本人と比較!タランティーノ新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』キャスト一覧
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、カルト集団マンソン・ファミリーによる女優シャロン・テート殺人事件という史実を軸に、クエンティン・タランティーノ監督が1969年のハリウッドを愛情たっぷりに描いた作品です。落ち目のテレビ俳優リック(レオナルド・ディカプリオ)と彼のスタントマンで親友のクリフ(ブラッド・ピット)というメインの二人は架空の人物ですが、1969年のハリウッドを生きた実在のキャラクターも多数登場します。そこで本人とキャストを一挙比較してみました。
シャロン・テート役マーゴット・ロビー
女優シャロン・テート役を務めたのは、『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン役で人気を博し、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』でオスカーノミネートを果たしたマーゴット・ロビー。シャロンさんは1969年8月、妊娠8か月だったのにもかかわらず、ハリウッドの自宅でマンソン・ファミリーに惨殺されました。マーゴットは「本作においてわたしのシーンは、シャロンさんに敬意を示すものになっています。この悲劇は(世界から)“純真さ”が失われたことを意味しているのだと思います」とコメントしています。
ロマン・ポランスキー役ラファウ・ザヴィエルチャ
『ローズマリーの赤ちゃん』『チャイナタウン』『戦場のピアニスト』などのロマン・ポランスキー監督を演じたのは、同じポーランド人の俳優ラファウ・ザヴィエルチャ。ポランスキー監督はシャロンさんが殺害された時、ヨーロッパで映画の撮影中でした。
チャールズ・マンソン役デイモン・ヘリマン
カルト集団マンソン・ファミリーの首領チャールズ・マンソン役は、オーストラリア人俳優のデイモン・ヘリマン。デイモンは『J・エドガー』『ローン・レンジャー』『ガンズ&ゴールド』などに出演しています。チャールズ・マンソンは自らをキリストの復活、悪魔とも称して、家出少女たちを集めてヒッピーコミューンを形成し、複数の殺人事件に関与しました。2017年11月死去。
リネット・“スキーキー”・フロム役ダコタ・ファニング
マンソン・ファミリーのメンバー、リネット・“スキーキー”・フロム役は、女優のダコタ・ファニングです。『I am Sam アイ・アム・サム』の天才子役としてブレイクしたダコタも、今や25歳になりました。
ブルース・リー役マイク・モー
『燃えよドラゴン』などのカンフマスター、ブルース・リー役は、アメリカ人俳優のマイク・モー。マイク自身もマーシャルアーツに長けており、「ストリートファイター 暗殺拳」ではリュウ役を務めたことも。ブルース・リーはシャロンさんにマーシャルアーツを教えていました。
スティーヴ・マックィーン役ダミアン・ルイス
『大脱走』『華麗なる賭け』『栄光のル・マン』などの俳優スティーヴ・マックィーン役は、イギリス人俳優ダミアン・ルイスです。ダミアンはテレビドラマ「HOMELAND」「ビリオンズ」などで知られ、マックィーン似と評されることもしばしばで、まさにぴったりの配役といえそうです。
(編集部・市川遥)
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は8月30日より全国公開