『IT』続編は27年後…子役から大人へ!ギャップあり?なし?
恐怖のピエロ、ペニーワイズに怯えた前作から2年……。続編にして完結編の『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が11月1日から日本で公開されます。27年後が舞台とあって、ペニーワイズと対峙した子供たち=ルーザーズクラブの面々も大人に。そこで、同じキャラクターを演じる前作の子役と今作の俳優をまとめて紹介します。
リーダー格のビル役
愛らしい弟ジョージー(ジャクソン・ロバート・スコット)がペニーワイズの餌食となり、心に大きな傷を負った吃音の少年ビル。『ヴィンセントが教えてくれたこと』などのジェイデン・リーバハーが扮したビル役を引き継いだのは、『X-MEN』シリーズなどのジェームズ・マカヴォイ。少年時代のビルはそれほどたくましい印象ではありませんでしたが、思いのほか(!?)ゴツゴツとした男らしさのある大人へと成長したようです。
紅一点のヒロイン、ベバリー役
芯の強さを感じさせた美少女ベバリーは、ソフィア・リリスから『ゼロ・ダーク・サーティ』などのジェシカ・チャステインへ。本作は製作当初から原作小説の設定通り2部作での制作が決まっていたこともあり、ソフィアは海外媒体とのインタビューで大人になったベバリーをジェシカに演じてほしいと希望していたことも。そのキャスティングが現実になりました。
太めの転校生ベン役
最も激変したのは、ベン役でしょう。ベバリーに純粋な恋心を抱く姿がチャーミングだったベン(ジェレミー・レイ・テイラー)は、痩せてイケメンに! テレビシリーズ「ビューティ&ビースト/美女と野獣」でDNA操作によって超兵士にされたイケメン“ビースト”、ヴィンセントに扮したジェイ・ライアンが、大人のベンを演じます。
眼鏡のリッチー役
メンバーいちのひょうきん者と言えるリッチーも、子役のフィン・ウォルフハードが大人のリッチーを演じてほしい俳優として名を挙げていたビル・ヘイダーに決まりました。コメディアンとしての実績もあるビルは、リッチー役にぴったりかもしれません。大人になってもリッチーはルーザーズクラブのムードメーカーなのでしょうか? 楽しみです。
アフリカ系のマイク役
不良グループから暴力を振るわれていたところをビルたちが助けたことによって、ルーザーズクラブの仲間入りをしたメンバー唯一のアフリカ系少年マイク(チョーズン・ジェイコブズ)。NFLプロフットボール選手から俳優に転身した経歴の持ち主であるイザイア・ムスタファが、大きく成長したマイク役を務めます。
病弱なエディ役
過保護な母親の束縛が尋常じゃなかったエディ役は、『シャザム!』の主人公ビリーの親友フレディ役も記憶に新しいジャック・ディラン・グレイザーから、『タンジェリン』などのジェームズ・ランソンへバトンタッチ!
ラビの息子スタンリー役
クルクルヘアのスタンリーに扮したのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の主人公ピーター・クイルの少年期を演じたワイアット・オレフ。大人のスタンリーは、ドラマシリーズ「POWER/パワー」のアンディ・ビーンが演じます。
恐怖と肉体をむさぼる殺人ピエロ、ペニーワイズ役は変わらず…
不気味な笑顔とトリッキーな動きで恐怖のピエロを見事に作り上げ、観客を震え上がらせたビル・スカルスガルドが、ペニーワイズ役を続投します。……きっと、予想の斜め上を行く化け物ぶりを再び発揮するのでしょうね。心の準備が必要です。
監督も、前作に続きアンディ・ムスキエティが務めます。巨匠スティーヴン・キングの傑作ホラー小説を映画化した本シリーズ。前作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は、神出鬼没なペニーワイズと対峙する子供たちの恐怖を描き、全世界で興行収入7億ドル(約770億円、1ドル110円計算、数字は Box Office Mojo 調べ)を超える大ヒットを記録しました。
完結編では「再び“それ”が現れたら僕たちも戻る」と誓い合ったルーザーズクラブのメンバーが故郷へ戻ってきます。田舎町デリーで再び連続児童失踪事件が発生したからです。なぜIT=“それ”は再び現れたのでしょうか……? 27年前の失踪事件の真相や、“それ”の正体や目的が明かされていきます。心して公開を待ちましょう!
(編集部・小松芙未)