キャロル、ニーガン、囁く者…それぞれのもくろみとは!?
今週のウォーキング・デッド
「ウォーキング・デッド」シーズン10の前半も、残りはあと2話。クライマックスに向かって、今回は次のストーリーにつながる事件が続発! これから大きな波紋を呼びそうな出来事も!?(平沢薫)
※ご注意 なおこのコンテンツは「ウォーキング・デッド」シーズン10について、後半の「もう観ちゃった方向け」はネタバレが含まれる内容となります。ご注意ください。
今週のウォーキング・デッド~シーズン10第6話
<これから観る方向け:ネタバレなし>次々と事件が起こる必見エピソード!
今回は、これからのストーリーに大きく影響しそうな出来事が続々起きる、注目のエピソード。かなり前の出来事とつながっていそうな事件もあるので要チェック。また、キャロル(メリッサ・マクブライド)はやっと調子が戻り、久々に彼女とダリル(ノーマン・リーダス)のいい雰囲気のシーンがあるので、この2人のファンは見逃せない。そして前回に続いて、ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)にも見せ場がある。
監督は、映画編集出身で、本作のシーズン4から編集に参加、シーズン8から監督に進出して本作が第3作となるダン・リウ。シーズン4から参加しているベテランだけに、キャラクターの雰囲気をとらえたシーンで魅了してくれる。
脚本は、本作が本シリーズ初脚本のケヴィン・ディーボルト。彼はこのシーズンから共同プロデューサーとして参加。本シリーズでは新顔ではあるが、テレビシリーズ「ボルジア 欲望の系譜」などテレビドラマの脚本を多数手掛けてきた熟練の技を発揮。特にニーガンがひとりでしゃべりまくるシーンは、ニーガンの魅力が炸裂!
<もう観ちゃった方向け:ネタバレあり>ユージーンが未知の女性と交信!彼女がいる場所はひょっとして!?
今回は大事件が続々。まず、ニーガンが“囁く者”の一員になるのがビッグニュース! ベータ(ライアン・ハースト)に捕まえられてからの、ニーガンがベータを挑発しようとあれこれまくしたてるときのふてぶてしさ、毒のあるユーモアは、ニーガンの本領発揮。やっぱりニーガンというキャラクターは魅力的。そして、彼が“囁く者”に加わった目的は、まだ明らかになっていない。ニーガンのことだから、ただ目的もなく参加したわけがない。ベータを手玉にとって、内部からこの集団を攻撃しようとしているのかも?
そして、2つ目の大事件は、ユージーン(ジョシュ・マクダーミット)が無線で未知の女性との交信。彼女は慎重でまだユージーンを信用せず、自分の正体や居場所、参加集団などを明かしていない。しかし、ニュースサイトInsiderでのジョシュ・マクダーミットの発言によれば、彼はこの女性が、シーズン9最終話「嵐の予感」のラストでラジオから聞こえてきた「もしもし、誰か聞いてる?」という声の女性に違いないと確信しているそう。さて真相は?
そして、その彼女はどこにいるのか。まったく未知の新たな集団にいる? それともシーズン9第5話でリック(アンドリュー・リンカーン)とジェイディス(ポリアンナ・マッキントッシュ)がヘリコプターで向かった場所にいる? または、今、マギー(ローレン・コーハン)が訪れている場所、シーズン8第12話でレコードと「未来へのカギ」を交換してくれた中年女性ジョージー(ジェイン・アトキンソン)のいる場所かもしれない。マギーはこのシーズンで復帰すると言われているので、その可能性大?
3つ目の事件は、“囁く者”の偵察に向かったキャロルが、囁く者の一員を捕虜にしたこと。ここから何かが起きそうな? さらに4つ目の事件は、アレクサンドリアで謎の病気が流行していること。これも“囁く者”の仕業なのではないだろうか。
もうひとつ、気になるのはセディック(アビ・ナッシュ)の夢。彼は赤ん坊を抱きながらうたた寝をして、「目を開けろ」というアルファ(サマンサ・モートン)とベータの声を聞いて目を開ける。すると、そこはアレクサンドリアの風車の下。彼は風車が回るのを背景に、何かにおびえている。この夢は何を意味しているのか? 次回、第7話のエピソード原題が「Open Your Eyes(目を開けろ)」なので、このシーンが次回のエピソードに関係していそうで、かなり気になる!