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オタク青年からDCヒーローまで!長身イケメン俳優ザカリー・リーヴァイに迫る

『シャザム!』
新たなDCヒーローを演じたザカリー・リーヴァイは何者? - (C) 2019 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

 いま、世界から熱視線を浴びている長身のイケメン俳優がいる。DC映画『シャザム!』の主演に抜てきされ、人気急上昇中のザカリー・リーヴァイだ。191cmという長身と甘いマスク、抜群の歌唱力と幅広い演技力を兼ね備えた彼は、これまで一体どのようなキャリアを歩んできたのだろうか。(文・構成:zash)

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トム・ハンクスに憧れて俳優の道へ

「レス・ザン・パーフェクト(原題) 」
「レス・ザン・パーフェクト(原題) 」でのザカリー(写真上段の真ん中)- ABC / Photofest / ゲッティイメージズ

 ザカリー・リーヴァイは、1980年9月29日アメリカ・ルイジアナ州にてウェールズ系の家庭に生まれた。幼き日にカリフォルニア州へと移り、6歳の頃から演技に興味を持ち始める。地元の劇団に参加し、数々の舞台に立った彼は、高校卒業後に本格的に俳優の道を志す。当時、トム・ハンクスに憧れていたというザカリーは「グリース」「オクラホマ!」「オズの魔法使い」などの舞台で経験を積み、2001年、米FXにて放送されたテレビ映画『ビッグ・ショット』でテレビデビューを果たす。

 そして、デビュー間もない2002年のこと、ザカリーは米ABC放映のシットコム「レス・ザン・パーフェクト(原題) / Less than Perfect」にキップ・ステッドマン役でレギュラー出演。4シーズンにわたり、同キャラクターを好演した。その後も、カリスマ・カーペンター演じる主人公の恋人を演じたテレビ映画『シー・ジェーン・デート(原題) / See Jane Date』や、マーティン・ローレンス主演の映画『ビッグママ・ハウス2』などに出演した彼は、2004年~2005年シーズンに放送を予定していた米ABCのテレビシリーズ「Three」に出演予定だったが、企画が頓挫。次なる活躍のチャンスをうかがうのだった。

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海外ドラマ「CHUCK/チャック」でお茶の間の人気者に!

「CHUCK/チャック」
「CHUCK/チャック」シーズン1より - NBC / Photofest / ゲッティイメージズ

 2007年よりザカリーは、「ゴシップガール」のジョシュ・シュワルツや「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」のマックGが製作総指揮を務めるスパイコメディー「CHUCK/チャック」の主演に抜てきされる。国家機密の全データを脳にダウンロードされたオタクの青年・チャックを、持ち前のユーモアと決して憎めないキュートな魅力で演じ切ったザカリーは、ティーン・チョイス・アワードに2010年から2012年の3年連続を含む4度のノミネートを果たすなど、お茶の間の人気者となる。同作における魅力的な演技で注目を集めた彼は、この後、もう一つの才能を披露することになる。

『塔の上のラプンツェル』で披露した抜群の歌唱力

『塔の上のラプンツェル』
イケメンボイスかつ抜群の歌唱力! - Disney Enterprises / Photofest / ゲッティ イメージズ

 2010年、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ製作のアニメーション映画『塔の上のラプンツェル』で、主人公ラプンツェルの人生に大きな転機をもたらす泥棒のフリン・ライダーの声を担当したザカリーは、ここで一つの才能を発揮する。ミュージカルとして展開していく同作で、ラプンツェル役のマンディ・ムーアと共に抜群の歌唱力を披露。第83回アカデミー賞授賞式でもパフォーマンスを披露し、その思わず聞き惚れてしまう歌声に驚愕したというファンも少なくなかった。

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「CHUCK/チャック」放送終了後、さらに飛躍!

声明文
マーベル映画にも出演していた! - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティイメージズ

 テレビドラマで人気を博した俳優にとって、その後のキャリアというのは心配の種の一つである。しかし、ザカリーにその心配は当てはまらなかった。2012年に「CHUCK/チャック」の放送が終了してからも、彼は着実にキャリアを積んでいく。2013年にはマーベル映画マイティ・ソー/ダーク・ワールドで主人公ソーの仲間の一人であるファンドラル役に抜てき。2017年公開の続編『マイティ・ソー バトルロイヤル』でも同役を務め、アメコミファンに鮮烈な印象を残した。

 また、2015年には日本でも歴史的大ヒットを記録した海外ドラマ「HEROES/ヒーローズ」の‘‘その後’’の物語を描いた「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」にも出演。話題作への度重なる出演で、ハリウッドにおける彼のネームバリューもますます高まっていく。極めつけは、2018年に出演したAmazonプライム・オリジナル作品「マーベラス・ミセス・メイゼル」だ。ザカリーは、シーズン2から医師のベンジャミン役で出演し、その演技が高く評価された。人気と実力を兼ね備えた次世代俳優として広く知られるようになったザカリーは、2019年、世界的大ブレイクを果たすことになるのだった。

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DCヒーロー・シャザム役に大抜てき!世界中を夢中にさせる

『シャザム!』
シャザムとして再びスーパーヒーロー映画に! - (C) 2019 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

 DCコミックスのヒーロー・シャザムは、1940年に「キャプテン・マーベル」の名のもとにコミックスデビューを飾った。主人公の少年が「シャザム!(Shazam)」と呪文を唱えることで変身するスーパーヒーローは、スーパーマンと並ぶほどの強力なパワーを持つ。ちなみに、シャザム(Shazam)という名前は、ソロモン(Solomon)、ヘラクレス(Hercules)、アトラス(Atlas)、ゼウス(Zeus)、アキレス(Achilles)、マーキュリー(Mercury)という神々の頭文字からとったものだ。のちに大人の事情によって、作品名もといヒーロー名が「シャザム」へと変更になったが、DCコミックスを代表する人気を誇るキャラクターとして知名度を上げる。そんな同コミックの実写化作品において、ザカリーは、タイトルロールにもなっているヒーローを演じることになった。

 映画『シャザム!』は、うだつの上がらない少年ビリー・バットソン(アッシャー・エンジェル)が、「シャザム!」と呪文を唱えることで大人の姿へと変貌し、スーパーヒーローとなって最凶の敵へと立ち向かう姿が描かれる。ザカリーはビリーが大人になった姿を演じており、持ち前のコメディーセンスで、「見た目はオトナ、中身はコドモ」のスーパーヒーローを体現している。

ザカリー・リーヴァイ
お茶目なザカリー! - Morgan Lieberman / FilmMagic / Getty Images

 ザカリーはもともと生粋のアメコミ好きとしても知られており、シャザムを演じることは彼にとって大きな夢であり、挑戦でもあった。どのようなキャラクターであるかを知っているからこそ、最初は自分には相応しい役柄ではないと思ったという。しかし、いざ蓋を開けてみれば、これがハマり役となり、今では全米を中心に最も愛されているヒーローの一人となった。イベントでは、幼いファンから応援メッセージを贈られ、ザカリーが思わず感極まって大号泣してしまう姿も大きな話題となっていた。それほど、彼にとって『シャザム!』という作品は大切であり、誇りなのだろう。

 テレビスターからアメコミヒーロー俳優へと転身した俳優は数多くいるが、その中でも特にザカリー・リーヴァイは、親近感のある等身大のヒーロー像を作り上げたと言っても過言ではない。

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