スパイダーマンを時系列で徹底解説【ヴィラン編】~ネタバレあり~
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(6月28日公開)に合わせて特集してきたスパイダーマンの特集。最終回である今回はスパイダーマンシリーズに登場したヴィランたちを徹底解説していきます。あの懐かしのヴィランから、最新ヴィランまでヴィランとなった経緯も含めてご紹介していきます。ネタバレを含みますのでご注意ください。(真楠ひろ)
初代シリーズ
『スパイダーマン』(2002)
『スパイダーマン2』(2004)
『スパイダーマン3』(2007)
アメイジングシリーズ
『アメイジング・スパイダーマン』(2012)
『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)
MCUシリーズ
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年6月28日公開予定)
アニメ版
『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)※シリーズで分類したので最後にリストしました。公開順では『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)の次にあたります。
初代シリーズ(2002~2007)
『スパイダーマン』(2002)
ボーンソー(ランディ・サベージ)
レスリングで賞金稼ぎをしたとき、スパイダーマンとして初めてコスチュームを着て戦った対戦相手。実はこの時「クモ人間」という名前で挑むはずが、MCに「スパイダーマン」と紹介されたことからこの名を使うようになる。
ノーマン・オズボーン / グリーン・ゴブリン(初代)(ウィレム・デフォー)
軍事企業オズコープ社の社長であり、ピーターの親友であるハリー・オズボーンの父親。実験用の超人血清を服用した副作用で覚醒し別人格のグリーン・ゴブリンが現れ、2つの人格の間で揺れる。グライダーを使用した攻撃が多く、スパイダーマンにさまざまな場面で襲いかかる。その後、息子・ハリーの友人であるピーターがスパイダーマンであると知るが攻撃を続け、最終決戦ではノーマンの人格を現し別人格による攻撃であり自分ではないとピーターに攻撃をやめるように懇願するが、自ら仕掛けたグライダー攻撃をピーターが避けたことで自分に刺さり自滅。
『スパイダーマン2』(2004)
オットー・オクタビアス / ドクター・オクトパス (アルフレッド・モリナ)
科学者であり、核融合の実験で自らの脊髄にAI(人工知能)を搭載した4本の金属製アームを取り付けるが、実験による強力な磁気により施設は壊滅。最愛の妻も失ってしまう。本人も重傷を負い病院に運ばれるが制御チップが壊れアームが暴走し医師たちを殺害。その後は自我を失いさらなる実験をするために銀行強盗など悪事を働くようになる。最後はピーターの説得により自我を取り戻し暴走した核融合装置を止めるため自らを犠牲にし、海の底へ沈んでいく。
『スパイダーマン3』(2007)
ハリー・オズボーン / ニュー・ゴブリン(ジェームズ・フランコ)
第一作『スパイダーマン』でスパイダーマンに殺された軍事企業オズコープ社の社長であったノーマン・オズボーンの息子であり、ピーターの友人。前作でピーターがスパイダーマンということを知り父親を殺された恨みからニュー・ゴブリンとしてピーターを襲うが反撃に合い記憶を一時失う。しかし記憶を取り戻し再びピーターを襲う。
フリント・マルコ / サンドマン(トーマス・ヘイデン・チャーチ)
ピーターの叔父であるベン・パーカーを殺した罪で服役していたが脱獄する。しかし警察に追われ入りこんだ素粒子物理実験場の実験で分子分解されてしまい体の分子が砂となり変幻自在に砂の体を操れるようになる。病気の娘を救いたい一心で強盗などを働き、スパイダーマンと対峙する。
エディ・ブロック / ヴェノム(トファー・グレイス)
スパイダーマンを追うカメラマンで、ピーターに敵対心を持っている。教会でピーターが振り払った謎の黒い物体「シンビオート」に寄生されヴェノムとなってしまう。彼を主人公にした映画『ヴェノム』(2018)が公開されるほど有名なヴィラン。
アメイジングシリーズ(2代目)(2012~2014)
『アメイジング・スパイダーマン』(2012)
カート・コナーズ / リザード(リス・エヴァンス)
ピーターの父親・リチャードの元研究者仲間であり、ピーターと共に開発した爬虫類の再生能力持つ薬品により、リザードへと変貌してしまう。人々を怪物に変えようと薬品を散布しようと試みるが、最終的に解毒剤が散布されたことにより人間に戻り、ビルから転落。その後逮捕される。
『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)
マックス・ディロン / エレクトロ(ジェイミー・フォックス)
オズコープ社の電気技師であり、スパイダーマンに強い憧れを抱いていたが、配電工事中の事故でオズコープ社により、死亡したことにされるが、強力な電気の帯電、それを操作可能とする能力を手に入れたことにより悪事に手を染める。
ハリー・オズボーン / グリーン・ゴブリン(デイン・デハーン)
末期の病の治療のためにスパイダーマンの血清をピーターから手に入れようとするが、断られ、結果的にクモの毒素を注入し、グリーン・ゴブリンと化す。エレクトロと結託し、スパイダーマンを倒そうと計画を企てる。
MCUシリーズ(2017~)
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
エイドリアン・トゥームス / バルチャー(マイケル・キートン)
『アベンジャーズ』での決戦により発生した宇宙人チタウリの残骸を処理する仕事をしていたが、政府そしてトニー・スターク(アイアンマン)の政策により仕事を失い、恨みを持つようになる。そのことから残骸を利用して武器やスーツを作り出し、密売をするようになるが、たびたびスパイダーマンに阻止され敵対視するようになる。ウイング・スーツを着用し、バルチャーとしてスパイダーマンと戦う。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年6月28日公開)
???
予告編では謎の火や水を操る巨人が登場することからヴィランである可能性が高い。1人なのか複数なのかは不明。
アニメ版
『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)
ウィルソン・フィスク / キングピン(声優:リーヴ・シュレイバー)
大柄でスキンヘッドが特徴的。スーパーパワーはないものの、人間とは思えないようなパワフルな腕力でスパイダーマンに立ちはだかる。時空を操作する装置で亡き家族を蘇らせようとする。
アーロン・デイヴィス / プロウラー(声優:マハーシャラ・アリ)
キングピンの手下であり、スパイダーマンに襲いかかる。のちにその正体がマイルス(スパイダーマン)の叔父であるアーロンということが発覚する。強靭なカギ爪などさまざまな戦闘方法で戦う。
いかがでしょうか。ヴィランにも十人十色。さまざまなバックグランドや能力がありました。ヴィランたちを知るともっとスパイダーマンシリーズを楽しめるのではないでしょうか。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のヴィランにもしっかりと注目してみましょう!