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クラウドファンディングで映画祭の資金集め!結果は?

まほの別府ブルーバード劇場日記

 津田寛治さんや加藤雅也さんなど多くの映画人が訪れたBeppuブルーバード映画祭を、今年も開催することとなりました。9月の段階から、クラウドファンディングもスタートして、森田は本業のライターのお仕事と、映画祭に向けての準備で毎の口癖が「やばい」しか言わなくなるほどテンパりまくりの日々を過ごしています。今回は、映画祭の準備がどんな風に行われているかをご紹介します!(森田真帆)

資金集めのクラウドファンディングからスタート!

ブルーバード劇場
今年はどんな映画祭になるでしょう?

 映画祭というのは、毎回とてもお金がかかるものです。一回の上映で数万円がかかってくる作品の上映料、ゲストのみなさんの交通費やホテル代、宣伝費などなど、まずはお金を確保しなければなりません。この映画祭の主役は、70年近く、この別府ブルーバード劇場と共に歩んできた岡村照館長。自治体が主催する映画祭とは一味違うのがこの映画祭です。だからこそ、企業だけではなく、映画を愛し、映画館を愛している人たちの助けを借りて、この映画祭を成功させたいという気持ちがありました。昨年から始めたクラウドファンディング(以下、クラファン)を、初めて「やってみよう」となったとき、照ちゃんは「お客様からお金をもらってやるなんて申し訳ない」と嫌がりました。私も、少しだけ抵抗がありました。でもある日、お客さんが言ってくれたんです。「私も映画祭を助けたい。企業だけじゃなくて、少しだけでも援助はできないの?」という一言に背中を押してもらって、クラファンがスタートしたのです。目標金額は200万円! 昨年の2倍を設定しただけに不安も募ります。

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今年初参加の豪華すぎるゲストの皆さん!

ブルーバード劇場
ゲストとのトークが目玉の映画祭です。

 クラファンのスタートと同時に始めたのは作品決めとゲストの方々へのお声がけです。記念すべき初日には、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で多忙な日々を送っている俳優の阿部サダヲさん! 阿部さんは、偶然前回のBeppuブルーバード映画祭の様子を特集していたテレビ番組を見て今年の参加を決めたのだそう! 初めての参加となるBeppuブルーバード映画祭を思い切り楽しんでもらいたいです。今年は監督たちも沢山来場してくれる予定で、『凪待ち』の白石和彌監督、そして『半世界』の阪本順治監督、『狼煙が呼ぶ』の豊田利晃監督、と名だたる監督たちが集結します! こと、豊田監督に関しては、『狼煙が呼ぶ』のプロモーションでブルーバード劇場のトークショーに登壇中に「監督、映画祭に来てください!」っていう森田のタモリさん的な直談判で、「いいとも!」をいただけたのです~。

常連俳優の皆様は出演作を引っさげて参加表明!

ブルーバード劇場
『HE-LOW』の皆さんと再会を楽しみに!

 そして、「照館長のためなら!」と出演作を引っさげて来てくれる常連俳優さんたちも続々と参加が決定。昨年の映画祭で『HE-LOW』を上映後、「来年は続編を持ってくるよ!」と約束してくれた高野八誠監督は、昨年に続き須賀貴匡さん、青柳尊哉さん、今年が映画祭初参加となる吉岡毅志さんと映画『HE-LOW THE SECOND』の上映をいち早く決定してくれ、いつもテンパる森田手伝ってくれる優しいお姉さまの中原翔子さんも来場が決定! 今は森田と2人でどんなおもろい企画ができるかを画策中で、今年も多くの映画フリークたちを楽しませてくれそうです。ちなみに阪本順治監督は、映画『』のロケでブルーバード劇場の映写室を使って以来、照ちゃんとは家族のように仲良くしてくれている監督さん。忙しい時間をぬって来てもらえるゲストの皆さんには、感謝しかありません!

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豪華すぎるゲストと作品が起こした奇跡!

ブルーバード劇場
皆さん、ご協力ありがとうございました!

 さてさて、たくさんのゲストさんに来ていただく代わりに、頑張らなければならないのは映画祭の資金です。 今年は、照ちゃんも88歳の米寿という特別な年! なんとしてでも素敵な映画祭にできるよう、目標額は昨年の2倍の200万円に増やしました。達成できるかどうかが本当に不安でしたが、やはり出だしはなかなか資金が集まらなくて「どうしよう、これじゃあゲストさん誰も呼べない」と真っ青になっていたのですが、そこで奇跡を起こしてくれたのは私の大好きな映画たち! クラファン終了ぎりぎりとなったものの、私自身がワクワクしながら決めた上映作品が発表された瞬間、クラファンの額は一気にアップ。とんでもない盛り上がりを見せてくれました。上映予定作品は『彼女がその名を知らない鳥たち』『孤狼の血』『シュート』『追憶』『パッチギ!』『凪待ち』『HE-LOW THE SECOND』『半世界』『狼煙が呼ぶ』などなど。

ブルーバード劇場
映画祭の主役、岡村照館長。

 結果的には、あと10万円程のわずかな金額でゴールには至りませんでしたが、わたしは本当に奇跡だと思っています。それから、「インターネットわからんからなんもできんけど」と言って封筒に寄付金を入れて劇場に来てくださった方々。皆さんの金額を合わせたら、このクラウドファンディングは大成功と言えます。さあ、映画祭まであと少し。思いっきりスパートかけていきますで!

第3回Beppuブルーバード映画祭は11月29日から12月1日まで開催

別府ブルーバード劇場公式サイトはコチラ

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