探偵からブタまで!『スパイダーマン:スパイダーバース』に登場する6人のスパイダーマン
別次元のスパイダーマンたちが一堂に会する映画『スパイダーマン:スパイダーバース』には、これまでの“スパイダーマン像”を覆すようなキャラクターが多数登場する。ここでは、本作で活躍する個性豊かな6人のスパイダーマンに注目したい。(編集部・倉本拓弥)
マイルス・モラレス
アフリカ系アメリカ人の父とプエルトリコ人の母を持つ中学生で、ひょんなことからスパイダーマンの能力を得ることに。ピーター・パーカーのスパイダーマンとは異なり、黒を基調としたスーツに身を包んで戦う。声を担当したのは、映画『DOPE/ドープ!!』(2015)で主演を務めたシャメイク・ムーア。吹替は、映画『ハリー・ポッター』シリーズでハリーの声を務めた小野賢章が担当している。
ピーター・パーカー
スパイダーマンとしてアメリカ・ニューヨークの平和を守る青年。実写映画やテレビゲームでお馴染みのキャラクターだが、本作では彼の墓が登場。すでにマイルスの世界ではピーターがいない存在になってしまったというが、果たしてその真相は? 『ジュラシック・ワールド』(2015)などのジェイク・ジョンソンが声を担当しており、吹替声優を人気声優・宮野真守が務める。
スパイダー・グウェン
スパイダー・グウェンとして戦うのは、ピーター・パーカーの恋人として知られるグウェン・ステイシー。自身の世界ではバンドに属し、ドラマーとして活躍しながら、スパイダーウーマンとして街の秩序を守ってきた。女性らしい繊細な動きと、白と黒を基調にしたスーツが印象的。映画『バンブルビー』の主人公チャーリー役で知られるヘイリー・スタインフェルドが声優を務めており、吹替版ではアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」などの悠木碧が担当している。
スパイダーマン・ノワール
フィルムノワール調の世界で探偵として活躍するスパイダーマン。ハットにコートというハードボイルドなルックスが特徴的で、原作コミックでは二丁拳銃を用いて戦う。ミルクセーキが好物というギャップも魅力である。声を担当するのは、『ナショナル・トレジャー』や『ゴーストライダー』などで知られるニコラス・ケイジ。吹替版では、ニコラスの吹替でお馴染みの大塚明夫が担当している。
ペニー・パーカー
3145年のニューヨークからやってきたアジア系の少女。キュートなルックスは日本のアニメーション作品を彷彿させる。テクノロジーに強く、「SP//dr」というロボットを操縦して戦う。声優を務めるのは、映画『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』などのキミコ・グレン。吹替では、アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」のめぐみん役などで知られる高橋李依が担当している。
スパイダー・ハム
スパイダー・ハムは、放射能を浴びたブタに噛まれたクモが変身したスパイダーマン。カートゥーン調の可愛らしいデザインに、スパイダーマンのような俊敏性を兼ね備えたギャップが見どころ。コメディアンのジョン・ムレイニーがスパイダー・ハムの声を演じており、吹替版ではアニメ「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」のアレルヤ役などで知られる吉野裕行が担当している。