年になった気もします。だから気持ちの変化がいちばん大きかったです。考え方がゴロッと……いやガラッと変わりましたね。すみません、ジャガイモみたいな表現しちゃいました(笑)。

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【取材後記】

ういらぶ。

「よろしくお願いします!」と笑顔で入ってきた瞬間から、緊張と期待が入り交じる取材現場の雰囲気を一気に明るく元気に変えた平野紫耀。“ピュア”という言葉がまさにドンピシャな、彼のユニークな受け答えにインタビュー中も終始笑いが絶えず、同じ日に取材を受けていた佐藤監督の愛あるツッコミもときおり入る、肩の力がほどよく抜けた時間が過ぎていった。「愛されキャラ、ここにあり」を地でいく彼が、来年はどんな飛躍を見せてくれるのか? 楽しみは尽きない。(取材・文:柴田メグミ)

映画『ういらぶ。』オフィシャルサイト

映画『ういらぶ。』は11月9日より全国公開
(C) 2018 『ういらぶ。』製作委員会 (C) 星森ゆきも/小学館

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