アベンジャーズ完結は映画史に残る一大イベントだ!
提供:ディズニー
4月26日(金)、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』がついに公開します。前売りチケットの発売初日の売り上げは、発売たった6時間で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を超える全米ナンバーワン記録を達成。日本でも、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』前売り券の最終売り上げ枚数を販売わずか3日間で抜き去り、予告編の再生回数は24時間で2億8,900万回を突破しています。世界を巻き込み一大ムーブメントを巻き起こしている本作の公開は、映画史に残る唯一無二の特大イベントと言ってもいいでしょう。
アベンジャーズここがスゴイ!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、2008年公開の『アイアンマン』から、個性豊かなヒーローを生み出してきたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の10年を総決算する一本。MCUのヒーローは同一の世界観を共有していて、他作品のキャラクターやストーリーがクロスオーバー。それぞれ独立した映画でありながら、背後で壮大なユニバースを形成しています。
そんなMCUの主役級キャラクターが集結するのが『アベンジャーズ』です。2012年公開の1作目から、シリーズ3作品は全て世界興行収入ランキングトップ10入り。興収の合計は50億ドル(約5,500億円)近くに上ります。『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、そんな空前のヒット作を締めくくる文字通りの完結編となります。
世界観は同じですが、作品毎に全く違う楽しみを提供してくれるのがMCUの魅力。社会的なメッセージを込めた傑作も誕生していて、キャストの大半を黒人俳優が占めた『ブラック・パンサー』(2018)は、アカデミー賞作品賞にノミネートされる快挙を達成しました。
製作・配給はディズニーですが、2016年の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが映画化権を所有するスパイダーマンがスタジオの垣根を超えてMCUに合流。ヒーロー映画だけではなく、映画業界の常識をも打ち破ってきたのです。
また、次回作へのヒントを盛り込んだオマケ映像など、ニクい演出が仕込まれているのもMCUの面白さ。各作品のちょっとしたセリフやアイテムが、実は別の映画につながっていたり、観た後にパズルを組み立てるような、知的好奇心を刺激する仕掛けが施されています。『エンドゲーム』は、そうして大切に仕掛けられてきた伏線が全てつながる映画としても注目されています。
映画最大のお祭りがクライマックス!
MCUの盛り上がりに呼応するかのように、マーベル関連グッズも世の中に広まりました。ファミリーや女性向けアイテムも豊富で、デザイン性が高いのも特徴です。
日本におけるグッズ人気は非常に高く、今やMARVELロゴやキャラクターが躍るファッションアイテムを身に着けた、マーベル女子を目にするのも珍しくありません。さらには雑貨にとどまらず、ハイセンスなインテリアにも展開されています。期間限定ストア「MARVEL POP UP STORE」も日本各地にオープンしており、アイテムを求める人で大盛況です。
映画史において、これまで数多くの大ヒットシリーズが生まれてきましたが、人々のライフスタイルに影響することはまれです。その点MCUは『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』シリーズと同様、映画の枠を越えて、ひとつの文化を形成してきたと言っても過言ではありません。『エンドゲーム』の公開は、こうして文化にまで浸透したシリーズが、ひとつの区切りを迎える歴史的瞬間。過去にないほどのお祭りが始まります。
衝撃のラストに愕然!『インフィニティ・ウォー』の衝撃
『エンドゲーム』の前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、己の信念に従って宇宙を望む姿に変えようとする最凶最悪の敵サノスにアベンジャーズが立ち向かいました。
サノスの目的は、無限大のエネルギーを秘めた6つの石インフィニティ・ストーンを集め、全宇宙の生命の半分を消すこと。彼が全ての石を手にすれば、指を鳴らすだけで全人類の半分の命が消し飛んでしまいます。サノスの暴挙を阻止するため、MCUヒーローたちが力を結集して全宇宙を舞台に奮闘。過去にないほどの大群像劇が描かれました。
しかし、アベンジャーズの奮闘も空しく、全ての石を手にしたサノスによって人類半減の悪夢は現実となってしまいます。悪役の勝利で幕を閉じるというまさかの結末に世界中が驚愕。同時に、カリスマ性にあふれたサノスのキャラクターや、ハリウッド大作のお約束を破る結末には、普段はヒーローものを観ないような層からも称賛の声が寄せられました。
さらに高まったのが、続編となる『エンドゲーム』への期待。公開直後からインターネット上では「1年も待てない!」というファンの悲鳴にも近い声が飛び交うことに。そして、ついに待望の1年が経とうとしています。
失ったものを取り戻せるのか?予測不可能のラスト
MCUヒーローの共通点は、それぞれが完全無欠ではない、等身大のキャラクターであること。観客の人々と同じように悩み、失敗し、時には衝突しながら困難に立ち向かっていくヒーローたちのドラマが、多くのファンを引き付けてきました。
そんな彼らの大半もサノスの指パッチンで消滅。完結編となる『エンドゲーム』には、生き残ったアベンジャーズの逆転劇を期待したいところですが、サノスを倒せば全てが終わるわけではありません。失ったものをどうやって取り戻すのか? が本作最大の謎であり、重要な鍵となるのは間違いないでしょう。
しかし、希望はあります。パワードスーツを装着する天才発明家アイアンマン、高潔な精神を持つ兵士キャプテン・アメリカ、神の国アスガルドの雷神ソー。アベンジャーズの中核を担ってきた“ビッグ3”と呼ばれる彼らは、いずれも惨劇を生き延びました。本作の予告編では、ビッグ3がそろってサノスに対峙(たいじ)する胸アツなシーンが登場しています。
バラバラの状態から絆を育んできた、アベンジャーズ初期メンバーでもある彼らは、答えのない戦いにどんな決着をもたらすのでしょうか。ちなみに、メガホンを取ったジョー・ルッソ監督は、本作には大量のネタバレポイントがあると証言しているそう。映画史に残る最大のお祭りを心から楽しむために、観た人からついポロッと聞いてしまわないうちに、なる早で映画館に行く事をオススメします!(編集部・入倉功一)
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は4月26日(金)より全国公開
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』オフィシャルサイト
(C)Marvel Studios 2019