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2018年じんわり心に染みた映画ベスト5

“平成最後”という言葉を多く耳にした2018年も残すところあとわずか! 今年公開された映画の中から、シネマトゥデイ編集部員が特に「心に染みた」という独特目線で映画5作品をピックアップしてみました。よろしければ、お試しください。

■歌が心に染みた! 『アリー/スター誕生』

『アリー/スター誕生』
『アリー/スター誕生』より - (C) 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

今年は音楽映画の当たり年だった。その中でもレディー・ガガが素晴らしい演技と歌を披露したのが『アリー/スター誕生』だ。ガガはスター歌手に才能を見いだされ、スターダムを駆け上がっていく女性を熱演。ガガらが書き下ろした劇中歌は名曲ぞろいで、特に自分に自信を持てなかったアリーが、ジャクソンに背中を押されて一歩踏みだし、大観衆の前で歌う「シャロウ ~『アリー/スター誕生』愛のうた」は鳥肌モノ。さらに、ラストでアリーが披露するバラード「アイル・ネヴァー・ラヴ・アゲイン」はアリーの心情がひしひしと伝わってきて、涙なしでは聴けない。(『ボヘミアン・ラプソディ』の記事ばかり書きたがる 編集部・中山雄一朗)

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■アクションが心に染みた! 『ピーターラビット』

『ピーターラビット』
『ピーターラビット』より - (C) 2018 Columbia Pictures Industries, Inc., 2.0 Entertainment Financing, LLC and MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved. | PETER RABBIT and all associated characters TM & (C) Frederick Warne & Co Limited.

人気絵本シリーズを実写化した本作は、CGと実写を融合させ、可愛いだけでなくリアルでユニークなアクションを生み出した。イギリスの美しい湖水地方を舞台に、うさぎのピーターと隣人の青年・マクレガーが、心優しい女性ビアをめぐって奮闘するハートフルでユニークなドラマ。人間とうさぎが本気で火花を散らす姿はなんとも衝撃的で、どこか笑いも誘う。予想外の動きでマクレガーを翻弄するピーターは悪い顔までキュートで、一方のマクレガーはピーターに向かってガーデニング用のフォークを投げるなど容赦がなく、必死な姿もチャーミング。うさぎたちのアクションも胸躍る仕上がりで、全てのキャラクターが愛おしくて心が温まる。(可愛い動物好き!編集部・梅山富美子)

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■映像が心に染みた! 『君の名前で僕を呼んで』

『君の名前で僕を呼んで』
美しい… - Sony Pictures Classics / Photofest / ゲッティ イメージズ

17歳の少年エリオ(ティモシー・シャラメ)と、24歳の大学院生オリヴァー(アーミー・ハマー)のひと夏の恋を描く。影ができるほど長いまつげを持つシャラメの美少年ぶりをはじめ、緑豊かな北イタリアの夏の風景。「ひと夏」のきらめきを切り取った映像が切ない余韻を残す。水や果物などが2人を官能的に彩っているところも印象的。撮影は、『ブンミおじさんの森』などアピチャッポン・ウィーラセタクン監督作品に参加してきたサヨムプー・ムックディプロームルカ・グァダニーノ監督とは、名作ホラーのリメイク『サスペリア』でもタッグを組む。映像の美しさが、夏の木漏れ日のようにじんわり心に染みる映画。(マッツ・ミケルセン&森山未來に首ったけ!編集部・石井百合子)

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■残酷さが心に染みた…! 『RAW~少女のめざめ~』

フランス発の青春ホラー『RAW~少女のめざめ~』は、強烈なインパクトと映像美。厳格なベジタリアンの家に育った主人公のジュスティーヌは、獣医学校でうさぎの生の腎臓を食べることを強要されたことをきっかけに、カニバリズム(食人)に目覚めていく。人間を食べたいという欲求に、身も心も魅せられるジュスティーヌ役のギャランス・マリリエが、心乱していくさまは恐ろしく、肉食の描写はショッキングで思わず目を背けてしまうほど。美しいフランスの片田舎の景色との対比に心揺さぶられる。(好きなホラーは『サスペリア』!編集部・梅山富美子)

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■家族愛が心に染みた! 『パディントン2』

パディントンと親代わりのルーシーおばさん(共にくま)の出会いを振り返るオープニングから、泥棒の疑いをかけられたパディントンを信じて真犯人を追うブラウンさん一家(人間)の姿、そして訪れるチャーミングなラストまで、全編にわたって家族愛があふれている。しかも彼らはいわゆる“普通の家族”ではなく、血がつながっていなかったり、人間とくまの家族だったりする点もポイントが高い。悪役ヒュー・グラントまでファミリーの一員にしてしまう懐の深さも、心に染みまくり。こんなにも愛に満ちた幸せな映画は他にない。(イギリス映画万歳!編集部・市川遥)

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