衝撃的な事件の実行犯が明らかになる一方、未解明なことも山積!
今週のウォーキング・デッド
「ウォーキング・デッド」シーズン10も今回が前半の最終話! いつものように、やっぱり折り返し地点の最終話は、かなり盛り上げてくれる。あれもこれも片付いてないのに、またもや新たな事件が発生!(平沢薫)
※ご注意 なおこのコンテンツは「ウォーキング・デッド」シーズン10について、後半の「もう観ちゃった方向け」はネタバレが含まれる内容となります。ご注意ください。
今週のウォーキング・デッド~シーズン10第8話
<これから観る方向け:ネタバレなし>前回のショッキングな出来事の背景もわかる!
いよいよシーズン前半の最終話。これを見て、シーズン後半をまだかまだかと待つのが、この頃の本シリーズの楽しみ方。その定番の楽しみ方にぴったりのエピソードになっている。
まずは、前話で判明した衝撃的な事実が、どのようにして起きたのかがわかってスッキリ。あの出来事の続きも描かれる。
さらに、またも新キャラが登場! 演じるケヴィン・キャロルは、テレビドラマ「LEFTOVERS/残された世界」や「スノーフォール」で海外ドラマファンにはおなじみの顔。彼はシーズン後半のストーリーに大きく絡みそうだ。
ちなみに、このシーズン前半は、本シリーズ初の監督、初の脚本家が多い。これも新鮮さを狙ってのことだろう。今回は監督も脚本家もシリーズ初。
監督はジョン・ダール。これまで人気テレビドラマの「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」や「グッド・ドクター 名医の条件」などを監督。映画は、ヴァル・キルマー主演の『もういちど殺して』(1989)、レイ・リオッタ主演の『アンフォゲタブル』(1996)、マット・デイモン主演の『ラウンダーズ』(1998)を監督している。
脚本は、本作のシーズン10からプロデュースに加わったジュリア・ラックマン。彼女はテレビドラマ「コバート・アフェア」(2011~2013)などの脚本を手掛けている。
さて、シーズン後半はどんな展開になるのか。このエンディングでは、また続きを見ないわけにはいかない。
<もう観ちゃった方向け:ネタバレあり>これからどうなるか!?な出来事が山積み!
なんと、ダンテ(フアン・ハビエル・カルデナス)のエピソードがあっさり終了。冒頭に、彼がどうやって仲間になったのかの説明があるのは親切なところ。“囁く者は静かに”の落書きを書いたのがダンテだったことも判明した。
しかし、こんなにアッサリ終わるならなんでわざわざこのエピソードを入れたのかと思ったら、新キャラ、バージル(ケヴィン・キャロル)が登場して、納得。ダンテが実は敵のスパイだったという衝撃的な事件があったばかりのせいで、バージルが善人なのか悪人のか、嘘をついているのかいないのか、ミショーン(ダナイ・グリラ)たちも、番組を観ている観客も、簡単には判断できなくなっている。ミショーンたちは、新人を仲間に入れるかどうか判断するのが、これまで以上に難しくなった。この後遺症は大きそうだ。
そして、シーズン前半の最終話らしく、ラストシーンはいつものように、うわぁ、どうするんだこれ!? 的な状況。囁く者のリーダー、アルファ(サマンサ・モートン)の罠にかかり、ダリル(ノーマン・リーダス)たちはウォーカーの大群に取り囲まれる。しかも、その場所は彼らが落下した、地下の洞穴のような場所。はたしてここに逃げ場はあるのか? これではなんとか乗り切るとしても、誰か犠牲者が出てしまうかも?
そして、新キャラ、バージルと一緒に船に乗り、彼の住む海軍基地に向かったミショーンは、無事に武器を手に入れられるのか? 彼女が仲間と別れて単独行動をすると、ついついミショーン役のダナイ・グリラがこのシーズンで卒業することを思い出し、ミショーンに何かが起きてしまうのかと、心配になるのだが……。
加えて、このシーズン前半には、他にも先の読めない動きがたっぷりある。囁く者に参加したニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)は何をしようとしているのか? ユージーン(ジョシュ・マクダーミット)が無線で話した未知の女性は誰なのか? リディア(キャサディ・マクリンシー)はどこで何をしているのか? エゼキエル(カリー・ペイトン)はキャロル(メリッサ・マクブライド)に自分の病気のことを最後まで言わないのか? そんな「さぁ、どうなる?」が山ほど残ってる。そしてやっぱり、このシーズンのクライマックスは「アルファVS.キャロル」なのか!? シーズン後半が今から待ち遠しい!