『ボヘミアン・ラプソディ』がもっと楽しくなる!トリビアまとめ
クイーンのボーカルであるフレディ・マーキュリーの半生を描き、日本でも大ヒットを記録している映画『ボヘミアン・ラプソディ』。本作をもっと楽しむために知っておきたい10のトリビアをまとめてみた。(編集部・中山雄一朗)
その1:オープニングのファンファーレは特別版
20世紀フォックス作品のオープニングで流れる、おなじみのファンファーレ。本作では特別にクイーンのメンバー、ブライアン・メイ(ギタリスト)とロジャー・テイラー(ドラマー)が演奏した。
その2:歌唱シーンは主にフレディ本人の声が使われた
歌唱シーンでは主にフレディ本人の声が使われ、一部をフレディ役のラミ・マレックや、フレディそっくりの声を持つ歌手マーク・マーテルが歌っているという。音楽監修を務めたベッキー・ベンサムは、オリジナルの音源とフレディらの声を使って「限りなく本物に近いサウンドトラックができた」と語っている。
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その3:クイーンのキャスト全員が楽器を猛特訓
ブライアン役のグウィリム・リーは「全員が死に物狂いで楽器を習得した。演奏する手元のアップも自分たちで演じた。すごく満足しているよ」と明かしている。ロジャー役のベン・ハーディは「生まれてから一度もドラムを叩いたことなんかなかったのに、オーディションでできると言ってしまった」という逸話も。監督から演奏している姿をビデオに撮るように言われ、慌てて練習して合格し、そこから毎日10時間の本格的なレッスンを受けたそう。
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その4:ラミ・マレックは義歯を付けてフレディを演じた
フレディは出っ張った前歯がコンプレックスだったといわれており、ラミ・マレックは義歯を付けて演じた。ヘアメイクのジャン・スーエルは「フレディが歯並びを隠す時に口を動かす癖を、その歯(義歯)で表現したの」と説明する。
その5:アダム・ランバートがカメオ出演していた
「クイーン+アダム・ランバート」として、新生クイーンのボーカルを務めるアダム。クイーン初の米国ツアー中にフレディ(ラミ)が婚約者のメアリー(ルーシー・ボーイントン)に電話をかけるシーンで、近くのトイレに入っていくキャップを被ったヒゲの男を演じた。ブライアン・シンガー監督もInstagramで写真を公開していた。
その6:マイク・マイヤーズに気づかない人が続出
『オースティン・パワーズ』シリーズで知られるマイク・マイヤーズが、EMIレコードの社長レイ・フォスター役で出演。ところが大きなサングラスをかけ、ひげを生やした、もはや誰だかわからないビジュアルで、マイクに気づかない人が続出。本作ではクイーンの音楽が理解できない役どころだったが、マイク自身はクイーンの大ファンとして知られ、『ウェインズ・ワールド』(1992)で「ボヘミアン・ラプソディ」をノリノリで歌うシーンが有名。
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その7:ジョン・ディーコン役はあの名子役
クイーンのベース、ジョン・ディーコンを演じたジョー・マッゼロ(ジョセフ・マッゼロとも表記される)は子役時代に『ジュラシック・パーク』(1993)でパークの創設者ハモンドの孫ティムを演じた。『マイ・フレンド・フォーエバー』(1995)では今は亡きブラッド・レンフローさんと共演し、輸血によりHIVに感染した少年を熱演した。
その8:フレディ役とメアリー役は本当にカップル
フレディ役のラミと、彼が愛した女性メアリー役のルーシー・ボーイントンは私生活でも交際中。先日もビバリーヒルズの高級ショッピング街、ロデオドライブで仲良く肩を組んで歩く姿がキャッチされていた。
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その9:ライヴ・エイドは小道具まで完コピ
クイーンが1985年に出演した20世紀最大のチャリティー音楽イベント「ライヴ・エイド」。映画のラストを飾る同シーンは、イギリスにあるボービントン空軍基地にライブの会場になったウェンブリー・スタジアムのセットを作り上げ、バンドのパフォーマンスはもちろん、アンプやタバコの吸い殻、ペプシのカップまで完璧に再現したといい、その完コピぶりが話題に。劇中で観られるのは4曲だったが、実際にはカットされた「愛という名の欲望(Crazy Little Thing Called Love)」と「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を含む6曲を撮影したそう。
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その10:日本公演のシーンがカットされていた
前述のように本作にはカットされてしまったシーンが多数存在するといい、その中にはクイーンの隠れた名曲として人気を集める「'39」を演奏した日本公演のシーンもあったことが明らかに。ブライアン・シンガー監督はInstagramでその映像を公開している。