のん、女子こそ観るべき!かわいい地球外生命体との友情に太鼓判
提供:東和ピクチャーズ
“創作あーちすと”として、女優業をはじめとした幅広い活動を行なっているのんが『バンブルビー』で初めて世界的ヒットを誇る『トランスフォーマー』シリーズに触れ、「もっと男の子向けの作品かと思っていたら、いい意味で裏切られました」と素直な感想を激白。「かわいくて、おっちょこちょいで放っておけない愛くるしさのバンブルビーがめちゃかわいい。女の子にこそ観てほしい映画です」と太鼓判を押した。
たくさんの“かわいい”が詰まってる!
のんのこの日のファッションは、黄色くかわいいバンブルビーをイメージ。「パキッとしたイエローではなく、どこか温かみのある愛着のわきそうなくたっとした色めのイエローを選びました。特にこだわったのはバンブルビーのシェイプを思わせる、ぶかっとしたラインです」とコーディネイトのこだわりを明かす。
シルエットにこだわったのは、そこにバンブルビー特有のかわいさの秘密があるから。「これまで(トランスフォーマーといえば)ロボット好きな男の子のものだと思い込んでて。でも今回のはかわいいやつなんですよね」とバンブルビーの魅力を語り始めた。
「地球外生命体のバンブルビーにあんな豊かな表情ができるなんて、思いもよらなかったですね。しぐさや行動にも、『かわいい』って思わせるポイントがたくさんありました。細かいところでいうと、驚いてひざを抱えて隅に隠れるところもいいですが、ソファーに思わずどすんと座っちゃうところが好きですね。まさか、バンブルビーは自分が座ったくらいでソファーが壊れちゃうとは思わなかったんでしょう。慌てるあまり、その後、家をめちゃくちゃにしてしまって、申し訳なさそうにしているのも、どこか人間くさい。悪気がないことが見てて分かるから家を破壊されたチャーリーが、本気で怒れずにいるのも理解できます。二人の信頼関係が見えて来るのがまたいいですよね」と語ると、ドジでおっちょこちょいな面もあるバンブルビーの面白シーンを思い出したのか、思わずくすり。
「私は車の免許を持っていないのですが、バンブルビーだったら自動運転もできるから、一緒にドライブしたいです。声帯がなくて話せないバンブルビーがラジオの選曲で気持ちを伝えるむしろかっこよさがありますよね。私なら、カマロよりかわいいビートルの方が好みですが、劇中のはちょっと汚れすぎているので、洗車はしたいかな(笑)」と夢を膨らませた。
女の子なら誰もが感情移入するはず!
本作のヒロインは、思春期の女の子チャーリー。車が欲しいものの買ってもらえず、廃車寸前の車を持ち帰ったところ、その車が突如、トランスフォーム。それがバンブルビーとの出会いだった。家族との行き違い、学校でのいじめ、そして、ちょっと頼りない男の子メモとの甘酸っぱい友情。チャーリーはバンブルビーとともにさまざまな出来事を経験、成長していく。
「孤独なチャーリーにバンブルビーという唯一の友だちができて、どんどん仲良くなっていく姿が見ていてうれしいんです。バンブルビーと一緒にいることで、チャーリーが自信を取り戻して、強くなっていく様子に共感しました。誰からも認められなくて、もやもやして、自分だけが納得いっていない状況が苛立たしくもあり寂しくもあり……どうしていいかわからない、ティーン特有のほろ苦いような、気恥ずかしいような気持ち。境遇が違うかもしれないけど、女の子なら誰もが思い当たるきがする。そこにバンブルビーみたいな規格外でおちゃめな友達ができたら本当に嬉しいだろうなって」とチャーリーとバンブルビーの固い友情ドラマも作品の魅力の一つと語る。
「自分が何になれるのかわからなくて迷っている女の子が自分の足で立ち上がっていく姿にすごく胸を打たれました。私もチャーリーのような役を演じたい。女の子が観たらきっと、『私も変われるんだ』って勇気づけられると思う」と同世代の女子にこそ見てほしいとアピールした。
今の女子を魅了する80年代の音楽&ファッション!
さらに見逃せないのが全編にちりばめられた80年代音楽とファッション。音楽活動も行うのんにとって、劇中で流れる曲は大いに刺激になったようで、「好きになるものが1980年代の音楽が多くて、インスパイアされることも多いんです。私の1stアルバム『スーパーヒーローズ』のジャケットは大好きな忌野清志郎さんとシンディ・ローパーさんを意識しているくらい。洋楽はそんなに詳しくなかったのですが、劇中に流れる曲もキャッチーでかっこいいものばかりだったので、これを機にしっかり聞いてみたいです」と興味津々。
当然、チャーリーのファッションも好みのタイプ。「普段の私はボーイッシュなスタイルが多いんですが、バンドTシャツにショートパンツといったラフなチャーリーの着こなしはいつもの自分に近いですね。新鮮だったのはショート丈のジャンプスーツ。私も一着、欲しいと思いました。この夏はぜひ、チャーリー・ファッションに挑戦したいです。それから、古着屋さんでよく見かける、ネーム入りのボウリングシャツ。あれがくたっとした感じではなくて、パリッとしていたので、“ここでは新品なんだ。そういう時代があったんだ”と改めて気づけたのもうれしい発見でした」とファッションリーダーならではの鋭い視点も。
まるでトトロとさつき!二人の友情が最高
舞台は映画シリーズの第1作『トランスフォーマー』の出来事から遡ること20年前。オートボットのバンブルビーはただ一人だけ、地球にたどり着くが、追われる身となり、記憶も声も失ってしまう。
のんがまずやられたのがやはり迫力のアクションシーンだという。「バンブルビーが戦っているところはむちゃくちゃかっこよかったです」と興奮気味に口を開いた。
「前半のバンブルビーは声も渋くて、かわいいイメージを想像してたら、ぜんぜん、違うんです。そこで声帯を奪われてしまうんですが、人間ではないから、悲惨なシーンも視線を外すことなく、じっくり見られて、ストレートに物語に入り込めます。私はバイオレンスな表現が苦手で生々しいアクションだと、つい痛々しさが勝ってしまうので手をつけないようにしている作品もあるんですけど、バンブルビーは血が出ない。オートボットにしか出来ない表現が詰め込まれてます。闘っている姿が実に痛快です。どんなに打ちのめされても立ち上がっていくバンブルビーが清々しかったです」と女性ならではの視点で、バトル・シーンの面白さを解析した。
さらに監督は、のんが大好きというストップモーションアニメーション『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』のトラヴィス・ナイト。「アクションもワクワクしながら見ましたし、“実写でもこんな素晴らしい世界観を築けるなんて、本当に多才な人なんだな”と終始感心しながら、見入っていました。『KUBO~』でも宮崎駿監督を意識した作品作りを感じましたが、今回のバンブルビーとチャーリーの後ろ姿などはまるでトトロとさつきを思わせるシルエット。ちょっとこじつけでしょうか?! でも、もしかしたらジブリの動物たちのかわいさのエッセンスが監督のなかにしみ込んでいるのかも。だからこそ、こんなにかわいいトランスフォーマー作品になったのだと思います。監督の次の作品もすごく楽しみです!」と力説した。
一番最初に『バンブルビー』を観られて良かった!
『バンブルビー』に触れ、すっかり『トランスフォーマー』シリーズの虜となったというのん。さっそく、「トランスフォーマー」を第1作目から観始めたのだそう。
「『バンブルビー』のことが忘れられなくなっちゃって、どうしても気になるから、1作目を観てみたんです。そしたら、そっちのバンブルビーはかわいいというより、かっこいいんですよね。だから、『そうか! このかわいさは監督オリジナルのものなんだ』と思ったら、ますます愛おしくなりました」とあらためて、今回のバンブルビーとの相性の良さを実感した模様。
シリーズを通して観た人はもちろん、今回初めてその世界観に触れる人も、シリーズファン以上に楽しめる内容であることを身をもって証明したのん。「『バンブルビー』のエンディングは1作目につながっていくんです。だから、シリーズを観てきた人にはきっと熱い思いがこみ上げてくるんじゃないでしょうか。私は、この『バンブルビー』も好き。これまでが男の子のものなら、この映画は女子のものって感じがします」。
映画『バンブルビー』は3月22日より全国公開
公式サイト
映画『バンブルビー』予告編
(C) 2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro. (C) 2018 Hasbro. All Rights Reserved.