もうまもなく!映画祭を支える縁の下の力持ち
まほの別府ブルーバード劇場日記
まもなく開催される第3回Beppuブルーバード映画祭! この映画祭は、主催の森田では抱えきれないほどの仕事を多くの方々が担ってくれています。それは照館長、そして照館長の娘である実紀さんはもちろん、地域の皆さん、ボランティアスタッフの皆様、そして映画祭のもう一つのテーマでもある多様性を支えてくれる心優しきドラァグクイーンの皆さん。今日はそんな皆さんをご紹介したいと思います!(森田真帆)
お客様に支えられている映画祭
この度、11月10日に解禁となった第3回Beppuブルーバード映画祭の全上映作品とゲストの皆様は、超超豪華な面々がそろいました! 前回の記事でもご紹介した通り、阿部サダヲさん、真木よう子さん、白石和彌監督、阪本順治監督、豊田利晃監督ら初参加組の皆さんに加え、なんとリリー・フランキーさんまでもが参加決定! うれしすぎる! という気持ちと、なんとしてでもポスターに全員の名前と作品名を入れたい思いが爆発して、1か月前ギリギリにポスターデータを入稿する事になってしまいました。普通だったら、めっちゃ怒られてしまうものですが、そこで感じたのは常連の皆さんの温かなブルーバード劇場愛! なんと全国のブルーバードファンの皆さんが、Twitterやfacebookなど個人のSNSを通して宣伝してくれているのです。中には、皆さんにわかりやすいように、自作のCM動画や、タイムスケジュールをわかりやすくまとめたものをアップしている人も。そして劇場に「ポスター配ってくる!」というお客様が、別府中のいろんなところにポスターを貼ってくれています。ありがたい! 本当に、本当に感謝の気持ちをたくさん感じました。
映画を通して多様性を考える
映画祭のたびに、全国から駆けつけてくれるドラァグクイーンの皆さんが今年もブルーバード劇場に集結します。きっかけは、3年前に初めて立ち上げた映画祭。歌って踊って、どんな人でも理解し合っていく絆を軽快な音楽で作り上げた映画『ヘアスプレー』。賑やかなことが大好きで、50か国以上の留学生が住む街、別府だからこそ、上映したい映画でした。この映画を通してLGBTのことを語ってほしい。そんな思いで声をかけたのが、ブルボンヌさん。タレントとしても活躍しているブルボンヌさんの、多様性についての講演を聞いて感動した私は、すぐにブルボンヌさんの元へ飛んで行って出演をお願いしました。ブルボンヌさんとはその時以来、今年も3年目の参加になります。
全国からたくさんのドラァグクイーンが集結!
そして、昨年から大活躍してくれているのが別府で唯一のゲイバーZEROさん。昨年は映画祭ゲストの皆さんとの交流パーティーをZEROさんとコラボ! ブルボンヌさんをはじめ、私の友人のドラァグクイーンたちも駆けつけ、いつもは新宿二丁目で披露しているスペシャルなショーをしてくれてとても盛り上がりました。ある監督さんからは「全国どこに行ってもこれだけカオスな映画祭はないよ(笑)」と言われ、うれしくて鼻高々になりました。そして今年も、全国から超有名なクイーン様たちが参加! 東京からは、安室奈美恵公認女装として活躍するバブリーナさん、テレビ番組などにも引っ張りだこのドリアン・ロロブリジーダさん、そして倖田來未女装として新宿二丁目を中心に活躍しているぽり美さん、沖縄からレスペランザさん、そして別府のドラァグクイーン、虹子Londonさん、ドラァグクイーンではなく、普段はゴーゴーボーイとして活躍しているEIGHTも参加。2日目のプログラム「LGBT」短編集では会場の皆さんと一緒に様々なテーマをバブリーナさんとEIGHTの2人が語ってくれる予定です!
第3回Beppuブルーバード映画祭は11月29日から12月1日まで開催
別府ブルーバード劇場公式サイトはコチラ