10代目ピーターパンから映画のヒロインへ!
この美少女に注目
吉柳咲良『初恋ロスタイム』
今後ますますの活躍が期待される若手女優の素顔に迫る本企画。今回は映画『初恋ロスタイム』で、正義感が強く、好奇心旺盛なヒロインを演じた吉柳咲良さんを徹底解剖! 事前に募集したファンからの質問にもお答えいただきました。
PROFILE プロフィール
生年月日:2004年4月22日
出身地:栃木県
身長:154cm
血液型:B型
趣味・特技:ダンス、歌
芸歴:2016年にホリプロタレントスカウトキャラバンで史上最年少グランプリを受賞。翌年ミュージカル「ピーターパン」の10代目ピーターパンに抜てきされ、今年3年目を迎えた。映画『天気の子』ではヒロインの弟・天野凪役として声優に挑戦。来年1月から舞台「デスノート THE MUSICAL」に弥海砂役で出演する。
PRIVATE 素顔に迫る一問一答
Q:【読者質問】芸名の由来は?
咲良は本名で、吉柳は縁起の良さや画数でつけていただきました。
Q:幼稚園の頃から女優に憧れていたそうですね?
石原さとみさんが好きで、中でもドラマ「リッチマン,プアウーマン」でのお芝居は、自分がその場にいるように感じるほど惹き込まれました。そこからドラマをよりたくさん観るようになり、いまに至ります(笑)。
Q:すると理想の演技は?
ナチュラルなお芝居です。
Q:夢を叶えるために必要なものは?
勇気、じゃないでしょうか。行動に移さないとチャンスはなかなか回ってこないと思っています。一歩を踏み出すか踏み出さないか。その差は大きいと思います。
Q:もともと行動力はあるほうですか?
以前は、なかなか動き出せないタイプでした。だからこそ一歩を踏み出すことは、とても勇気のいることでした。
Q:ミュージカル「ピーターパン」で主役のピーターパンを演じたことで、前向きになれたそうですね?
もともとマイナスの方向に考えがちでした。でも「ここがダメだった」と考えても自分がつらくなるだけと気が付いて、そこからは「こうしたらもっとよくなるかも」と考えるようになりました。
Q:舞台で座長を経験し、女優として得たものは?
たくさんの先輩方がいる中でピーターパンを演じることはプレッシャーもありました。でも、一人で抱えきれないことや解決できない悩みは、周りの方々からアドバイスをいただきました。一人ではここまでこられなかったといつも思います。
Q:友達や家族からはどんな性格だと言われますか?
ヘンなところが真面目で、ヘンなところが適当だよね! と言われます(笑)。頭で考えがちな性格なのと、ひとつのことに集中すると他が見えなくなるからかもしれません。
Q:するとオンとオフの切り替えには時間がかかる?
遅いほうかも。スイッチがなかなか入らないときもあります。
Q:以前「負けず嫌いと本番に強いのが取柄」とおっしゃっていましたが?
負けず嫌いだと思いますが、他の人と比べてというよりも、自分に負けたくないというか。限界を決めたくないんです。
Q:デビュー以前、学校ではどんな生徒でしたか?
特定の人と常に一緒にいるのではなく、そのときにいたい人といる感じでした。
Q:いま一番興味あることは?
お仕事を頑張りたいということと、個人的にはチームラボに一度行ってみたいです。
Q:休日の過ごし方は?
基本的に家からあまり出ません。お布団が好きなんです。寝ているのが幸せ。ごろごろして、特に何もしない時間が好きです。
Q:日常的に身体を鍛えていますか?
公演中は、特別なトレーニングはしていません。舞台「ピーターパン」ではフライングがあるので、休みの日は体を休めることが大事だと気がつきました。
Q:好きな映画は?
最近だと『天気の子』にとても感動しました。自分が関わっている(天野凪の声を担当)からだけではなくて! 映像もキレイだし、映画から大切なものをたくさん学んだ気がします。
Q:好きな男の子のタイプは?
ほどよく抜けている人。真面目だけどどこかあっけらかんとしたところのある人が好きです。
Q:理想のデートは?
まったりするのが好きなので、おウチで同じ行動をしなくても、一緒にいるだけで安心できるのが理想です。
Q:結婚願望は?
いまのところないです。
Q:女優としての野望は?
あの役をやっていたの!? と気づかれないくらい、似ても似つかない役がハマっているなと思われるように、幅広く演じられる女優さんになりたいです。
INTERVIEW インタビュー
Q:映画『初恋ロスタイム』は「時が止まる」という特殊な設定の中で展開するラブストーリーですよね。物語全体の印象はどのようなものでしたか?
これぞ青春! という爽やかな作品だと思います。それでいて時が止まるという設定は、特殊ですが私たちが気づかないだけで現実でも時が止まっている時間はあるかもしれないし、ないとは言い切れないですよね。非現実的過ぎない気がして面白いという印象を受けました。
Q:ご自身が演じた時音役は実年齢より上ですが、役柄の印象は?
自分をちゃんと持っていて、いまを生きることに情熱を注ぐまっすぐな子だなと思いました。私自身は恋愛経験がないので、恋というものがなんなのか? という問題もあって。だからこそあまり考え過ぎず、共感できるところを探し、時音という存在を自分の中に落とし込もうと思いました。寄り添うように演じられたらいいなと。
Q:共演された竹内涼真さんが、「映画の最初と最後で顔つきが違っていた」とおっしゃっていましたが?
大人っぽくなれたのでしょうか……? これまでは舞台でピーターパンを演じてきて、今回の作品はこれまでと全然違う役柄だったので、新しいことに挑戦させていただき、なにか成長出来たのかもしれません。
Q:相手役である孝司を演じた板垣瑞生さんとは、最初からなじめましたか?
だんだんと、でしょうか。というのも私はもともと人見知りで、緊張のあまり壁をつくりやすいところがあるんです。だから板垣さんとも最初は恥ずかしくて下を向き、「はい…そうですね」くらいの返答しか出来ませんでした。それでも板垣さんは気さくに話し掛けてくださったので、徐々に私も打ち解けることが出来ました。それはもう、板垣さんのおかげだと思います。
Q:ドキドキするシーンも多かったですよね?
そうですね(笑)。ですが私自身は、あまり考えないようにしていました。私じゃなくて時音だからって。時音は緊張するだろうし、時音としての緊張はアリでも、吉柳咲良としての緊張はいらないなと考えて演じていました。
Q:劇中では堂々としていたので、緊張しないタイプかと思ったのですが?
全然です。いまも緊張しています。撮影中も、最後までずっと緊張していました。それを隠すように、時音と自分自身は別人格として扱おうと思っていました。完全に一致させて演じようとすると恥ずかしくなっちゃうので。
Q:時音と孝司が自転車に二人乗りする場面はまさに青春! というシーンでしたね。
私自身とても爽快感がありました。最初は二人乗りに慣れていなくて怖かったのですが、だんだん楽しくなって、心から撮影を楽しみました。完成した映画を観たときも、ここ楽しかったな~と。それと孝司のように、料理のできる男性って素敵だなと思いました。
Q:ベタな青春というと、どんなシチュエーションを思い出しますか?
放課後カラオケやゲームセンターに寄るのって青春だなと思います。あと浴衣を着てお祭りに行くのも憧れです。
Q:カラオケですか!?
私が好きだから、というのもあって。一人カラオケも大好きです。十八番は「木綿のハンカチーフ」「あゝ無情」、それからREBECCAの「フレンズ」です。「残酷な天使のテーゼ」とか。いろいろなジャンルの曲を歌います。
取材:浅見祥子 撮影:杉映貴子
MOVIE INFO インフォメーション
『初恋ロスタイム』
「罪色の環 -リジャッジメント-」や「座敷童子の代理人」シリーズなどで知られる仁科裕貴の小説を原作にしたファンタジーロマンス。特殊な現象に見舞われる青年が、そこで出会った少女と惹(ひ)かれ合う。メガホンを取るのは『ニセコイ』などの河合勇人。『ホットギミック ガールミーツボーイ』などの板垣瑞生をはじめ、吉柳咲良、石橋杏奈、甲本雅裕、竹内涼真らが出演する。
(C) 2019「初恋ロスタイム」製作委員会
映画『初恋ロスタイム』は9月20日公開より全国公開
Twitter:@hatsukoi_movie Instagram:hatsukoi_movie