『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』キャラクター紹介!ゴージャスな女性だけの最凶チーム
3月20日に公開されるDC映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(キャシー・ヤン監督)には、ハーレイ・クインが新結成する女性だけの最凶チーム「BIRDS OF PREY」が登場! 本作の衣装を担当したエリン・ベナッチ(『ネオン・デーモン』『ドライヴ』など)の解説付きで、キャラクターたちとその衣装のポイントを紹介していきます。(取材・文:編集部・市川遥)
モラルゼロで暴れまくる天真爛漫な悪カワ!ハーレイ・クイン
マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインは、華麗さと快適さをミックスさせたファッションが大好き。本作では『スーサイド・スクワッド』のジョーカー(ジャレッド・レトー)と別れた後を描くため、ジョーカーのためではなく、自分自身のために自分がいいと思う服を着ている点がポイントです。
「彼女は大胆で正直で、どんな困難にも対処する準備ができている人。だからピンヒールやスカートのことは決してない。わたしたちは彼女をキックができて、走れるようにしたかったから。それに彼女の靴や服は見た目よりもものすごく機能的なの。パンツは全方向に伸びる素材だし、彼女の靴にはしっかりとしたヒールがついている」
ハーレイについてマーゴットとしっかり話し合ったというエリンは「何でもキラキラ光るものに気を取られる」という彼女の性質も取り入れ、ファッションに輝くものを含めることにしたといいます。「それに彼女には何でも盗む能力があるから、彼女は何でも自分が欲しいものを手に入れることができる。つまり、わたしたちがやれることは無限だったの」と振り返っています。
ブラックマスクに囚われた超高音波の歌声を持つ歌姫!ブラックキャナリー
ジャーニー・スモレット=ベル演じるブラックキャナリーは、究極のシティガールでサバイバー。エリンはキャナリーについて「夜は官能的な歌手で、昼間はビジネスウーマン、そして生まれつき完璧なコーディネートというものを理解している人。ヴィンテージの洋服屋に入っていって、7ドル(約770円)しか使わなくても素晴らしい姿になって出てくるといったタイプなの」と解説します。
コミックからは黒のレザー、網タイツ、イエローとブルーという彼女を表す要素とカラーを取り入れ、それを夜のドレスや昼のビジネススーツに発展させました。ベルトにある「D」は、彼女の本名ダイナ・ランスの「D」です。
出世から見放された、ゴッサム市警のはぐれ者刑事!レニー・モントーヤ
ロージー・ペレス演じる刑事のレニー・モントーヤは、本作でとてもつらい経験をするのだそう。エリンは「彼女の他の服はある理由でダメにされてしまい、Tシャツ以外に着るものがないという状況になってしまう。そのTシャツは警察署の遺失物保管所にあったものなの。そして彼女はそのことを全くハッピーに感じていない」と明かしています。
マフィア一家に生まれ、秘密の過去を背負った危険な殺し屋!ハントレス
メアリー・エリザベス・ウィンステッド演じるハントレスは、殺し屋だけに、常に機能性とスタイリッシュさを兼ね備えた服をまとっています。
「シュプリームとルイ・ヴィトンを合わせたような感じ。ハントレスの服は全て、彼女のためにオーダーメイドされていてハイテクなの。彼女のパープル、シルバー、ブラックの配色に関しては、コミックをかなり調べたわ。コミックには彼女がフードを被ったシルエットがたくさん出てくるけど、わたしたちはそれを本作でもやっている」
プロ級のスリの腕を持つ少女!カサンドラ・ケイン
ジャーニー・スモレット=ベル演じるカサンドラ・ケインは、ストリートで暮らす浮浪児。謎のダイヤを盗んだことで、ハーレイにもマフィアにも狙われることになります。コミックでのカサンドラ・ケインはバットガールになりますが、本作では果たして……?
「彼女は、盗んだ物を全てその大きなフワッとした赤いジャケットの中に入れている。おてんばで、こっそり盗むの。彼女についてわたしが言えるのはそれだけよ。彼女は最高に盗みがうまくてクールなの」
悪の世界を牛耳る、残忍でサイコな極悪!ローマン・シオニス(ブラックマスク)
ユアン・マクレガー演じるローマン・シオニス(ブラックマスク)は本作の悪役です。オシャレなローマンにはクラブ用の服から、殺しのための服まであります。「彼が持つものは全てオーダーメイド。彼は“そのアイテムを持っているのが自分だけ”という世界にいるのが好きなの。非の打ちどころがなくて、常に身なりを整えている。自分が着るものについてものすごくこだわっていて、自分の家の中でもおしゃれするのよ」
ナイフを自在に操る、ブラックマスクの狂信的な右腕ビクター・ザーズ
クリス・メッシーナ演じるビクター・ザーズは、ブラックマスクの狂信的な右腕にして、すご腕のナイフ使い。スキンヘッドの印象が強いザーズですが、本作ではスキンヘッドと同様にコミックでも描かれているプラチナブロンドが採用されています。彼は殺しをするたび、体にナイフで傷を入れていきます。
「ビクター・ザーズはローマンの仲間の一人だから、彼にとてもファッショナブルでスタリッシュ。でも、ちょっと怖く、ストリートのピンチラみたいに見えようにした。バズ・ラーマン監督の『ロミオ&ジュリエット』から大きなインスピレーションを得たの。ものすごくスタイリッシュなギャングやその周囲にいる男たちにね。それぞれ全く違うスタイルだけど、観客が見て『彼はローマンの仲間だ』とわかるという点にこだわったわ」
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