平成最後の仮面ライダー・奥野壮はギャップ萌えの男らしさに注目
イケメン発掘調査隊
『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』奥野壮(おくの そう)【第130回:イケメン調査隊】
インタビュー INTERVIEW
Q:仮面ライダーの主演を射止めたときの気持ちは?
伝えられたときは、信じられなくて放心状態になりました。でも家に帰る頃には「ヨッシャー」って!(ガッツポーズをしながら)子どもの頃から仮面ライダーはずっと観てきましたし、憧れもあったので、気を引き締めて頑張らないといけないと思いました。
Q:子どもの頃に、好きだった仮面ライダーは?
仮面ライダーキバ。ダークヒーロー感が好きでした。見た目で気に入っていました。
Q:今回は20作目にして平成最後の仮面ライダーを演じる気持ちは?
みんなから「平成最後の」って言われていますけど、今までの仮面ライダーと変らず、一つの「仮面ライダージオウ」という作品なので、プレッシャーは感じないようにして作品に臨んでいます。
Q:演技をするのは今回が初めてですが、演じることの難しさをどう感じていますか?
初めてのオーディションでこの役に決まったので、何もかも僕にとっては初めてなんです。でも難しいと思うよりも、現場では毎日楽しくやらせていただいています。
Q:ジオウこと常磐ソウゴを演じるにあたって、役づくりのために何かを参考にしたことはあるんですか?
役づくりのために、何かをしたということはないんですけど、常磐ソウゴというキャラクターが僕とちょっと似ているんです。自信家だったり、世の中を楽観的に見ていたり、勉強が苦手だったり(苦笑)。それから、ジオウは将来王様になるというキャラクターで、今は子どもだから王子なんですよ。僕は子どもの頃からクラシックバレエをやっていて、王子というキャラクターを踊っていたので、ソウゴという役どころにつながっているように思うんです。
Q:長くクラシックバレエをやられてきたそうですが、それが演技に役立っていると感じることはありますか?
そうですね。体幹を鍛えていたこととか、どこかでは役立っていると思います。たとえば、変身ポーズでは指先まで力を入れて変身するんですが、そういったところでバレエの経験を活かせているんじゃないかと思います。
Q:現場でのムードメーカーは?
ウォズ役の渡邊圭祐さんですね。年上というのもあるし、すごく話が面白くて。いろいろなことを経験していて、この作品に関わるまでの話を聞いたりして。撮影現場は本当に和気あいあいとしています。
Q:そんな仲間たちと作り上げている映画の見どころは?
一番は平成仮面ライダー20人が全員揃うシーンがあるので、そこが見どころかなと思いますし、ジオウとしては違う自分になるというシーンが、僕もゲイツ(押田岳)、ツクヨミ(大幡しえり)もそれぞれあるので、そこも見どころです。僕が一番観てほしいのは仮面ライダービルドこと桐生戦兎、犬飼貴丈さんとのダブル変身です!
一問一答 PRIVATE
Q:映画ではいろいろな時代にタイムトラベルできるという役どころですが、もし今タイムトラベルできるとしたら、どこへ行きたいですか?
5年後の自分に会いに行きます。日本映画界を引っ張っていくような役者になっていきたいので、5年後の自分を見て、思い描いていたビジョンと違うと思ったら、軌道修正したいですし、今の自分に吸収したいですね。
Q:目標とする俳優は?
いないです。でも、好きな俳優さんなら瑛太さんです。『友罪』という映画で、何を考えているのかわからないとても不気味な役どころを演じていたんです。どこからどう観ても、ゾッとするぐらい不気味。セリフも表情も徹底して演じられることがスゴイと思って、僕もいつか、そういった狂気をはらんだような役を演じてみたいと思いました。
Q:以前、瀬戸康史さんが好きとおっしゃっていましたよね。
はい、今も好きです。今、NHKの連続テレビ小説「まんぷく」に出演されていて。とてもいい役どころを演じられているなと思いながら、勉強もさせてもらっています。
Q:人のお芝居は気になりますか?
そうですね。ドラマを観ていても、どうやったらこんな表情ができるんだろうと思ったりします。どんな感情で動いているんだろうと、気にして観るようになりました。
Q:好きな映画は?
最近観た作品ですが、『ボヘミアン・ラプソディ』。主演のラミ・マレックの演技に感銘を受けました。どうやったら、ここまで演じられるのかと見入ってしまいました。この映画を観てから、音楽はクイーンしか聞いていないです(笑)。それから『ヴェノム』も好きです。CGも見どころだけど、主演しているトム・ハーディの寄生されたときの表情がスゴイ。
Q:特技のクラシックバレエは、どんなきっかけで始められたのでしょうか?
僕が2歳ぐらいの頃、スーパーで音楽に合わせて踊っていたそうなんです。それを見た母親が、ダンスが好きなら、基礎をやらせるべきと思って、僕にクラシックバレエをやらせたのが始まりです。今はもう踊っていないです。体も硬くなってしまって。これじゃあ、「バレエをやっていました」というのが恥ずかしいぐらいです(笑)。
Q:好きな女性のタイプは?
年上の女性。落ち着いているし、自分の知らないことを知っていたりするところに魅力を感じます。
Q:外見は?
髪の長さが肩ぐらいまでの女性です。
Q:好きな女性には自分から告白する?
そうですね。好きなら好きって言っちゃいます。
Q:理想のデートは?
相手に合わせるのが好きなので、彼女が好きなこと、やりたいことをしたいです。あとは、僕が映画を観るのが好きだから、一緒に行くのもいいですね。
Q:本当に映画を観に行くのが好きなんですね。
そうですね。映画は映画館で観ることに魅力を感じているんです。家で観ると、スマホとか触ってしまって、集中できない。だから、映画館でじっくり観たくて、一人で行くこともあるし、それこそジオウのメンバーと一緒に行くこともあります。『ボヘミアン・ラプソディ』もそうです。でも、ラストシーンで僕はボロボロ泣いていたのに、隣を見たら寝ていて。もう、がっくり(笑)。
Q:もしまとまった時間があったら、何をしたい?
漫画イッキ読みです。最近連載が再開された「ワールドトリガー」にハマっていて、最初からもう一度読み直したいなと。実はものすごく漫画が好きなんですよ(笑)。
Q:好きな漫画が実写化されたら、演じてみたいキャラクターは?
あります! 僕が大好きな漫画で「鬼滅の刃」の主人公、竈門炭治郎(かまどたんじろう)。もしこれが実写化されることがあったら、ぜひ演じてみたいです。
取材・文:前田かおり 写真:上野裕二
インフォメーション MOVIE INFO
『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』ストーリー
常磐ソウゴと桐生戦兎の世界に、異変が生じ、まるで別人と入れ替わるように、仲間たちが次々と記憶を失っていく。さらに、二人の前にスーパータイムジャッカー・ティードが現れる。彼はアナザー電王とアナザーWという強力な手先を差し向け、一人の少年・シンゴを追っていた。シンゴを守る戦いの中で、ソウゴは仮面ライダー好きの青年・アタルに出会う。一方ティードに単身戦いを挑んだ戦兎は、洗脳され操られてしまう。強大な敵を前にシンゴを救おうともがくソウゴたちだったが、そんな中アタルがある告白をする。「仮面ライダーは、現実の存在じゃない」。彼は謎のイマジン・フータロスと密かに契約を結んでいた。その言葉の真意とは一体……? なぜ、いつから、仮面ライダーは虚構(フィクション)の存在となってしまったのか? 謎が深まって行く中、ソウゴと戦兎が追うティードの姿は、初代平成仮面ライダー誕生の地・九郎ヶ岳遺跡にあった。
奥野壮プロフィール PROFILE
生年月日:2000年8月21日
出身:大阪府
身長:168cm
血液型:A型
趣味・特技:漫画、ゲーム、クラシックバレエ
芸歴:2017年ジュノン・スーパー・ボーイ・コンテストでフォトジェニック賞、明色美顔ボーイ賞をダブル受賞。「男劇団 青山表参道X」のメンバー。2018年9月からのテレビドラマ「仮面ライダージオウ」の主人公常磐ソウゴ/仮面ライダージオウで俳優デビューを飾る。
映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』は12月22日より全国公開
「ジオウ&ビルド」製作委員会 (C) 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映