2019年最新クリスマス映画どれ観る?
令和初のクリスマスを盛り上げる、2019年に公開&配信された最新のクリスマス映画をピックアップ。クリスマスにちなんだ作品を観て、クリスマス気分を盛り上げよう!(編集部・香取亜希)
新たなクリスマス映画のド定番決定
『ラスト・クリスマス』劇場公開中
クリスマスの定番曲ワム! の「ラスト・クリスマス」からインスパイアされた、クリスマスの奇跡を描いたラブコメディー。「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのエミリア・クラークふんする人生に行き詰まったヒロインが、不思議な青年トムに出会ったことで再び生きる意味を見出します。
名曲「ラスト・クリスマス」による「ラスト・クリスマス」のための映画と言っても過言ではない極上のクリスマス映画! 全編を通して流れるワム! とジョージ・マイケルのヒット曲の数々に、問答無用でクリスマスムードは最高潮へと盛り上がります。さらに、ヒロインはクリスマスショップに勤めているので、これでもかというほどクリスマスグッズが映し出され、耳だけではなく目からもクリスマスを楽しめます。物語は軽いラブコメでありながら、クリスマスの精神である奉仕と感謝、そして許しも描かれ、新たなクリスマス映画の定番となるにふさわしい作品に仕上がっています。隠れた見どころとして、脚本と原案を担当したエマ・トンプソン、ミシェル・ヨーのベテラン大物女優があえての珍(?)演技をみせるシーンが爆笑もの。
クリスマスイブに少しの勇気を
Netflix映画『クリスマスに降る雪は』独占配信中
アメリカの田舎町に住む高校生たちが体験する、クリスマスイブの出来事を描いたオムニバス作品。シャメイク・ムーア、イザベラ・モナーら若手俳優たちが多数登場し、若者たちが等身大の恋愛模様を繰り広げます。
クリスマスイブをきっかけに、友達以上恋人未満の幼なじみ、元カレを忘れられない女子、秘密の恋に葛藤するカップルなど、それぞれの恋愛が動き出します。クリスマスは日ごろ言えずにいたことを伝えるいい機会。そんな勇気をもらえ、クリスマスマジックを信じさせてくれる一作。恋愛エピソード以外でも、『スパイダーマン』シリーズで主人公の親友としておなじみのジェイコブ・バタロンが、クリスマスパーティを主催する友人役で登場していい味出しています!
白馬の騎士と恋に落ちるファンタジー
Netflix映画『クリスマス・ナイト ~恋に落ちた騎士~』独占配信中
14世紀イギリスの騎士が2019年のクリスマスシーズンでにぎわうオハイオ州にタイムスリップし、恋に傷ついた女教師と出会うラブロマンス。『ハイスクール・ミュージカル』シリーズのヴァネッサ・ハジェンズが、イケメン騎士と恋に落ちるヒロインにふんします。
ジョシュ・ホワイトハウスふんする騎士の浮世離れした古めかしい紳士ぶりが新鮮。白馬に乗った王子様ならぬ白馬の騎士の純粋さは、愛を信じる気持ちを忘れたヒロインの渇いた心に突き刺さります。つらい現実を知っていればいるほど、心のどこかでおとぎ話のような愛を渇望してしまうのが女子の心理。クリスマスの魔法で運命的にめぐり合った二人の恋模様は、これでもかというほど甘くロマンチックな気分に浸れるので、夢見る乙女の気持ちを忘れていない女子にはたまらない!
サンタクロースのゼロストーリー
Netflix映画『クロース』独占配信中
コメディー俳優のジェイソン・シュワルツマンが主人公の郵便配達員、オスカー俳優のJ・K・シモンズがのちにサンタと呼ばれるおもちゃ職人クロースの声をそれぞれ担当。『怪盗グルーの月泥棒 3D』の共同クリエイターであるセルジオ・パブロスが監督を務め、サンタクロースの誕生秘話を描いたアニメーション。
クリスマス前に子供がすることといえば、サンタクロースにどんなプレゼントがほしいか手紙を書くこと。それは一体いつから始まった? その始まりの物語を、ユニークな発想で作り上げています。クロースが子供たちにおもちゃを贈ることで、それまで殺伐としていた周りの大人たちの心も温かく包み込むことができる。人への思いやりの大切さを感じる、まさにサンタクロースからの贈り物のような1本です。CGアニメが主流の時代に、90年代に使われていた手法で作られている点も、ほっこりとしてどこか懐かしい印象を受けます。
家族のきずなが深まるクリスマス
Netflix映画『クリスマス・プリンス:ロイヤルベイビー』独占配信中
2017年から続いている『クリスマス・プリンス』シリーズ第3弾。ニューヨーク出身のジャーナリストが、1作目で王子様と恋に落ち、2作目で王子様と結婚し、最新作ではロイヤルベイビーを出産します。シリーズおなじみのキャスト陣が再集結し、アルドヴィア王国にまつわるクリスマスの伝統とベイビー誕生を祝います。
シリーズを追うごとにクリスマスデコレーションの華やかさが増し、特に今作ではロイヤルファミリーの城が、電飾でキラキラにライトアップされて、まるでディズニーランドのような輝きよう。また、主要メンバーがほぼ変わっていないのも、シリーズファンにはうれしい点。ローズ・マクアイヴァーふんするヒロインのプリンセスぶりも板につき、風格と威厳のある姿にプリンセスとしての成長が感じられます。もし来年シリーズ4作目があるとしたら、子育てに奮闘するプリンセスの様子が見られるかも。
これでクリスマス気分のチャージは完了。いざ、メリークリスマス!