第1話冒頭の映像からサプライズ!【ウォーキング・デッド シーズン10】
今週のウォーキング・デッド
いよいよ放送が始まった「ウォーキング・デッド」シーズン10は、第1話冒頭の映像からしてサプライズ! やはりこのドラマは目が離せない。これから毎週、最新話の重要ポイントを確認しよう。(平沢薫)
※ご注意 なおこのコンテンツは「ウォーキング・デッド」シーズン10について、後半の「もう観ちゃった方向け」はネタバレが含まれる内容となります。ご注意ください。
今週のウォーキング・デッド~シーズン10第1話
<これから観る方向け:ネタバレなし>このシーズンでミショーンが卒業、次のシーズンでマギーが帰ってくる!
このシーズンが見逃せないのは、放送が始まる前からわかってる。このシーズンでミショーン(ダナイ・グリラ)が卒業し、前シーズンで姿を消したマギー(ローレン・コーハン)が次のシーズンで帰ってくることが、すでに公式発表されているのだ。そんなシーズンが、ドラマチックな展開にならないはずがない。
「ウォーキング・デッド」ミショーン女優、シリーズ卒業を正式発表
「ウォーキング・デッド」シーズン11が決定!マギー役女優も復帰
そもそも今シーズンは、シーズン9で登場したシリーズ最恐の敵、“囁く者”たちとの戦いが描かれるはず。ヘンリー(マット・リンツ)たちを無残に殺害して“境界線”を定めた“囁く者”たちと、どんな戦いが待っているのか。彼らと戦いの発端が、まったく予期しなかったところからやってくる。
また、シーズンが新しくなるたびに新キャラが登場するのも、これまでのお約束通り。第1話の今回はまず、アレクサンドリアの住民に新キャラ、ダンテが登場。演じるのはテレビシリーズ「S.W.A.T.」や「スノーフォール」のフアン・ハビエル・カルデナス。職業は医師で、同僚のセディク(アヴィ・ナッシュ)と仲が良さそうだが、まだ性格は不明。今後も新キャラたちが登場するので、それも楽しみ。
<もう観ちゃった方向け:ネタバレあり>冒頭の衝撃映像がラストに続く!今回も脚本の巧みさに脱帽!
冒頭の映像にビックリ! 突然、人工衛星が登場して、一瞬、チャンネルを間違えたかと思ったほど。しかも、この人工衛星の落下が、ただのサプライズ映像ではなく、エピソードの最後で、物語上の重要な役割を果たすことがわかる。この脚本の見事さ。やっぱり「ウォーキング・デッド」はスゴイ。
落下した人工衛星が巨大な火の玉となって空を横切り、それまで別々の考えを持ち離れた場所にいた人々が、それを同時に目撃し、一つの場所に集まり、一つの目的のために共同作業をする。しかしその共同作業、つまり衛星落下による森林火災の防火作業のため、人々は“囁く者”の定めた境界線を越えてしまう。きっとそのせいで、“囁く者”との戦いが起きてしまうだろう。“囁く者”との戦いがこのシーズンの中心になることは誰もがわかっていたが、それが人工衛星によって起きるとは、誰に予測できただろうか。
また、第1話なので、これから大きなドラマになりそうな小ネタがあちこちに。ミショーンが子供たちを抱きしめて「何があってもわたしが守る」と言うのを見ると、ミショーンがこのシーズンで本作を卒業する時のエピソードには子供たちが関係する(?)のかと思ったり……。
他にも、今は普通に畑作業をしているニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)は、ゲイブリエル神父(セス・ギリアム)を洗脳して操ろうとしている。医師セディック(アビ・ナッシュ)は“囁く者”の襲撃体験により、今も神経症のような状態になっている。耳が不自由な姉コニー(ローレン・リドロフ)の通訳をしていた妹ケリー(エンジェル・セオリー)の耳が、少しずつ聞こえなくなってきている。これらがいったいどんな事件を巻き起こしていくのか。
そして、何よりインパクト大なのは、ラストシーン。このシリーズでもっとも強い女性2人、キャロル(メリッサ・マクブライド)と“囁く者”のリーダー、アルファ(サマンサ・モートン)が、遠く離れた場所からではあるが、初めて面と向かい合い、互いの目を見つめ合う。キャロルがこの時、“囁く者”に義理の息子ヘンリーを惨殺されたことを思い出さないわけがない。アルファもまた、娘リディア(キャサディ・マクリンシー)がヘンリーのせいで自分の元を去ったことを思い出しただろう。このシーズンのクライマックスは、この最強女性2人の対決になる!?